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登場人物・用語第一集

今回は陽組編と日常編で出てきた登場人物と用語をまとめてみました。

『登場人物』


森重将斗もりしげまさと

本作品の主人公。十九歳、身長168センチ。戌の十二支の契約者。他人の為に頑張る事を嫌う少年。元々騙されやすい性格だったため今の性格が形成されたが、基本的に宗光と霊慧丸以外には無意識に心の壁を作るようになったため、あまり騙されなくなった。前世の記憶が無く、戌月をまだ受け入れられないでいる。戌月と出会ってからときたま、謎の夢を見るようになる。そこで黒い膿を垂れ流す異形や、クロとチャコという二匹の犬と出会う。夢の世界で得た記憶は残らない事が多いが、最近クロとチャコの名前は残っていた。霊慧丸と戌月に出会うまで父親と二人暮らしだった。母親は昔交通事故で亡くなっているらしいが、家に仏壇等は無い。

 好きな食べ物はカレー。

 神器は大野太刀・牙、神威は五感限界突破だが、どちらも覚醒、開眼はない。


戌月いつき

 将斗の十二支である、戌を司る者。年齢不明、身長154センチ(犬の耳を含む)。犬がそのまま人になったような性格で、犬らしい行動が多い。その為兄弟や契約者達からは馬鹿と言われているが、良い意味で馬鹿正直と認識されている。苦手な物も犬に近く、中でもチョコレートと玉葱がダメで、食べると一日中吐き気が止まらなくなる。全てにおいて将斗優先で、彼に尽くす事が彼女の喜びになる。なので彼女は嫌われる事を極端に嫌い、好かれようと努力する。最近の悩みは皆から躰が糠臭いと言われる事。嗅覚は十二支一だが、現代は匂いが強過ぎて殆ど役に立たない。だが将斗の匂いだけは絶対に分かる。この事から、戌月は重たい女と将斗に思われている。犬耳と尻尾を出している方が落ち着くそうだ。

 好物は肉全般、魚肉ソーセージ、ドラ焼き。

 固有武器は双剣・花咲。名前のモチーフは『はなさかじいさん』。

 本来の姿は巨大な神々しい山犬。


木嶋詩織きじましおり

 寅の契約者。十七歳。身長165センチ。顔立ちが中性的で、姉の趣味で髪型を短いポニーテールにしているので、よく女の子に間違えられる事が悩みの少年。性格はどことなく冷めており、姉以外と話す時は大抵作り笑顔で話す。特に寅果には冷たく接するが、その理由は不明。病的なほど姉が大好きなシスターコンプレックスを患っているが、何故そうなったかも不明。高校は中退しており、姉が店主をしている木嶋屋を手伝いながら生活している。神威開眼による副作用で、『他者の命を奪う事に快楽に近いモノを感じる』という重度の精神病を持っている。契約者の中でもこの副作用は重度に部類され、彼だけの秘密だ。

 好きな食べ物は姉が作った物全般。

 神器は鎧甲・腕。十二支の寅果の左腕が無いため、左腕の腕は完全に実体化しない。神威は因果応報。


寅果いんが

 詩織の十二支であり、寅を司る者。年齢不明、身長170センチ(虎の耳を含む)。十二支の中でも中間管理職のような立場にいて、上にも下にも個性豊な兄弟がいる為ストレスを受けやすい。その為いつも疲れている眼をしており、ストレスが限界までたまると暴走する。詩織からの不遇な扱い、美空からのからかい等で最近ストレスがたまりやすい。昔の闘いで契約者を庇い左腕を失っている。左腕が無い事を寂しく思い、虎の耳と尻尾を出している。やはり猫科なのでマタタビ等に過剰反応を示す。十二支の中でも屈指の腕力を持つが、鍛え方がボクサーに近い為、堅いの二の腕と薄く割れた腹筋をコンプレックスとしている。十二支の中で唯一辰雷の事を『辰』と呼ぶ。

 好きな食べ物はサーモンと牛カルビ。

 固有武器は木登。名前のモチーフは『トラが木登りの出来ない理由』。

 本来の姿は岩をも砕く前足を持つ大虎。


美空みそら

 辰の契約者。自称二十三歳。身長185センチ。現段階では最も謎が多い青年。笑顔が嫌いと言いながら自分はいつもにやけていたりと、彼の言動は矛盾していたりおかしなモノが多い。更に自分の事を皮肉まじりに特別とよくいう。性格は情緒不安定な部分があり、変態かと思いきや残虐性を曝け出したりと安定しない。寅果からは、現在の契約者中最強と言わせる程の戦闘力があり、その戦闘は情け無用な残虐なものが多い。

 秋田県にあるボロアパートに辰雷と共に住んでいる。そこの住人の中にマッドサイエンティストが居る為、美空は彼から薬や機械の知識を得て、自分も発明している。特別とおい、が口癖でよく多用する。寅果と同じように辰雷の事を『バカ辰』や『辰』と呼ぶ。

 好きな食べ物は林檎。

 神器は双銃・眼。神威は千里眼。千里眼は広範囲に見ると解像度が悪く、部分的に見れば解像度は上がるが範囲は狭い上負担が大きいので、使い勝手は決してよくない。


辰雷しんらい

 美空の十二支であり、辰を司る者。年齢不明、身長176センチ(角は含まない)。見た目は良いが、性格が子供っぽい為残念美人とされている。言動もふざけたモノが多い。美空の名付け親であり、自称保護者。彼女の角は何故か純金で出来ており、生え変わる為美空達の金は辰雷が生産していると言っても過言ではない。だが美空が発明やらで無駄遣いするため、金欠状態が多い。美空とは喧嘩をよくするが、何だかんだで良いコンビ。

 十二支の中でも、辰は特別であり、水と雷の二つの元素を操れ、固有武器の小夜衣を美空の許可がおりれば自分と瓜二つの人間態に変える事が出来る。まだ隠した能力が存在する。何故辰雷が他の十二支に出来ない事ができるのか、それを知っているのは本人と美空、子乃、丑夜だけである。

 好きな食べ物はエビチリと餃子。

 固有武器は小夜衣。名前のモチーフは『美しい竜の娘』。

 本来の姿は雷を従える竜、小夜衣は水を従える竜。


・ヴァン・レイド

 午の契約者。十四歳。身長142センチ。外国生まれの日本育ちの少女。

 好物はたこ焼きと焼きそば。

 詳しくは登場人物・用語第二集へ続く。


空午くうご

 ヴァンの十二支であり、午を司る者。年齢不明。身長198センチ。

 好物はサラダうどん。

 本来の姿は百里を駆けても息切れ一つしない黒馬。

 詳しくは登場人物・用語第二集に続く。



子乃しの

 赤音の十二支、子を司る者。年齢不明。身長は138センチ。

 好物はとろけるチーズと栗。

 本来の姿は不明。

 詳しくは登場人物・用語第二集に続く。


外之道赤音そとのみちあかね

 子の契約者。十四歳。身長150センチ。子の契約者になる者が生まれる、外之道家の長女。

 好物は棒付きの飴等の駄菓子。

 詳しくは登場人物・用語第二集に続く。


申太しんた

 申を司る者。故人。


森重宗光もりしげむねみつ

 将斗の父親。三十八歳。身長177センチ。男手一つで将斗を育て上げた。真面目で堅物だが、どこか抜けた天然なところがある。将斗の事を大切に思っている、が、そのせいで空回りすることが少々。霊慧丸を実の娘のように可愛がっているが、戌月は息子を狙っているように思い、警戒している。十二支達の闘いの事はしらない。

 好きな食べ物は糠漬けと焼きプリン。


木嶋理音きじまりおん

 詩織の姉。二十四歳。身長165センチ。和菓子屋、木嶋屋の店主であり、いつもニコニコしている明るい女性で、客からの人気は高い。店は理音の祖母から受け継いだ。歳の離れた弟の詩織と二人暮しだったが、寅果がやってきた為少し賑やかになった事を喜んでいる。十二支達の闘いは認知している。

 ある理由によって、二人には両親は居ない。

 好きな食べ物は大福とおはぎ。


霊慧丸たまえまる

 観測組最後の生き残り。年齢不明、身長133センチ。本来の姿は年老いた狐だが、人間態は若々しく幼い少女の見た目になる。自分の名前を気に入っておらず、周りに『たまちゃん』と呼ばせている。若い人間と話がしたくて、許可を得て森重家に住み着いている。だが将斗の影響か分からないが、前髪ちょんまげで芋ジャージという格好で引きこもりライフを楽しんでいる。格闘ゲームが強いが、将斗にはかなわない。宗光の事が大好きで、夜は一緒に寝ている。最初は将斗の事をまっつぁんと呼んでいたが、仲良くなると名前で呼ぶようになった。

 好きな食べ物はいなり寿司と羊羹とトウモロコシ。


川之城五郎左衛門かわのじょうごろうざえもん

 護衛組最後の生き残り。年齢不明。身長180センチ。河童のルーツ。ロ●コン。美空のマブダチ。

 好物はキュウリ。許せない物はかんぴょうと孤独。以上。


・黒い異形

 将斗の夢、映像の世界に現れる謎の存在。将斗を襲う等の行動をする。言動からして将斗が前世の記憶が蘇らない理由の元凶の可能性が高い。


・クロ

 将斗曰く戌月の親代わりをしていた雄の黒い毛の雑種犬。将斗の夢に現れる。


・チャコ

 将斗曰く戌月の親代わりをしていた雌の茶色の毛の柴犬。将斗の夢に現れる。


『用語』


十二支守護獣じゅうにししゅごじゅう

 狐狗貍を滅殺する存在。十二支の通り十二種類存在するが、申太が死んでしまった為十一種類になった。本来の姿は獣だが、人の姿に化ける事が出来る。人に化ければ躰の構造が人間と変わらないので、子供を成す事もできる。しかし今は能力が劣化し、獣の姿に完全に戻れなくなった。霊的力が強い人間にしか見えなくなるようになる能力を持っている。

 殆どが固有武器を所持しているが、持っていない者もいる。固有武器が無い者は特殊な力を持っている。丑の十二支がそれにあたり、固有武器を所持していない変わりに記憶と情報を操作する能力が使える。

 十二支誕生と狐狗貍誕生、そして何故狐狗貍と闘わなければいけない理由は、子乃しか知らない。

 十二支は男女六体ずつ居ると美空は語るが、あやふやな存在である小夜衣も含めれば十三体居る事になる。

 劇中では十二支という呼び方が主流だ。


狐狗貍こくり

 グロテスクな見た目をした謎の怪物。人が造った物を破壊し、人間を殺す。それだけに執着するような行動する。基本的に動物が怪物化した見た目だが、蟲型という種類がいる。蟲型は分裂や増殖ができるが、戦闘力がとても低い。行動理由は謎で、十二支の中にも不思議に思っている者が居る。

 狐狗貍は全部で百八匹いて、十二支によって現在着実に数が減っている。


・契約者

 十二支と契約し、共に闘う人間。十二支は契約した人間と再会の契を結ばなければ、力が殆どでない。だから十二支にはかけがえの無い存在となる。契約者の魂は転生し、闘いが真の意味で終結しない限りその任から解かれる事はない。契約者は転生する度記憶が引き継がれるが、劣化している為記憶は完全ではない。


・再会のさいかいのちぎり

 転生した契約者と十二支が再契約するための事。握手をするのが条件。


獣印じゅういん

 契約者の証。霊的力が無い者には見えない。


神器じんき

 契約者が闘う為の武器。形状はそれぞれ違いがあり、武器としての機能を果たすだけの殺戮特化型と、特殊な力を持つ元素解放型に分かれている。

神威かむい

 契約者が持つ特殊能力。これが開眼する事によって、脳内のリミッターを外し超人的な身体能力を得られるが、副作用として重たいモノなら精神病に近いものを患う事になる。何故か美空はこの副作用が出ていない。

 神威も脳酷使型と身体酷使型に分かれている。脳酷使型は通常より大きく脳内リミッターを外す。


陽組ようぐみ

 狐狗貍に対応する為、十二支を二つに分けている組織の一つ。子、寅、辰、午、申、戌の六体が東日本と北日本を守護している。リーダーは子乃。将斗と戌月はこちらに所属している。


陰組いんぐみ

 陽組とほぼ同じ組織。残りの六体が西日本と南日本を守護している。こちらのリーダーは丑夜。


観測組かんそくぐみ

 霊慧丸が所属している十二支のサポート組織。今では霊慧丸しか居ないので、殆ど解体されているとってもおかしくない。狐狗貍を発見し、情報を十二支に提供する事が仕事。しかし一個体の戦闘力は人間以下の為、護衛組が護っていた。今では機能していないが、美空の千里眼があるため影響は少ない。霊慧丸を含め十二支同様、どうやって自分達が生まれたのかは分からない。


護衛組ごえいぐみ

 観測組と同じサポート組織。こちらも一人しかいないため、殆ど解体状態。弱い観測組を護るための組織なので、十二支程ではないがまあまあ強い者が揃っていたが、もう一人しか残っていない。護衛組の者達もどうやって生まれたのかは分からない。


・五芒魔星

 通常の狐狗貍より格上の存在。木を司る青龍。火を司る朱雀。土を司る白虎。水を司る玄武。そして、悪食魔王の次に強いと謳われるごんを司る、麒麟。この五体で結成されている。一個体でも国一つに匹敵する戦闘力を有しているが、五芒魔星の中でも強さの順位がある。


悪食魔王あくじきまおう

 十二支最大の敵。見た目や能力の情報はなく、強大な力がある事しか分かっていない。あまりの強さに倒す事ができず、陰陽師達が集まり、一番強い封印術で封印されたが、封印が壊されるのは目に見えていたため、十二支が滅殺する任を与えられた。

 子乃だけが対峙した事があるが、絶対に情報は開示しない。

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