美少女に魔法をかけられた
可愛らしい声が聞こえる。
「大丈夫ですか!?」
俺はさっきトラックに轢かれた。
「今、回復魔法をかけますね!!」
結構吹っ飛ばされた感覚がある。
これは、死んだな。
「あれ? 回復魔法が効かない?」
まあでも、死に際にこんな可愛らしい声が聞けたならもう思い残すことなんて。
「なわけあるかーい!!」
「きゃっ!?」
なんか生きてたよ、俺。
あれ、目の前に金髪美少女がいる。
「よ、良かった。無事でしたか」
「ど、どうも。えっと、もしかして、あなたが助けてくれた感じですかね?」
「いえ、回復魔法をおかけしたのですが全く効かないようでしたので私は特に何も」
「好きです」
「はい?」