ep.32 大乱闘の末
イクサ「ほらほらどうしたの?それでも貴方、厄殺し?」
ナデシコ「うっさい、本型-俊撃!」
イクサ「あら危ない。筋はいいけど貴方対人戦もっと鍛えたら?」
ナデシコ(何こいつ、私の動きを見切ってるの?全然攻撃が当たんないし、弄ばれてる?ラスさんにはまだ劣るけどそれなりに鍛えているはずなのに⁈)
フウト「どこを見てやがる!武器創造:追撃する剣×4!」
蛇を模した剣がフウトの体の周りを飛ぶ。獲物を捉えた蛇のようにイクサへと飛び向かってゆく。
イクサ「あらあら、これは流石に厳しいわね!ぐはっうん!」
その攻撃をイクサはモロにくらう。
イクサ「うーんすっごくいいわぁ、貴方の攻撃。でも、アタシには届かないわぁ!」
斬撃を受けた箇所がみるみるうちに黒い煙を上げながら再生してゆく。
2人は一度イクサから距離を置く。
フウト「ちぃ、やっぱりしぶといな、なんならあの時戦ったあいつよりもよっぽどだぜ。で、厄殺しさん的にはどうだ、きつい感じか?」
ナデシコ「えぇ、まぁちょっとね。当たれば確かに私の攻撃ならいいダメージ入ると思うけど、全然攻撃当たんない。」
フウト「さすがは宣教師って言ったところだな。ナデシコ、お前のそのディバイダー対厄災武器なんだよな、だったらお前が言うように1発でも入るならダメージは期待していいんだよな?」
ナデシコ「そうだけど当たらないもん。」
フウト「大丈夫、俺がその道筋を創ってやる、だからお前は全力の1発を叩き込んでくれ。」
ナデシコ「……わかった、お願い。」
フウト「ほい、任された!んじゃいくぜ!武器創造:庇う大楯×2燃える剣×1風巻く剣×1!」
イクサ「あらあら、ガッチリ固めちゃって♡あたしのペットたちの遊び相手にしてあげちゃう!」
そう言うとイクサはポケットから6つの指を取り出す、それらは別々の種の魔物のものであった。
イクサ「再生!再び蘇りなさい、あたしのかわいい厄災の愛に溺れた者共たち!」
イクサの手から離れ落ちた6つの指から黒い煙が起ち上がり、それぞれ形を成してゆく。
フウト「まじかよ、こいつら全員ヴァリアントかよ!」
ナデシコ「元B級の魔物が6体も!」
フウト「ちぃ、やるきゃねぇ!」
フウトは手当たり次第に複数のヴァリアントに攻撃を仕掛ける。今まで築き上げてきた戦闘センスで3体目のヴァリアントを倒した最中、その隣でもソウタとマキアの戦闘は繰り広げられ、そして、マキアの過剰合成風衝撃が発動していた。
イクサ(マキアちゃん本気みたいね。)
フウト「あの攻撃はマズイ!ナデシコ!フウトを連れて一旦引くぞ!」
ナデシコ「でもそんな事をしたら!城はメチャクチャになる、何より来ていただいた各国の王たちにも被害が!」
フウト「くそッ!どうすれば。」




