表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

11/51

ホワイトハウス

 ホワイトハウス ウエストウイング 大統領執務室


 そこには4人の姿が有った。

大統領 ロナルド・カーター

NSA(国家安全保障局) ラルフ・コーエン

首席大統領補佐官 ジャック・ウェイン

国防省長官 ルイス・ブラウン


 執務室のモニターで、衛生から捉えた勇者と魔物の戦闘映像、日本国政府提供された会議映像、報告書。

「これは新しい映画のプローモションか。私の部屋にではなくハリウッドに送ってくれよ」

 説明を聞き終わり、大統領が笑いがら手に持った。報告書を机に投げ落とす。


「映像分析の結果、最後の攻撃は非常に高温の爆風による広範囲の破壊です。原理は不明ですが、MOAB(大規模爆風爆弾兵器)と威力は同等以上との事です。また、報告書によれば、これの三倍の出力が可能とのことです。」

 コーエンNSA局長が構わず脅威について説明を行う。


「日本の要請は日米安全保障条約に基づく援助です。ただ、他国からの武力侵攻、内乱の制圧どちらの線で行くかはまだ結論が出ていません。」

 ブラウン国防長官が続く。


「おい、誰が援助すると決めたんだ。」


「しかし、この状況で援助しなければ、日本の米軍駐留に対する世論が持ちませんよ。」

 ウェイン補佐官が身を乗り出した。


「援助しても、世論が持つとは限らんのだぞ。しかも今の流れだと、戦場は日本国内になってしまう。

沖縄付近の海上から、福岡にミサイルの雨でも降らせるのかね。今までの報告だと結局そういう事になるのだろう。

海兵隊、機甲師団などはとても出せんぞ、あんな魔法ぶっ放されたらたまらんからな。」


「では、我々はなにもしないと…」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ