ep.38 クソ硬教会神父
合図と同時に全員が動き出す。
オルキス、ラヴァル『「炎魔王一体化!」』
オルキスの身体が炎に包まれ、魔人へと姿を変える。
ソウタ「初めっから炎魔王一体化⁈」
そして意外にももう一人変身するものがいた。
ラス「大いなる大地よ、その豪傑なる力を我が身を覆い、我が身体に頑強と剛力を与えたまえ大地は我が肉体に。」
ラスの周りを土が覆う。覆い被さった土は徐々に硬度を増して行きその姿は土から岩、岩から岩盤へと変わってゆく。
そしてその岩盤の中から鈍い音が響くと同時に亀裂が走り、中から大地の鎧を見に纏ったラスが出てきた。
ラス「この力を使うのは何年ぶりかな?」
フィン「いつ見てもカッコいいですよ、流石はミダイヤ教時期最高神官と言われる漢だよ。」
ラス「フィン、その話を出すのは止めてもらいたい。」
ナデシコ「神父じゃなかったの⁈」
フィン「ラスは実力だけで言えば神官なんて当に超えてるよ、まぁラス自身それは後悔してないけどね。」
ラス「まぁ、そういうことだナデシコ。今の私は全力だ、魔法拳だけでなく教会魔法、土魔法も扱えると言うことも見せておこう。」
ナデシコ「いいぜ、私もあの時に一撃入れれなくてうずうずしてたんだ。ラスさんの本気に私の本気をぶつけてやるぜ!」
ナデシコ、ラス「序型-構え!」
両者は構える。
そして
ナデシコ「本型-奮撃!」
ナデシコは本型-奮撃により体内のMPを攻撃を行う場所に集中し筋力を上昇させ、連続で拳を畳み込むが…
ラス「本型-還元」
ラスは本型-城壁などを使用せず、ナデシコの奮撃は最も容易く受け止められラスのMPへと変換される。
ナデシコ「痛ってぇ!なんだよこれ、素手で地面でも殴ってるみたいな硬さしてるぞ!」
ラス「覚えていないのかね?
序型-構え
魔法拳の構えはMPを内に留める技術であり、最初の型。
MPを自身の体内に溜め、循環させ肉体を内側から強化する。強化された肉体は、皮膚から内臓に至るまで全て"結"に至るまで自動的に強化され続ける。修行を重ねる毎に強化の度合いが変化する。その修行度合いが違うのだよ、それにだ…」
ラスは自らの体を叩いて見せる。
ラス「この私の大地は我が肉体には言うならば大地の衣だ。肉体は岩盤が如く強固になる、それは同時に肉体の筋力増強にも繋がる、まぁ弱点属性が増え、動きも少し悪くなるがね。だがそれも俊撃などの他の手段で解決は可能だ。」
ナデシコ「だったら、その弱点属性を叩いてやるよ!ソウタ、フウト頼める?」
ナデシコが応援を頼もうとするが……
ソウタ「ごめんちょっとこっちもきつい!」
二人はばちばちに戦いながら返答する。それもそのはず現在ソウタとマナはオルキスと、フウトはフィンと戦っているのである。
ナデシコ「くっそー、あっ!」
ふとモーリスに目が行く。
ナデシコ「えーとモーリスだったっけ?あんた魔法は使える?」
モーリス「多少ですが。」
ナデシコ「だったらこっち手伝ってくれる?」
モーリス「ラスさん、いいでしょうか?」
ラス「構わんよ、私も君とは一度戦い合ってをしてみたかったので。」
モーリス「わかりました、ではお手合わせお願いします!」




