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人物紹介③


☆ロゼと清きお付き合いのあった貴族男性☆


 能力容姿共に平凡な貴族。けれど逆に言えば目立った欠点のない、実直で教科書通りの領地運営を心掛ける人物と言える。

 また能力を抜きにして、ベテルギウス様達との最大の違いは彼が誠実な男性という点であった。



 ざっくりとした作中の話の流れは以下のようになる。

 普段なら彼女の働くような市井(しせい)の食事処に入ることはなかったが、久方振りに会った友人と羽目を外して酒に酔った流れで、偶然その店に足を踏み入れ、そこで一生懸命働くロゼと出会った。


 彼は、見目は小動物のように可愛らしいロゼに一目惚れし、それからも彼女に会うために、幾度となく店に足を運んだ。


 しかし不運なことに、ロゼはベテルギウス様達スーパーダメンズと共に辺境に飛ばされ、プライドばかり肥大して何も出来ない貴族男性の駄目さ加減を散々見てきたので、もはや貴族自体に嫌悪感を抱いていた。だから彼に対しても一線引いた態度を貫いていた。


 しかし彼が何度となく彼女の職場に足を運び、彼女に誠実に接することで、ついに彼女の心を開くこととなった。

 誠実な彼は、それでも一度に関係を縮めるというような短慮を起こさずに、何度もデートを重ねることで、少しずつ彼女との間の距離を縮め、信頼を得ることに成功した。


 そうこうして、苦労に苦労を重ねた紆余曲折の末、ようやく親にロゼを紹介し、何とか彼女を娶ることを了承させたのであった。

 そもそも貴族である彼が、文字通りどこの馬の骨ともしれない平民のロゼと婚姻を結ぶということを親に了承させることは並大抵の苦労ではなかったが、その辺は割愛。ただはっきりしていることは、彼がロゼを愛していたということであった。


 最終話でザクセンがロゼの元を訪れる場面で、ロゼが気分良く開店の準備をしていたのは、その日貴族の彼が店に訪れるという約束をしていたからであった。


 それから数時間後、何も知らずに店に訪れた彼は、ロゼの身に起こった悲劇を聞き、慟哭の涙を流した。


 

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