人物紹介①
ちょっとした裏話みたいなのです
もしよろしければ……
☆クリスティーナ・エラルク・フォン・シャルパンティエ☆
新興公爵家の長女。
才色兼備で努力を惜しまず、なおかつ優れた魔法の素養を持つ超が付くほどの優秀な女性。けれど万人から好かれているわけではない。
性格にしても、本人が自覚しているように聖人君子からは程遠く、喜怒哀楽を普通に感じる普通の感性の持ち主。
ただそれでも、それを外に出さずに自分の内に留めておけば問題ないと思っており、実際にロゼやベテルギウス様達から長きに渡って虐げられ続けたが、鋼の理性で我慢し耐え続けた。
王太子であるベテルギウス様の婚約者として、将来のために頑張り続けたが彼から認められることはなく、会う度に批判され中傷されていた。
作中ではその辺の描写は省かれたものの、彼女もドアマットヒロインの一人であった。しかし、度を越したベテルギウス様からの扱いにブチギレた。
ベテルギウス様が舞踏会にて婚約破棄を宣言するという情報を掴んだ彼女は、彼がそれを実行するかどうかを忍耐の最終ラインとした。
けれど当然というべきか、ベテルギウス様が考えなしに婚約破棄を告げたことで、彼女は準備済みであった魔法を起動することとなった。けれど正直なところクリスはこうなるんじゃないかと強く予感していた。
☆シャリク・ハインドリー・フォン・シャルパンティエ☆
クリス様の血の繋がった弟。
中性的な容姿で、線が細く、一見すると女性のように見える。
そこそこ優秀ではあったけれど、自分を姉と比べてしまい大きな劣等感を抱えていた。またシスコンである。
当初は姉を傷つけるために反発していたが、姉が悲しげな顔をするたびに得も知れぬ愉悦を感じることに気付いた。
だから姉の顔が曇らせるために何度となくロゼのことを褒めそやしペテルギウス様に相応しいと口にして姉を傷つけた。
こじらせたシスコンである。
性格は底なしの甘ったれ。これまで姉に甘えてきており、何かしらやらかしても大体は姉に尻拭いをしてもらっていた。
それなのに姉を傷つけたあと、どうなるかまでは考えていなかった。
結局最後は我慢の限界に達した姉にベテルギウス様達と同列に扱われてしまう。その末路は……。
☆ブライツ・ノベル・フォン・カンタビレ☆
メガネの知的キャラ。
典型的な『勉強は出来るんだけどね……』という人物。
ロゼをベテルギウス様とくっつけて、フリーになったクリスを己の物にしようと画策していたが、当然ながら失敗した。
こういうわけで、執拗にロゼは素晴らしいと褒め称えていが、本心では全く知性の感じないロゼには魅力を微塵も感じていなかった。
彼から見たロゼはただの当て馬であり、ロゼとベテルギウス様をくっつけてクリス様をフリーにするための道具に過ぎない。
人格的に一番やばいのは彼かもしれない。
自己中心的で、考え知らず、他人の気持ちをわからない男。
イイネの数は彼の主役回が一番低い。
理由は多分彼の性格が歪んでるだけでなく気持ち悪かったからだと思われる。
ブライツは、実はクリス様のことを好きで、彼女の抜け毛を拾って大事に保管している。時折それを取り出しては、匂ったり、○○たりして、クリス様を満喫していた。こう書くとやっぱり気持ち悪かった!




