ep.22 会場、再会、皇帝様⁈
マナさん達の集合を終え、俺たちは会場へと向かっていた。
あの日本人女性のことが頭から離れずにいた。自分以外の異世界人を見るのは2度目だし、そこまで驚くことでは無いのだが、ちょっとだけ気がかりなことがあった。
それは彼女が腕につけていたディバイダーのようなものである。確かに警備をしていそうな彼女には当然武器が必要なんだろうが、それにしても、その武器から発せられる迫力と言うのだろうか?それがすごかった。
モーリス「どうしたんですか?ソウタさん、汗書いてますけど。」
ソウタ「なんというか、こういったことにあまり慣れていなくてな、それで冷や汗をかいてんだと思う。」
オルキス「そんなことか、なんも慣ればいいんだよ。」
マナ「でもやっぱり緊張はしますね、私もこういった催しは行ったことがないので。」
ソウタ「でも、モーリスは何で慣れてるんだ?」
モーリス「私が生前どこかで経験しているのかもしれませんね、あいにく記憶がございませんが。」
そんなこんなしているうちに、会場であるデトリア王城まで来た。
そこには、沢山の冒険者や王など様々な人たちがいた。
冒険者のほうに目を向けてみると、いかにも強そうって感じの人がたくさんいた、中には、Sランクの人もいるらしいので、言葉遣いには気をつけていきたい。
会場につくと「オルキス!」と手を振って呼ぶ声が聞こえた。
オルキス「おっ、グラドか。ちょっと待ってろーすぐに行く!」
ソウタ「あの人は?」
マナ「あの人は土の大魔術師のグラドさんです、オルキスさんの仕事仲間ですよ。」
オルキス「まあ、そういうことだ、じゃ私はここで別れるからお前たちもパーティ楽しめよ。」
そう言ってオルキスは去っていった。
モーリス「オルキスさん、行っちゃいましたね。」
ソウタ「そうだな」と返事をする。いなや照明が消え、ステージの方へと光が集まる。
そして2人がステージの上に立つ。
デトリア王「このたびはお集まりいただき誠にありがとう。これよりデトリア王国と帝国主催、両国創立祝際及び、両国の平和条約成立パーティーを始めます!」
びっくり。歓声が上がりもう1人が話す。その声と見た目に俺に衝撃が走る。
ゴルク「このたびご協力ありがとうデトリア王。」
デトリア王「いえ、皇帝殿。これも我らが悲願のため、いや、この世界のためだ。」
ゴルク「僕たち、帝国とデトリア王国は平和条約を結びました、その理由は、今世間を騒がせている厄災の完全なる討伐のため。そしてこの会場に呼ばれたから、方々に1つだけ。」
デトリア王「お願いがあるのです。」
ゴルク「厄災殲滅機構エルシオンのメンバーになってもらいたいのです。パーティー終了後、この会場に残ってもらい、そしてその方々をエルシオンメンバーとして入ってもらいたいと思います。」
デトリア王「我々の話は以上だ、引き続きパーティをお楽しみに。」
空いた口が塞がらなかったが、とりあえずは理解できた。
あいつ男だったのかよーー!!!
次回ep.23 男の娘、デレデレ、嫉妬?




