ep.16 花、剣技、不知火
前回のあらすじ、神殿の奥より目覚めた記憶喪失の骸骨剣士モーリスと出会い、外に出るため、出口にいる化け物を突破しようとモーリスが走り去っていった。
モーリスが走って行ってしまった、まだ化け物の情報は把握できていないってのに!
俺はつかさず小石を投げて化け物の情報を得る。
ステータス
名前:陸の王巨獣
職 :なし
称号:陸の巨獣王
種族:獣
保有技能 王の咆哮、土魔法
保有能力 自然回復
能力値
LV 69
HP 5000 MP 450
攻撃 300 防御 300
魔力 300 賢さ 300
魔防 300 俊敏 240
適性属性 土 弱点属性 風 木 水
根底属性 闇
ステータスが全体的に高いな、だけど弱点属性が意外に多いな、実質的にはHP半分くらいだな。だけど、俺の攻撃がどこまで通用するかがわからない与えられても一撃300程度くらいかな?弱点箇所は背中か。
一方モーリスは
モーリス「いやはや手強いですね、ですが思い出してきましたよ、自分がどうやって戦っていたのか!」
モーリスはひらりひらりと華麗に陸の王巨獣の攻撃を避ける、その様はまるでバレーでも踊っているかのようだった。
そしてモーリスは木魔法を詠唱し始めた。
モーリス「咲き誇れ花たちよ、可憐なるその姿で、私の剣に宿たまえ!」
モーリスの詠唱が完了すると錆び付いていた剣が一瞬だが光を放ち、それが花の模様へと変わりゆく。
モーリス「私が今思い出した、魔法剣、貴方にお見せてあげましょう!風吹く花の剣斬!」
陸の王巨獣はその剣撃を喰らい狼狽える。
HP4980/5000→HP4380/5000
筋力なしでこの火力⁈頭おかしいけど、モーリスさんすげぇや!筋力あったらどんだけ入ってんだ。
ソウタ「すげえぜモーリスさん!」
モーリス「これくらい余裕でもなくはない。」
ソウタ「それどっちなんですか?」
陸の王巨獣が雄叫びを上げる。
王が持つ保有技能の一つ王の咆哮を。
ソウタ「なっ、動けない⁈モーリスそっちは?」
モーリス「私は何ともありません、一旦撤退しますか?」
ソウタ「いや、大丈夫だ一時的な物だったもう動ける。」
おのやろう、ぶっ倒す!
ソウタ「停水の部屋!そして、風式加速!」
この二つを発動して陸の王巨獣の弱点までの道を作り、如意槍に魔力を貯めて、再生の槍撃の準備を行いつつ俺とモーリスで果敢に攻め続ける。
4380/5000→2470/5000
だがHPを削るごとに陸の王巨獣の攻撃も激しくなる、土魔法を使った防護壁による防御や岩を使って俺らを攻撃してくる、さらにはさっきの咆哮でスタンしたところを狙ってくる。
そして土魔法で生み出された巨岩がモーリスに命中する。
モーリス「ぐは⁈」
ソウタ「モーリス!大丈夫か?」
モーリス「キツイの喰らいましたが私なら大丈夫です。なんならさっきの衝撃で一つ名案が。」
ソウタ「それはなんだ?」
モーリス「ソウタさん今だけでいいですから、私を家来だと思って使ってください!」
ソウタ「でも何で?」
モーリス「私の保有能力見たでしょう、"不知火"、主人知らずの火、誰かに使えた時にこそ力が発揮される能力です!だからお願いします。」
ソウタ「とりあえずわかった!モーリスさんあいつをぶっ倒してくれ!」
モーリス「あ、命令口調でお願いしますね。」
ソウタ「んじゃ改めて。モーリスよ我が敵を撃て!」
モーリス「了解しましたぁ!」
その時モーリスの身体は赤く燃え上がりかと思うと、錆びた剣が白く輝き出す。
モーリス「燃え上がれ私の魂の花よ!今主人の命令によりこれを放たん!炎纏し花の蓮斬!」
2470/5000→1470/5000
ソウタ「負けてられねぇな、行くぜ化け物!喰らいやがれ、再生の槍撃!」
1470/5000→370/5000
陸の王巨獣は残りHPが1割を切り気絶し、その場に倒れ込む。
ソウタ「やりましたね、モーリスさん!」
モーリス「そうですね、ソウタさん!これで外に出られますね!」
ソウタ「ああ、そうだな。モーリスお前はこれからどうするんだ?洞窟を出た後。」
モーリス「自分探しでもするんですかね?まだ決めてませんが。」
ソウタ「もしよかったら何だが、俺たちと一緒に来ないか?」
モーリス「俺たち?」
ソウタ「俺実はこれからデトリア王国に行くんだが一緒に来ないか?」
モーリス「是非ともいかせてください!そんな名前の王国聞いたこともないので行ってみたいです!」
ソウタ「じゃあ決定だな!今後もよろしくなモーリス。」
モーリス「こちらこそ!」
そして俺たちは洞窟の外に出てマナさんたちの所に行く。
事情は後に話すと言って俺たちは眠りついた。
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