ep.26 友達、森、冒険
この金髪美少年は、俺がこの世界に来てから初めてできた友達で名前はフィリオ・マグリール。
フィリオの父と俺の父バッドは今の俺たちと同じように、幼馴染でとても仲が良く、両母からは公認の浮気先と言わせるほどである。
フィリオは前向きで明るい性格のわんぱくなやつ、悪く言うなら純粋すぎて時々心配になる。
フィリオ「今日は奥の方まで行くぞ!フウト!」
フウト「そうだな、あの森の奥の方まで!」
俺たちが向かおうとしているのは、先は村近くにある名前も知らない森。
魔物もほぼいないに等しい渓谷がある森。だが一つだけ噂がある。
それは、悪い魔女が出るという噂、緑の長髪にエルフのように尖った耳をもつ魔女の噂。
俺たちはこっそりと村の後ろ側へと周り森の中へと入ってゆく、何度も森に入っているからかあまり恐怖は感じず、むしろたのしいと思うまでである。
行き慣れた獣道を進み、森の奥へと進んでゆき、渓谷があるところまで俺たちはやってきた。
フィリオ「だいぶ深いな、この渓谷。」
フウト「ああ、落ちたらやばそう。」
深さか50メートルがありそうな渓谷のしたには川が流れていて、橋がかかっているが遠目から見ても恐怖を感じる。
そして俺たちが話していると周囲の茂みから物音が聞こえてきた、それはどんどんとこちらに近づいているかのようで
俺たちは自然と恐怖を覚える。
次の瞬間俺たちの目の前にゴブリンらしきものたちの群れが現れた、ゴブリン1匹程度なら問題はないがその数は4匹で、子供の俺たちは到底敵わない数だった。
フウト「俺は置いて先に村に戻れ!」
フィリオ「でも…!」
フウト「でもじゃねぇ!こいつらをちょちょいと巻いて俺もすぐに戻るから!」
俺はそう言うと、フィリオは悔しそうな表情を浮かべて村の方へと走っていった。
フウト「ゴブリンどもこれるならここまで来てみながれ!」
俺は橋の上によじ登り、ゴブリンたちの注意を引かせる。
ゴブリンたちがこちらに迫ってくる。
橋はミシミシと音を立てて激しく揺れて、次の瞬間には俺とゴブリンたちは橋の下の川へと真っ逆様だった。
次回ep.27 エルシオン、会議、潜む影
まず投稿期間が空いてすいません、学校行事やテスト諸々が被りまくり、10月はあまり活動ができませんでした。これからは週一くらいのペースで投稿を予定してます。
フウトの過去なんですが、これだけで一つの小説できるほどに濃い内容なので、もし見たい方は「勇者じゃないけどなんですか⁈」というフウトを主人公とした小説を製作中なので出来上がり次第そちらをご覧ください。
次回からはフウトの過去をざっくりと話したこと前提で話が進みます。




