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ep.11 暴走、パンドラ、必殺技

前回のあらすじ、マナの捜索のため単独行動を開始したソウタ、牢獄にはマナの父親にして国王トリトスが幽閉されていた、彼はソウタに王家に伝わる槍トリシューラを渡しマナがいる研究室を目指すよう言った。

 研究室に辿り着いたソウタはそこで変わり果てたマナを見る。

 ソウタ「マナさん………?」

 パンドラ「マナ…?違うなぁ、俺はパンドラ。丁度いいやお前、俺と戦え。」

 ソウタ「マナさん、何言って…」

 パンドラ「何回言えば分かるんだよ!俺はマナじゃねえ、魔導兵器パンドラだ!」

 ソウタ「そんな……マナさんを返せ!お前の目的はなんだ!マナさんに何をした!」

 パンドラ「ごちゃごちゃ言ってねぇで、早く()ろうぜ!!」

 パンドラは爆火(ボム)を天上に向け放つ、その衝撃で俺は大きく後方に吹き飛び、天上に大きく穴が開く。

 うっそだろ⁈ 爆火(ボム)の威力じゃねぇ、明らかに火力が高い、これが魔導同調(マジック・シンクロ)ッ!

 パンドラは天上から外に出る、それを追い俺も外に出る。

 パンドラ「ここなら思う存分()れる。」

 オーシャル城下町の広場に出た。

 ソウタ「マナ…パンドラお前の目的は何だ!」

 パンドラ「目的ねぇ、ただ壊すだけだよ!」

 奴はそう言い放ち、俺に魔法攻撃を連続して行う。

 無詠唱で放たれる高火力の様々な属性の魔法が俺を襲い、街を破壊していく、あるところは火や雷で燃え、あるところは大量の水や嵐で家屋が倒壊し、巨岩で押し潰される。

 パンドラ「アッハハハハ!足掻け足掻け!」

 ソウタ「やめろパンドラ!」

 本当にやるしかないのか?いや、そうこう考えている場合じゃない。今すぐにパンドラを止めるんだ!

 俺はある魔法を詠唱しつつ、パンドラの魔法攻撃を躱して距離を詰める。師匠から教わった、空間から水を生み出す水魔法を自分なりに改良した独自魔法(オリジナル)

 ソウタ「停水の部屋(ウォータールーム)!」

 水を自在に出現させる空間を作り出す独自魔法(オリジナル)。それ自体に殺傷能力はないけど、水中での活動にブーストが入る俺の保有技能 水移動を陸でも発動することができる。そしてここに!

 ソウタ「風式加速(ウィンドジェット)!」

 師匠から借りた風魔法の魔導書に書かれていた風魔法。

 体の向きに合わせて気流を発生させて一時的に宙に浮くほどに上昇する。

 この二つの魔法を使って擬似的だが停水の部屋(ウォータールーム)の影響下なら一時的な飛行もできる。

 パンドラとの距離を一気にに縮めて、俺は如意槍(ウィリングネススピア)に魔力を溜めパンドラを攻撃する。これで"モリ突き"の条件(一度の戦闘)をクリアして一度距離を離して、パンドラの情報を確認。

   ステータス

 名前:パンドラ

 職 :魔導兵器

 称号: 二重属性保持者(デュアルエレメンター)

 種族:人魚(人型、魚型)

 保有技能 全基本属性 回復 爆破魔法

 保有能力 水陸活動、自然回復(微)魔導同調(マジック・シンクロ)

 能力値

 LV 25

 HP200/325 MP 180/200

 筋力 50 防御 76

 魔力 200 賢さ 200

 魔防 138 俊敏 100

 適性属性 水 木 弱点属性 なし

 根底属性 闇

 装備品:魔導アーマー

 あれだけ魔法ブッパしてるのにMPが全然減ってないし、やっぱ魔導兵器だけあってそう簡単にはMP切れにならないか。けどHPもそれなりに減ってる、ここまま畳み掛ければあるかもしれない。

 今の俺のステータスは

   ステータス

 名前:海風槍太(うみかぜそうた)

 職 :槍使い

 称号: 二重属性保持者(デュアルエレメンター)

 種族:人間(人型)

 保有技能 水中移動、モリ突き、魚類特効、水 風魔法

 保有能力

 能力値

 LV 27

 HP 145/270 MP 47/108

 筋力 270 防御 108

 魔力 135 賢さ 54

 魔防 76 俊敏 162

 適性属性 水 風 弱点属性 なし

 根底属性 光

 装備品: :如意槍(ウィリングネススピア)、スモールバックラー、普通の服

 停水の部屋(ウォータールーム)で生み出した水で、パンドラの魔法攻撃の威力を減らして足止めをしつつ、少しづつ着実にパンドラに槍による攻撃を与えていく。

 だいぶHPが削れてきてる、まだ回復魔法も覚えてないしこれからまた数発喰らったら死ぬ。

 さらにパンドラには確認できる限りの弱点がなかった、"モリ突き"はもう使えない。"魚類特攻"でちまちま削るしかないが、HPが尽きたら"死"のこの世界で、パンドラ(あいつ)にこれ以上魔法は撃たさせない。

 その後幾度と小競り合いをし互いにHP MPを消費しながら戦闘は続く。

 パンドラ「速攻回復(ヒール)。」

 こいつ自己回復しやがった!破壊だけ考えてるかと思ってだけど、意外に冷静だな。

 どうしよう、このままだとジリ貧で負ける。

 何か回復手段はないのか?

 パンドラ「ちょこまかちょこまか動きやがって、ウゼェんだよ!放電(スパーク)!!」

 ソウタ「マズいっ!……ぐはぁっ⁈」

 パンドラの放つ雷撃がソウタの体を貫く。

 直で喰らった、本当に不味くなっちまった!

 やばい停水の部屋(ウォータールーム)が消える…!だけどここにMPのリソースを切ったら、間違いなく俺は地面に落下する!

 俺は停水の部屋(ウォータールーム)を解除して、地面に着地するが、膝をつけて崩れてしまう。長時間の停水の部屋(ウォータールーム)の展開とパンドラによる高威力の魔法攻撃により、HPもMPも尽きかけている。

 パンドラ「ハァハァ。雑魚のくせに手こずらせやがって、これで終いだ。」

 パンドラは魔力を練り上げ、最大級の一撃を俺にぶつけようとする。

 ああ、俺死ぬのかな?マナさんすまない、救えてやれなくて。

 死を覚悟した瞬間。

 パンドラ「なっ……馬鹿な、なぜ動けない…⁈」

 パンドラの動きが静止する、先程のように準備の工程ではなく、彼女自身の体に何かが入り込んだかのようにその動きを抑制する。

 パンドラ?「ソウ……タ……今のうちに!」

 パンドラ「やめろマナ!お前まで死ぬことになるぞ!」

 マナ「私のことはいいから!早くこいつを!」

 ソウタ「わかった!」

 俺はトリトスから渡されたトリシューラを取り出す。

 そして俺はありったけの力を使ってトリシューラをパンドラの体に突き刺す。

 ソウタ「マナのうちに潜む、悪き心パンドラを破壊しろ!!」

 トリシューラが光り輝き、黒い霧でパンドラを包み込む。

 パンドラ「ようやく出られたのに、こんなのって。クソガァーーーーーーーー!!」

 黒い霧が晴れるとそこにはマナさんが倒れていた。

 ソウタ「マナさん……!」

 俺はすぐさま駆け寄る。

 ソウタ「マナさん、起きてくれ!起きてくれ!」

 マナ「………ソウタ……さん……?私は……」

 ソウタ「よかった、マナさんが無事でいてくれて。」

 マナ「パンドラは?」

 ソウタ「トリトスさんから受け取った槍で……って槍がない⁈」

 オルキス「よかった、その様子なら無事だったか。」

 ソウタ「師匠!マナさんに回復魔法を。」

 オルキス「ああ……ちょっとどこいくんだよ!」

 ソウタ「あの男を追うんです!マナさんをこんなのにしたであろう、あの偽物の王を!」

 オルキス「やめておけ!今のお前の状態では無駄死にだけだ、それにアイツはパンドラが穴を開けた時には目の前から姿を消していた。」

 ソウタ「そうですか……」

 オルキス「マナを病院に運ぶぞ。」

 ソウタ「はい。」


 ???

 マキア「情けないですねパンドラ、貴方ならもっとやれると思ってたのですが非常に残念です。」

 ???「何をボソボソ話してんだよマキア?」

 マキア「いらっしゃったのですか、宣教師の皆様方。」

 ???「さっきまで布教活動してたのよクソ坊主。てか、あんたみたいな用意周到な男が失敗するなんてチョー受けるんですけど〜」

 ???「ちょっと、ハヤル女の子なんだからそう喧嘩腰にならないの。」

 マキア「相変わらずうるさいですねイクサ、その口調やめてください。気味が悪いです。」

 イクサ「もう、連れないわねマキア、ゴクきゅんもそう思わない?」

 ゴク「よくわかんね。それよりもマキアどうだった?オーシャルは?」

 マキア「途中までは良かったんですが、予想外の存在が来ましてね、そのせいで破綻に終わりましたよ。ですが新たな発見もありましたし、結果オーライでしたよ。」

 ハヤル「発見って何?それとも、ただの言い訳?」

 マキア「ちがいます、彼ですよ…」


 次回ep.12 任務、反省点、打開策

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