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6月の恋  作者: 汐音
3/5

雨の日の夜のこと

部屋に入ると、すぐ服を脱いでタバコをくゆらせベットに横たわってる。

何も考えず、服を乱暴に脱ぎ捨て覆い被さった。

きっと遊び、1度きりとは分かっている。

だからこそ、今という時を大事にしたい。

拙い演技の余裕もないくらい必死でしがみついた。

「俺のこと好きやろ?」と耳元でささやく

好きなのかなんて分からない

ただ、みっともないほど、初めて知る子供のように

なっていた。


最後に「ごめんね、こんなことするのあなただけじゃない」と言われたけど、悲しいとは思わなかった。


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