ep.13 修行、魔物、お料理
世界のあらすじ、マナが意識を取り戻し、イチャイチャしていたところオルキスから王トリトスに呼ばれていると連絡があった。トリトスはソウタに国の代表として、パーティに参加してくれと頼み承諾する。
パンドラ戦での反省点を克服すべく新たに無魔法と吸収魔法の魔導書を買い、遠距離への攻撃手段と回復手段の確立に成功し、パーティまだにその練度を上げることを目標にする。
回復手段の確立のための吸収魔法の魔導書を入手したものの、武器に魔法を付与する方法を俺は知らない。
武器に魔法を付与する方法を探るため、オルキスの家に来ていた。オルキスにはカードで事情を話して、家にある本などは好きに使っていい事になっている。
師匠の家の書斎から魔法付与の方法が載ってそうな本を探す。
師匠の書斎はアホみたいに広い、師匠の家は丘の上にある都合上地下室を多く作っていて、尚且つ師匠は本が好きなため図書館みないな広さになっている。
おっ!あったあった、師匠がこれならいいじゃね、と教えてくれた本。
「猿でも分かる魔法付与。初級」
師匠……俺を馬鹿にしてるな。てかしてるよなぁ、それもそうであるよな、この世界でこの年で魔法も楽に扱えない男って認識だからなあ。
というかこうゆうのを教えるのが師匠なんじゃないの?と返信してみたが。
【メール】オルキス
ソウタ(これ師匠が教えた方がいいんじゃ。)
オルキス(私は今マナのお見舞いしてるし、たぶんお前くらいならすぐに習得できると思うぞ。また時間が空いたら見てやるから。それまで自己鍛錬してくれ。すまん)
と返信してきた。
本を持ち出して家の近くの平原までやってきた。
本を読みつつ実践してみる。
1ページ目 MPの留め方
武器に魔法を付与前にまず自身のMPを体に留める方法から。MPを留めるというのは内側だけではありません。
内側だけでなく、表面にも留めることができます。
まず、体内にあるMPを少量ずつ放出していってください、そのままMPを体の表面に付着させるイメージをしてください。
さっそく試してみよう!
えーっと、体の内にあるMPを少しずつ抜くんだっけか。
MPを体から少しずつ抜くはずが、俺はそこを……
ソウタ「ヤベッ!抜きすぎた!」
俺はバタンと空気が抜けたように倒れ込んでしまった。
すぐに魔薬草を嚙ってMPを回復する。
意外に難しいな、今度は本当に少しずつやろ。
少しずつMPを抜いて体の表面に付着させていく事に成功したら、MPの最大値が上がった。
おお!これが外に留めるってことか!
2ページ目 外に留めたMPを使う。
要領としては強化魔法を思い浮かべるといいでしょう。
自分の体を強化するのではなく、周りを強化するイメージで。例えるなら火だるま状態をイメージしてください。
なるほど火だるまか、確かにイメージしやすい。
俺は水魔法を使って何回か試してみる。
体の周りが少しづつ水滴が現れ、びしょ濡れになるかと思ったが、体の表面にそのまま水が覆っていた。
感覚的には布を上から羽織っているような感じ。
なるほどこれが外に留めたMPを使う。ってことか。
3ページ目 武器の表面にMPを付与する。
武器の表面にMPを付与するやり方は、まず付与したい武器を持ちながらMPを体の表面に留めて、それを徐々に武器へと移動させる。この時に武器を体の延長と考えると移動させやすい。
体の延長ねー。
モリを持って試してみる。
確かにMPがモリに付与されている。
ステータス
名前:モリ
保有能力 なし
攻撃力 20
防御力 0
MP 20
能力値
HP +0 MP +0
攻撃 +0 防御 +0
魔力 +0 賢さ +0
魔防 +0 俊敏 +0
属性 なし
4ページ目 武器に留めたMPから魔法を使う。
武器に留めたMPを消費して魔法を使います。武器に触れた状態から詠唱をすれば発動することができます。
俺はモリを構えて吸収魔法の詠唱を開始すると、確かにモリに吸収魔法が付与された。すると…
《槍術の会得条件達成。個体名:海風槍太が保有技能:槍術を獲得。更に、新たな槍術を生み出したため名付けを行ってください。》
名付けか、停水の部屋を作った時も同じことがあったな。てか俺、槍使いなのに未だに槍術を扱えなかったのか。
名前どうしようかな、出来るだけカッコいいのがいいよな。大学ではラテン系の勉強してたからラテン語を使うのもいいな!
再生の意味を持つレナトゥスを使ってと
《槍術:再生の槍撃に決定しました。》
よし完了っと。さっそくギルドカードでクエスト受けて、海の魔物でも一狩り行ってくるか!
人魚島 ムールビーチ
マナさんと初めて会ったこのムールビーチにはある噂じみた話があった。アホみたいにでかい魚の魔物が出るって噂。
最近は目撃例も多く、海が荒らされているとのことでクエストで討伐依頼がされていた。
ダイビングスーツに着替えて海の中に潜る。
海の中はとても幻想的で毎回惚れ惚れする。
泳ぐ魚たちを見ると、美しいと美味しそうの二文字に脳が侵食されるが今回はあくまで、クエストと槍術のお試しである。
海中を散策してから30分ほど経過したが一向にでかい魚の魔物は見つからない。本当にいるのか?
近くの岩礁で休憩していると突然岩礁が動き出した。
そして俺は海に投げ飛ばされて見たのはアホみたいにでかい貝だった。
そう俺が今まで座っていたのは海上に出ていた貝の貝殻だったのである。
ソウタ「で…でけぇ、これ本当に倒せるのか?」
とりあえず一発ぶん殴って情報を見る。
ステータス
名前:岩礁王牡蠣
職 :なし
称号: 岩礁牡蠣の王
種族:甲殻種
保有技能 土 水魔法
保有能力 再生(微)、超硬化
能力値
LV 35
HP 4000 MP 39
攻撃 350 防御 700
魔力 200 賢さ 700
魔防 0 俊敏 10
適性属性 土 水 弱点属性 風
根底属性 無
oh…王ってことは上位種かなんかなのか、物理方面が異常に高いな、肉体的弱点は殻の中の方にうっすら見えるが
こじ開けない限り攻撃はできなそうだし、攻撃魔法がない俺にとっては不利だな、せっかく試そうと思ったんだが。
今回は諦めようぜってぇリベンジすると心に誓い、そこら辺にいた岩礁牡蠣を30体くらい取って帰路に着く。
帰る道中に酒屋で酒を買う、試飲させてもらって1番ウイスキーに近いやつを選んで急いで家に帰る。なんせ今夜は牡蠣だ、当たるのは怖いが生でいきたい鮮度は大事だ。
家に帰って牡蠣の殻を開けて並べ、柑橘系の果物を切って皿にに盛り付けて出来上がり。
ただ生で食うだけだからそこまで準備がいらないから楽でいい。
ウイスキーに風魔法で作っておいた炭酸水で割る。
ポン酢などはないが、レモンっぽいやつの果汁を牡蠣にかけて、いただく。
ソウタ「うんめぇー!」
なんて濃厚な牡蠣だ!口の中で踊るかの如くミルキーに弾けてやがる!そしてレモンの香りが鼻を抜けていきそれがまたいい味を出している!
そしてハイボールで一気に流し込む。
これ以上無いってくらいに最ッ高!
あの化け物、こいつらよりも強いわけだからやっぱ美味いのかな?もっと力をつけて、あいつを討伐したい!欲が出てきたなあ。
当初の目的であった新技の試し撃ちは叶わなかったが、それはまた別の機会にしよう、後でそこら辺の魔物に対してブッパでもしよう。
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