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電気の魔法

ビリッ


変わらずレイズの拳は電気で包まれている。


ウィル(どうしよ…このままだとなにもできずに終わる。きっとレイズ君は僕に手加減してる。

…直接捕まえることは…無理だろう。速すぎる

さっき骨を飛ばしたときレイズ君から出てきた電気で打ち落とされた…なら骨をたくさん飛ばして電気を枯渇させるか?

いや、先に僕の方に限界がくる…)


レイズ「どうしたの?こないの?」


ウィル「…レイズ君ってめっちゃ強いんだね。」


レイズ「ははっ!嬉しいなぁ!」


ザッ!


レイズが目の前に急接近した。


ウィル(やばい!またくる!)


ウィルは先ほど出した骨の壁を再利用し攻撃を防ごうとした。


ガン!


骨の壁に拳をぶつけられた。


ウィル(背後にくるか?!)



ウィル(こない?横?!)


バチ…バチ…


ウィルに陰がかかる


ウィル(え?)


レイズが空中で停止していた。


ウィル(上?!)


レイズが物凄い速さで落下してきた。


ウィル(ガードをッ!)


ウィルはギリギリで骨の壁を自分の真上に移動させたが


ゴォン!


ウィル「うッ!」


骨の壁を支える力より落下の衝撃が強かったのか

骨の壁はレイズと共にウィルにぶつかった。


ウィル(いま真上に飛んでた?空も飛べるの?受け身のままじゃ絶対勝てない…)


ウィルは自分にのしかかった骨の壁を見つめた


ウィル(なんでこれは壊れてないんだ?さっきのやつは近づいただけで壊されたのに…形か?)


ウィル「っ!」


無数の骨の壁を作り出した。


ウィル(これが限界かな…)


レイズ(電気で壊せなかった壁…俺を枠外に追い詰める作戦か、)


ゆっくりと壁はレイズに近づく


レイズ(上も埋め尽くされてる。)


さらに壁はレイズを追い詰める


レイズ(けど、さっきまでは手加減していた。こんなものちょっと本気出すと)


バチチ!!


拳の電気は激しさを増す


レイズ「せーの!」


ババババチ!バチチ!


ウィル(来るっ!)


しかし電気と拳は壁には当たらなかった


レイズ「は!?スカッた!?」


目の前の壁の一部が消えていた

しかしかわりにとがった骨が飛んできた。


レイズ(なに考えてんだ?こんなもの俺に近づいただけで壊れるのに、…こんなものッ!)


ウィル(来た!この瞬間!)


ウィルはレイズに走って接近する


レイズ(普通に走って来た!?やけくそか?もういいや

このまま骨も壊してウィル君も外に飛ばしてやる!)


レイズの電気はとがった骨を打ち落とそうとした


バチ!バチチ!バチ バチ チ…


しかし骨は壊れずレイズの電気はすべて骨に吸い込まれた。


レイズ「は?!電気が!?」


周りの骨の壁が全て消えた

その時に見えた

飛んできたと思っていたとがった骨は地面に突き刺さっていて関節による動きで飛んできたと思っただけであった。


レイズ(地面に電気を発散させたか!)


気づいたときにはウィルはレイズの目の前に来ていた。


レイズ(まずい!)


ウィルはレイズに掴みかかり枠外に押し出そうとした


レイズ「くっ!」


ウィル(電気がなくなって速さもなくなった!

勝てる!これなら!)


レイズがもう枠をはみ出そうとしていた


ウィル(勝った!)



しかし


レイズ「勝ったと思った?」


レイズがニヤリと笑った


ウィル「え?」


バチ!


バァン!!


……


ウィル(はっ!?)


ウィルは一瞬気絶したかと思うと気づいたときには

ウィルは枠外に倒れていた


ウィル「え?!どういうこと!?電気はなくなったはずなのに」


レイズ「へへっ!ウィル君もやるじゃん!

実は最初杖を持ってたとき大きな電気が一瞬俺を包んだじゃん、その時にこっそり流しておいたんだ」


ウィル「?」


レイズ「この枠に!白線!この線はほとんど骨と一緒の物質で電気を通しやすい!さっき空飛んでたのも白線に流れている電気を活用してたんだ!」


ウィル「すごぃ…骨って電気通しやすいんだ。…でも通すっていっても限度があるじゃん、」


レイズ「確かに普通だったらね、でも魔法だから」


ウィル「…はぁ…負けた」


やる気の無い男「はい次」


レイズ「やば、どかなきゃ」


ウィル(はぁまずい…不合格になってしまう)


レイズの友達「さっきのレイズと戦った人」


ウィル「え?」


レイズの友達「まぁ元気だしなって、あいつ騎士団長めちゃくちゃ出してるような家系のやつでこの中でも多分一番強いやつだから、善戦しただけでよかったと思うよ!」


ウィル「そ、そうかな」


レイズの友達(でもまぁさすがにレイズといえども杖無しで勝てると思わなかったな。この人めっちゃ弱い?)

「まぁ次の人を倒せばいいし!あんだけレイズにやれたんだからきっと勝てるよ」


ウィル「一回だけじゃないの?」


レイズ「なにはなしてんの?」


レイズの友達「励ましてた」


ウィル「あっねえこれって総当たり?」


レイズ「あぁそうだよ総当たり。ウィル君も頑張って。」


ウィル「よかった…あ!レイズ君!魔力って…」


目の前にいたレイズはいつの間にかいなくなっていた


ウィル(聞きそびれた…)


続く

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