突き破れ!!日常!!私はブーメランカッター!!
2章
「突き破れ!!日常!!!私はブーメランカッター!!」
登校中、休み時間用の飲み物を買いたくて
人通りの少ない自販機のあるルートを選んだ。
思えばそれが分かれ道の1つだったのかも知れない。
「突き破れ!!ブーメランストライク!!!」
きりっとした目つき、整った顔、髪はロングでさらさらだ。
皆がうらやむ美人の名前は曲都 織刃
俺のクラスメートだ。
何故そんな話をしているかというと、
現在、彼女がバイクスーツみたいなものを着て、
ブーメランを牙をもち身長3mはあろうかと思う
生き物に投げつけている。
「破ぜて!!」
ブーメランが謎の生き物?に当たる瞬間に爆発する
「ぶおおおおおおお!!!」
「くっ、ダメージが弱い!?あまり効いていないようね。
なら、これならどう、カッタージャスティス!!!」
無数のカッターが空間から飛び出し、謎の生き物に
突き刺さる。
「ぶおおおおおおおおおお!!!!」
「・・・硬いわね、とっておきを見せてあげるわ!!」
息を整え空間からブーメランを取りだし構える
ブーメランはよく見たら刃先はカッターのように鋭利だ。
「くらえ!!!ブーメランカッター!!!」
「曲都さん、ストップ!!!」
「!!」
曲都さんはブーメランを投げる動作を止められない
飛び出した俺めがけてブーメランがくる。
「まじかぁ・・しょうがないな・・・へん・・しん。」
その言葉と同時に俺の体が光る
ブーメランは光にはじかれ地面に突き刺さる。
そして、俺はブーメランと呼ばれる海パン一丁になり
海パンは黄金に輝いている。
「曲都さん、こいつの弱点は内側だ。俺に任せてくれ。」
「きゃー!!!変態いいい!!!」
「っふ、やはりな、とりあえず変身の決め台詞を言っておくぜ
俺のブーメランが世界を守る。」
この物語は変身系ブーメランラブコメである。