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《Bob》



少し前……



場所はウィルが弾き飛ばされた場所、みんなと馬車がいる開けた所。


 彼らの前には巨大ミミズと、地面の穴から這い出てきたスケルトン達がいる。



今、彼らは動く骸骨たちの処理をしているが、ウィルを吹き飛ばしたミミズは動く様子がない。



ヒュート「……こいつ動かないな…」



 ガンッ    カラン ガンッ   ドン


    ドン   カラン   



トレイス「おい!お前も手伝えよ!」



 「僕の魔法、支援系だからさぁ~」



 「だったら支援しろ!」



すると、微動だにしなかった巨大ミミズが動き出した。



 ゴゴゴ


あ、



 ゴゴゴゴゴ



あー


ミミズは動いたかと思うと自分が出てきた穴から去ってしまった。



 「なんだったんだろ?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ……


出てきたミミズは目が無い顔で腰が抜けたウィルを覗くように見つめている。



 「あ、……あはは……」


ミミズはゆっくり動いている。



 「おい!避けろ!!」



 !?



いきなり動き出したかと思うと、迷いなくウィルを丸のみにしようとした。



 ガバッ    

         ドォン!



とっさに横に飛び込んで回避した。



 バサッ



 「ぶはぁー!あー!!死ぬー!!」



 「何してる!さっさと逃げろ!」




 「あ!うん!!」



立ち上がって逃げた。



 「待て!俺もだよ!!」



 (あそっか)



少し戻って落とした骸骨を拾い上げて走った。



 「またくるぞ!!」



 「えぇ!?」

            「右に避けろ!」



 うわぁ!  

       ドォン!!


地面を掘り進んで追ってきたミミズが飛び出てきて襲いかかってきた。



 ぐへぇ

 

飛び込んでよけた。



 「急げ!またくるぞ!」

 (くそッ、俺の体があったら……)


 「お前!魔法は!」


ウィル「魔法?そうだ!魔法だ!」


手を後ろに回し、

ポケットに入っている杖を取り出そうとした、


が、



頭蓋骨「おい!何してる!早く魔法使え!」



  (…あれ)



 「早く!魔法使って逃げるんだ!」



   (……おかしい)



 「何やってんだ!」



ウィル「杖が無い!?」



頭蓋骨「は?」



 「うそうそうそ まって、もしかしてカバン?」



 ガサゴソ



 「無い!」



 「おいおい、杖無いって冗談だろ、どうやって逃げんだよ、またくるぞ!」



 あっ!



記憶がよみがえった。


 「確かさっき土砂崩れが起きた場所で後ろからスケルトンが来たとき、驚いて、その勢いで……杖、落とした」



 「はぁ!?失くしたってことか?そりゃ」



 「…う、うん」



 「まじか!」

 (せっかくあの場所に行けると思ったのに…どうにかヘイトを他の方にやれたら……そうだ)



  ゴゴゴゴゴ



  「くるぞ避けろ!」



  ドォン!!     うわ!



回避して、そのまま走る。


  ダッダッダッ



頭蓋骨「おい!お前!」

               「はい!?」


 「杖なしで魔法出せるか?」



          「え?多分…どうだろう…」



 「魔力出せるんでもいい!とにかくどっか石とかに魔法魔力纏わせろ!」



ウィル「え、えぇー?」



 魔力を纏わせる?


……あ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あらかじめ白線に電気を流しておいたんだ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

確か入試の時、レイズ君が白線に電気を流していた覚えがある。



  ガシ


その場にあった石ころを手にした。



頭蓋骨「次ひだり!」


            

   ザッ!    


              ||||ドバァン!|||


今度は転けずにすんだ。



  ダダダ! 続いて走る



ウィル「とりあえず魔力をこれに纏わせればいいの

!?」



頭蓋骨「あぁ!そうだ!」



   「で、でもなんで!?」



頭蓋骨「それにミミズのヘイトを向けるためだ!」



どういうこと!?



 「勘だが、あのクソデカミミズには目が無い、しかも地面の下で暮らしているやつだ、きっと嗅覚も衰えてる。同じく地面の下で生きるもぐらは聴覚が鋭いんだと、だがよぉあのミミズのどこに耳がある?だとしたらだ、魔力で俺たちを見てるってことだよな!」



 ダッダッダ


ウィル「……?  !  ?そうかも……」



 「だからさっさとその石ころに魔力込めてどっか投げろ!!」



 うん!



石ころを強く握りしめた。



魔力循環……完ぺきではないが少なからずできてはいるはず……。

簡単なことだ、この石を体の一部として見るんだ。


 (集中……)



走りながら目をつぶった。周りの時間が遅く感じる



頭蓋骨「おい!!目ぇ瞑んな!それで魔力込めれるわけ無いだろ!!」



ウィル「え、あ!う、ごめん!!」



石ころを見つめて……



……よし、



ウィル「む、無理!!」



頭蓋骨「まじか!」



 はぁ はぁ はぁ



……

 (あれ、まって確かレイズ君、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

白線の成分は電気が"流れやすい"」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


みたいなこといってた気がする……



つまり、自分の魔法が流れやすい?染みやすい?物だと魔力を流しやすい?)



………



ウィルはふと抱いている頭蓋骨に目を向けた。



 「?」



  ………



 えい


        ズボォァ!


ウィル「うわぁなにこれ!」



ウィルの魔力が頭蓋骨を包んだ。



頭蓋骨(何だ!?この感じ?)「……はッ!?なにしてんだ!おまえ!」



ウィル「あ、ごめん!!前、友達が魔法の性質によって流しやすい?的なこと言ってたから…」



 「右だ!」


 ||| バァン!|||||

         

           ザッ

 


頭蓋骨「まて、それじゃぁお前の魔法って電気とかか?!」



 「いや、"骨"だよ」



ーーーーーーーーーーー骨?ーーーーーーーーーー


     じゃぁ、さっき感覚は……まさか





 ダッ ダッ ダッ



頭蓋骨「おい、さっきのやつ

          もう一回やってくれないか」



「え?!わかったッ


|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||ドォン!|||||||||||||||||||||||||||||||||||||


不意を食らった。


地面から飛び出した巨大ミミズに吹き飛ばされた。



  グフッ!


バン!と木に打ちつけられた。

その衝撃で頭蓋骨を落としてしまった。


 

ミミズ「キキキィィィイア…あ」


挿絵(By みてみん)


ミミズは大きな口をウィルに向けて、

どうやら止めを刺そうとしている。



ウィル「うぅ……」

先程の衝撃で背中を強く打ってしまったようだ。

動けそうにない。



ミミズ「キキキキキキィ……ききややぁぁ!!」



ミミズがウィルを捕食しようとした。



ウィル(  終わっ



  ガシッ

            ビタッ


ウィルの目の前まで来ていた攻撃が止まった。



 「何が……

挿絵(By みてみん)


彼の目に写ったのは、大柄の骸骨が

     ミミズを片手で止めている姿だった。


何より驚いたのが、先程まで頭だけだった彼から体がはえていることだ。



ミミズ「ギギギギギ…ギギ……」



骸骨「そういえば、名前まだ聞いてなかったな」



ウィル「………え?……?」



骸骨「お前、名前は?」


 


 「……ウィル、です」




骸骨「そうか、俺の名前は"ボブ"だ」



ミミズを支えていない方の拳を構えた。


グググググ

 


ミミズ「キキキキキキィ」



そして、拳を放った。



        ||||||||||||ドッ|||||||||||


|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||ボォン!!|||||||||||||||||||||||||||||||||

挿絵(By みてみん)


ウィル(え?)


   

力強く放たれたそれは怪物を気絶させるには十分だった。


衝撃で巨大ミミズの頭部が浮き上がった。




ウィルは予想外すぎる威力に唖然としている。



 「あ……?……あ……?」



骸骨のボブが振り向いて言った。


ボブ「そんなわけで、これからよろしく」



ウィル「……はい…」

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