ep.25 フウト、始まり、ビギル村
岡山撫子がこの世界に来る5年前。
ホームルーム終了のチャイムが鳴り響き、生徒たちは教室から次々と出て部活や家に向かう。
そして彼はいつものように家に帰る、変わらない見劣りした日々にうんざりしていた。
なんか面白いことないかな?
部活は?
部活であった科学部は辞めた、部活内容はつまらなく退屈なものばっかだった。
趣味は?
そんなもんない、あったらこんなこと考えてない。
好きな人いる?
特にいない。
そう全て自分から見ても側から見てもつまらない。
こんな人生、生きてて楽しいか?
自問自答をしながらまた、平凡でつまらない日々を終えるはずだった。
何かが壊れた、そんな感触がした次の瞬間。
途切れ途切れに流れる走馬灯の果てに俺は自覚した。
俺は死んだ。
永遠に続く退屈が突然訪れて終わる非日常へと変わる足掛かりへとなる、そんな予感がした。
意識が消え、俺は目を覚ます。
何も見えないし息苦しい。
俺は必死になって呼吸をしようと踠く。
長い時間の果てに明かりが見える。
「生まれた!」「生まれたぞ!」「よく頑張ったぞレイナ!」「えぇバッド。」
そんな声が聞こえてくる。
そっか俺異世界転生したのかな?
どうやら俺は転生してしまったらしい、平凡でつまらない毎日から1点と行きたいところだが、生まれたばかりの俺はまだ赤ん坊何もすることができない。
少年ぐらいの年齢まで何をして過ごすか。
レイナなどバッドには普通の赤ん坊だと思っているみたいだし、とりあえずは普通に過ごすか。
なんだかんだで5歳くらいになった。
そして来週なんと驚き、学校に行くことになった。
この村ビギルは数多くの強者を輩出している優秀な村なんだそうだ。
この理由は、厄災ってバケモノが世界を襲う前、人と魔人がバチバチに殺し合っていた時代に魔王と戦っていた勇者の事が、この村の住人流れているから。てなことでこの村の生まれの人は強者が多いとの勇者の血を見極めるために勇者学校で6年間、剣技や魔法などを習うわけである。
勇者学校で代々勇者適性診断というものがある。
判定は、A、B、Cと大きく分けて3段階あり、その中でもC以外は+と-がありCには+しかない。
噂では、S判定もあるようだが、S判定は勇者以外には4人ほどしかいないらしく、勇者含め5人は既にこの世を去っているだそうだ。
この村の生まれなら、他の人間の血が混ざっていても、最低でもBはある。俺の両親は、この村が生まれたし最低Bはある。
異世界ものは大体S判定だよなじゃなきゃ困る。
そんなことを考えていると、家のドアを開ける音と同じく
「フウト!遊びに行こうぜ!」と呼ぶ声が聞こえる。
「おう、待ってろ今行く!」
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