ep.24 異世界人、全員、集合
俺が振り向いたそこにはハットリともう1人女性がいた。
茶髪の日本人女性、そしてその腕に取り付けてある一つの武器、間違い無く入る前に見た人と同じ人だった。
ナデシコ「あなた、日本人?」
ソウタ「そうですけど、ハットリこいつ知ってる?」
ハットリ「知ってるも何も、かの有名な厄災殺しだよ。」
ソウタ「この人が厄災殺し……」
ナデシコ「自己紹介が遅れたな、私は岡山撫子。あんたなんでこんなとこいるんだ?」
ソウタ「俺の名前は海風槍太です。トリトス王の御命令で代わりに出席しました。」
ナデシコ「なるほど、君か。トリトス王が言っていた代わりの者にして、オーシャルを救った英雄さんは。」
ソウタ「英雄だなんてそんな、俺は彼女を救っただけですよ。」
ナデシコ「そこの彼女さんと骸骨さんは?」
この人、モーリスが骸骨だってこと。
モーリス(わかっているッ!?)
ソウタ「ああ、彼女はマナさん、トリトス王の娘さんでこっちの骸骨はモーリスさん洞窟の中で会ったんだ。……あと聞きたいんだけどどうしてモーリスのこと骸骨ってわかったんだ?」
ナデシコ「これ言っちゃヤバいんだけど、私、神様から依頼受けてここ来ちゃったんだよねそのせいか、神様が関わってる物に対してちょっと敏感なんだ。」
ソウタ「神様から?」
ナデシコ「女神ミダイヤって知ってるか?」
ソウタ「この世界に来て多少のことは学んださ、ミダイヤ教の神様だろ。」
ナデシコ「ああ、その彼女に頼まれたんだ。信じるか?」
ソウタ「信じるかしないかと聞かれたら答えはイエスだ、この世界は元いた世界と違って魔法もあってレベルなんてもんもある神様いない方が可笑しいって。」
ナデシコ「飲み込み早いな。でどうだったこの世界に来てみて?」
ソウタ「一言で言ったら最高だな、なんていうか俺に会う場所を見つけた感じというか、遠い故郷に帰った気分だ。というかハットリなんでこの人と一緒にいるんだ?」
ハットリ「実はね、ソウタが来た後にナデシコが来て警備手伝ってくれたらパーティ入れてやるって言われちゃってね。」
ソウタ「えっ?じゃあこの服のお金払わないといけない⁈」
ハットリ「それは大丈夫、そもそもあまり売れてなかったから破棄しようとも考えてたから。」
ソウタ「よかった〜。」
???「なーに楽しそうな話してんのさ、俺も混ぜてよ。」
1人の男がこちらに歩みを寄せる、その雰囲気に俺は少しばがりいや、結構怖気つく。
東の英雄一味の大将、フウトである。
彼は東の大陸つまりは帝国で起きた大規模なテロ組織の壊滅させたことで知られるビギル村出身のある意味勇者でありその強さは遠方の人魚島にも知れ渡るほどの実力者。
ビギル村の話は師匠からも聞いたことがあった、まだ厄災がその姿を現す前、魔人と人間が争っていた長い歴史の中で唯一魔王軍の幹部以上つまりは勇者を輩出している村。そんな村の育ちなのだ。
ソウタ「あなたは東の英雄フウトさんですか?」
フウト「そうだぜ、俺様は東の英雄一味が大将フウトだ。」
ナデシコ「あなたがフウトさんでしたか、私は岡山撫子、厄殺しだ。」
フウト「あー、お前たちはそっち系か、なるほど。じゃぁ俺ももう一つの名前の方で行くか……俺の名前は金井富斗異世界転生した高校生だった男だぜ。」
次回ep.25 フウト、始まり、ビギル村




