第四十七話「マリーの小学一年生」
908/4/1
俺にとっては九年目がスタート。今年からマリーやブロント達、男三名女六名の子供達は小学校一年生だ。
一方で幼稚園の方は、ルナ四号、愛姫四号、ジゼル六号、フリマさんの五人目の男の子、リース三号、ティターニアの息子のアーサー、アンジェラ六号、キャラットちゃんの生んだ三人目の男の娘、で男三人、女五人が入園していく。
俺はどうしようか迷ったのだが、ティターニアがいつも俺にくっついている為、彼女と一緒に幼稚園の入園式の方に参加することにした。ティターニアのせっかくの一人目の息子なので配慮せざるを得ない。小学校の入学式の方にはルナとリースと愛姫が向かった。ジゼルとアンジェラちゃんとキャラットちゃんは幼稚園の方に来た。
幼稚園行きの巨大馬車の中で、息子のアーサーはティターニアお母さんと一緒に座っている。幼稚園行きの馬車には他にもアーサーのお姉さんのティターニア二号と三号がいるので、俺はその二人の娘達に左右から挟まれることになった。
中央通路挟んで左の方にティターニアとアーサーが座っている。普段お母さんを俺が独り占めしてしまうので、今は精一杯甘えているようだ。
俺の前の席ではジゼルお母さんが、今年入園するジゼル六号と先に入園したジゼル四号、五号の三人の娘達の相手をしている。俺の左斜め前方の席ではキャラットちゃんが自慢の男の娘三人に囲まれてとても幸せそうな顔をしている。あぶれた娘のキャラット三号は、今年お母さんに来て貰えなかったルナ四号、愛姫四号と一緒に愚痴ってる。
アンジェラちゃんは俺の後ろの席で、アンジェラ四号と五号と今年入園する六号を可愛がっていた。座る場所が無かったアンジェラ三号があぶれたのでアンジェラ三号が愛姫三号に抱きついてた。ルナ二号と三号はお互いに見つめ合って何やら吸魔の瞳でMP吸収勝負をしている。
お母さんがきていない他の息子達はヒマそうだ。ブロントの弟のトリオンとピエージェとか、政宗くんの弟の信長くんとか。そこらへん本当に名前大丈夫か?と不安になる。ニッポンポンのお殿様が勝手につけたんだから俺の責任じゃないはずだ。ちなみに三人目の男の子には信玄とか名前付けちゃってたよ。
他には幼稚園行きの馬車の中にはフリマさんの三人目と四人目の息子と今年入園する五人目の息子もいるのだが、名前が良くわからん。一人目がスレイマンで二人目がメフメトだったことは覚えているのだが。ただ三人とも将来は中東風イケメンになりそうだな、とは思う。ちょっとずるいんじゃないかな。幼稚園でももてもてぽいしな。
一方今年入園するリース三号はちゃっかり俺の膝の上に乗っていた。お母さんこっち来てくれなかったしなー。姉のリース二号に限らず、ミニリース達の俺への甘え方は他より群を抜いている可能性がある。後ろから優しく抱きしめてやるととても嬉しそうにしている。そうかそうか、そんなにお父さんのことが好きか。
馬車から降りた後はリース三号をそのまま抱っこしてみた。手を繋ぐのはちと難しいかもしれない、身長差有り過ぎるからな。ルナ四号と愛姫四号がわたしもー!って主張してきたけどちょっと無理だった、ごめんね。それにしても本当にオートパイロット中の娘達は中の人がいるようにしか思えない。本当はいるのに、妻達オリジナル体が操作する際に心を感じられないだけなんじゃないのだろうか。心を持った存在が一方的に身体を乗っ取られたり、父親を大好きになるように感情を細工されているというのはいかがなものなのだろうか。
でもたぶん将来俺はそこらへん全部気にせず食べちゃうと思う。特にミニリースちゃんヤバイ、可愛い。
---
ティターニアの息子のアーサーのクラスには、他にもルナ四号、愛姫四号、リース三号を入れた。ミニアンジェラちゃんはやはり女好きなので、同じクラスにするとミニ愛姫やミニリースが襲われるから隔離した。
俺が直接幼稚園にくるのは初めてだったりする。いつもはマリーの身体の中から見せて貰っていたからな。視点の高さの違いにかなりの違和感を感じた。園児達は本当に小さい。
今日は入園式なので女児達のお母さんも皆来ている。なのでクラスの中の女性の数がとんでもないことになっている。三十人クラスで俺の子供達が四人で、他二十六組の母娘と中年おばさんの先生がいる。こちらの親は俺とティターニアの二人だ。だから現在このクラスには女五十七人と男がアーサーと俺の二人だけってことなんだ。本当に凄まじいな。
ティターニアがアーサーにワッペンをつけてやっていた。「いちねん ぎゅうにゅうぐみ あーさー」って書いてある。また牛乳組か。別にいいんですけどね。でもね、マリーが二年目、三年目に確かミルク組とロンロン組だったんだよね。なんで三年間クラスの名称がずっと牛乳繋がりなのかと問い詰めたい。
アーサーは立派に自己紹介をしていた。しかしまぁなんというか、父親の俺がいるせいでかなりの注目が俺に集まってしまっている気がする。ごめんよアーサー、お父さん来ない方が良かったか?女児の注目はお前に集めておいた方が良かったよな。
神様に頂いたこの身体は、色々と問題点があるもののかなりイケメンに設計されている。うん、だからこう、女児達からもそのお母さん達からも微妙に熱い視線を感じる。やめてくれ、嫁はもう間に合っているんだ。
まぁあれだな。このお母さん達は住み込みでずっと夫から離れて娘の世話をすることになるからな。ちょっと俺の方から誘惑すれば簡単に食えてしまうんじゃなかろうか。でもそういう趣味はない、本当にないから。そもそも人の嫁に手を出すと天罰落ちるから!これまで人の嫁に手を出したことはないけれども、本当に天罰が落ちるらしい。そもそも個人カードにそういう記録全部残っちゃうらしいからね。だからダメですよ、絶対に。
確かめる気はさらさら無いけど、俺の個人カードを解析したら八人の妻達をどれだけ愛したのかという記録が赤裸々に出力されちゃうんじゃないかな?恐ろしいからこれも絶対にしないぞ、絶対にだ。
園児達の自己紹介が終わった後は、例のホットミルクタイムになった。ルナ四号が母やマリーと同様にホットミルクでメロメロになった。今日は入園式だけなので昼ご飯前に帰ることになる。ルナ四号を抱きかかえて帰ろうとしたら、リース三号が抗議してきた。なのでリース三号を肩車してルナ四号を抱きかかえて帰った。愛姫四号がわたしもー!ってちょっと涙目になってた、ごめんね。
帰りの馬車の中では膝にリース三号を乗せて左にルナ四号を置いて右に愛姫四号の状態で帰った。愛姫四号の頭をなでてやったらぱーっと笑顔になった。ちなみに服はいつもミニマム巫女服だ。うん、可愛い、可愛い。
帰りにあぶれたティターニア二号と三号は、二人が左手の薬指に身につけているダイヤモンドが、どちらがより素晴らしいかということで張り合っていた。結構素晴らしい物を用意しているはずだけど、たぶん大体ランク揃えてあるはずだよ?うん。この世界の宝石が安くて本当に良かったなー。普通は四歳児や五歳児にそんな宝石とか身につけさせないからね、うん。
ダイヤモンドのキラキラ度は群を抜いているので、他の女の子達にはとても羨ましがられるそうです。洗脳工作は順調なようだ。宝石事業の将来は安泰だなきっと。
---
改めて俺の建造した教育機関について触れておこう。俺の子供達が通っている幼稚園や小学校はハーレム用だ。息子達に長期間かけてハーレムをじっくりと形成させて、高校生になったら一気に全部食わせて一族の人数を増やす為の設計になっている。俺一人が誰でも孕ませるとかどうやっても無理な話だ。各国の可愛い姫ちゃんな妻達だけで十分過ぎるほど満足してしまっているし、将来的にはたぶん育った娘達も食べることになるだろうからね、性的な意味で。
ハーレム用なので他の男性に興味が向かないように、先生は中年のおばちゃんばかりにしている。中年のおばちゃんな理由は、息子達の興味も先生に向かないようにする為だ。大人の女性よりも同年代の娘達に目を向けてハーレムを形成しろという意味がある。
この方針はハーレム小学校でも継続していて、ほとんどの先生が中年のおばちゃんになっている。しかし校長先生はこれまた教会から天下りしてきたっぽい、よぼよぼなおじいさんだ。神官服を着てるから、一応わりと偉い人なんじゃないかな?教会からはとても多額の助成金を貰っているし、俺も別に校長先生がおじいさんでも全然気にしないから問題無い。
さて、これとは別に、かなり離れた場所には軍事用の幼稚園や小学校が建っている。生徒全員が男で、先生は皆若くて綺麗なお姉さんで固めてある。お姉さんのタイプは、エロいお姉さんから萌え萌えなお姉さんまで色々揃えている。あとは用務員さんは全員ドワーフ族の女性だったりする。
この世界のルールはとても厄介だ。魔物に対抗する為には豊富なHPが必要で、HPが切れた瞬間一気に肉体を破壊されてしまう。そしてHPを増やすには性行為を避妊無しで行うしかないというとんでもない世界だ。つまり、十分に戦える男兵士を育成したいのならばどうしたら良いか?後はわかるな?
というわけで軍事用の学校の方は、大人のお姉さんに興味を持ってもらうことを重視して設計してある。お姉さんと一緒のお風呂の時間とかもあるし、一クラスの人数も二十人だから先生と触れ合いやすくなっている。後は小学校の時点でHPを伸ばす為の特別な部屋とかも用意しておいた。利用者はそこまで多くならないはずだが。
そんな感じで計画は進められている。モラルもへったくれもあったものじゃないな。正直俺自身は男子校とか絶対に勘弁して貰いたいが、それだけサービスが良い男子校ならギリギリ許せるかな、というものを用意したつもりだ。
男子校に関する話はまたそのうち解説することにして、ハーレム小学校について。
基本的に普通の小学校とほぼ同じ造りにしたはずだ。体育館もあるし運動場もある、プールもあるし図書室もある、授業内容も日本の小学校と同じ科目にしておいた。
幼稚園の時は皆裸の付き合いだったが、さすがにプールは必ず水着着用にしておいた。夏は一クラスごとにローテーションで体育の授業を入れておく。ただ、一応男子更衣室は作ったんだけども、利用人数少ないから息子達も女子更衣室で着替えさせてしまうことにした。別に問題無いんじゃないかな。
幼稚園では制服無しで服装は自由だったが、小学校では自由服+制服にしておいた。夏服と冬服があるが常時夏服でもOK、夏に冬服は禁止。
他に制服的な物としては、体操服を用意して女子は一応ブルマーにしておいた。割とそこらへん個人的には興味無いんだけども、息子達の中には誰か興味を持つ素質のあるヤツがいるかもしれない。
あとはなんだろうな。スカート丈はパンツがギリ見えなければ自由にしておいたとかか。他には、昼食は全部給食。クラスが丸ごとハーレムなんだから別に他のところに出向く必要も無いだろう。中学や高校の方は学食を用意するつもりだが。俺リアルで学食とか無かったから利用したこと無いんだよね、人数少なかったからなぁ。
幼稚園の際は一クラス三十人だったが、小学校の方は一クラス四十人前後まで限界まで増やしておいた。この世界の教育機関は基本教会しかなかったうえに利用料金は高額だ。俺が五千億投資で整備したこの学園都市的なナニカは、世界で唯一の教会以外の教育機関なので、現代日本のように他校から転校してくるというケースが有り得ない。
よって、小学校一年生時点で学校に通わせない限り、もうどうしようもなくなるのだ。後から来ても授業について来られなくなるのである。
幼稚園の時点では様子見していた人々向けに限界まで門戸を広げた感じ。幼稚園で学ぶような内容に関しては、通常授業の終了後に夕食前や夕食後の時間で学習出来るように手配しておいた。一人も落ち零れなど出さないようにしっかりと皆で頑張って貰うつもり。
一応テストはするものの、成績上位者だけ発表して下位の情報は表示しない。そもそもこの世界に受験戦争なんてない。教育機関がここだけしかないので自動繰り上がりしかない。テスト結果が悪かった子は先生に優しく教えて貰って自信を取り戻してもらう。そういう方針の学校だ。
周りには全然街もないし完全に全寮制で住み込みなことは変わっていない。皆で遊びに繰り出すとかもかなり無理がある。その代わり学校の施設は授業時間以外使い放題。神様が魔力料金無料にしてくれたおかげで、夜にライト照らして学校で遊んでいても何も問題が無い、そんな感じにした。
うん、たぶん大丈夫なんじゃないかな?たぶんきっとそう。そんな感じのハーレム小学校にマリーやブロント達は入学していった。
---
マリー達のクラスは1-Aにしといた。わかりやすいからな。わかりやすいことは大事だ。
机の配置は少々説明しづらいな。何しろ四十人だろう?こう、中央に二席ずつ縦に二×四席並べてだな、その周囲をコの字型にぐるーっと囲むように三十二席配置してる。左に四×二、右に四×二、後方に八×二だ。
この世界は色々とおかしいから、なんか黒板に書かれた内容を手元で確認出来る小型ディスプレイ的なものもあるので、黒板遠くてもさほど問題ないみたい?なのに携帯電話とか無いんだよね、ずるいよねそのあたり。さすがに小学校には通常の電話ぐらいは置かせて貰ったが。
で、その囲まれる中央の二席×縦四の三番目にマリーとブロントの二人を座らせた。マリーが左である。周囲の皆にガン見される位置である。コレはなかなか息苦しいかもしれないな。俺だったら死ねるかもしれん。
まぁそこらへんはね、過半数が幼稚園から慣れ親しんだ囲い込み済みのハーレム人員だから何とかなるんじゃないのかい?ともかく息子達のクラスは基本的に男一人の女三十九人だ。
給食時には中央の八席は中心へ向きを変えてそのまま合体させる。なので中央八席のうち息子以外の七席はハーレム上位になるかもしれない。そしてマリーは常にブロントの対面になるわけだ。ブロントの後ろの子が給食時には左になるから、お気に入りの子がいたら自分の後ろの席にに回しとけってことになるわけだな。席替えは一週間ごとに変更にしておいた。ただしマリーとブロントの位置だけは固定。
どの女の子がどの席になるかというのは、希望性で被ったらくじ引き、息子達からの直接の指名もOKということにした。
別に愛が偏っても仕方ないとは思うんだけどね。俺なんかは偏りまくりだし。父親ですら八人相手に愛が偏るのだから、息子達が三十九人相手に愛を偏らせないというのは無茶過ぎるだろう。
ブロントの右手側の八席が割と人気みたいです。リース二号と愛姫二号は特にハーレム戦争には関係無いので、一番後ろの方の中央二席でのんびり過ごしている模様。もしかしたら後ろの方の席の子達の精神面のフォローもしているかもしれない。
---
908年、一年目の春。
算数の授業。九九は基本二年目からだから一年目は教わらない。リンゴが五つにミカンが三つ、合わせていくつ?とかの世界だ。ちなみに何故か現代日本の学習指導要領のリストが俺のTIPSのオマケに入っていた。どういうことだ。
俺の趣味の世界なので、なんとなく一年生の時点で算盤を導入してみた。指折って数えるよりも算盤の珠いじってた方が良いんじゃねーの?という判断。チャチなヤツじゃなくて立派なヤツを全員に配給しておいた。なんかニッポンポンの特産品らしいよ。この世界ではアイテムは故意に破壊しようとしない限りはあまり壊れにくいからたぶん大丈夫なんじゃないかな。
ちなみに俺は算盤とか無理だから。自分が無理なのに小学一年生に押しつける。まさに外道。
マリーの身体の中から算数の授業の様子を見せて貰ったが、小学一年生が立派な算盤を一生懸命いじっている様子はかなりシュールだった。割とアリなんじゃないかなと個人的には思う次第。
後は何だろう。牛乳で授業してた。大きな牛乳ビンと小さな牛乳ビン複数持ってきて、それを見て足し算とか引き算してた。授業で使った牛乳は後でホットミルクになって給食の時間や三時に配られます。そしてマリーがそれを飲んで酔っ払います。
『おーいマリー、大丈夫かー』
『おとーさん、がっこうでもまいにちぎゅうにゅうがのめてわたしはしあわせです』
『そうか。でもなー、マリーが酔っ払ってる間にブロントが他の子に誘惑されてないかね』
『ふにゃ?』
皆に囲まれる位置なのでマリーもブロントも割と一生懸命勉強している。真面目に勉強してた方がたぶんもてるんじゃないかな?なんとか小学校でもハーレムを維持出来ているようだ。新たに加入した十人ぐらいの女の子はまだハーレムには囲い込めてなさげかな?
---
908年、夏。
夏はプールの授業をなるべく入れている。今は一年と二年しかいないけども、これ学年増えたら一クラスずつ使うのは無理になったりするのかね?どうなんだろうそのあたり。
息子達も女子更衣室で着替えさせたところ、新入りの女の子達は割と嫌がったぽい。でも他の子達が全然気にしていないので強引に流される形で納得したかもしれない。
俺もマリーの身体の中から様子を見させて貰ったが幼女だらけの水着の授業風景はなかなかシュールだった。スクール水着×三十九か?皆未発達だから色気の欠片もない。
そんなことよりも、マリー自身の身体の感触の方がよほど色々と精神的に不安になる。ついてないしな。
『どう、おとーさん。嬉しい?』
『うーん、女子中学生とかならきっと嬉しい』
『わたしの身体の調子はどう?おとーさん』
『それは…なんというか、やっぱり女の子だなぁ、って』
『そうだよねー、おとーさんの身体と大分違うよねー。今日はわたしの身体で試しに泳いでみる?』
『そうだなぁ、試しにやってみるかー』
そんなわけで、授業中マリーの身体を借りて好きなだけ泳いでみた。昔水泳教室とか通ってたこともあったなぁ。割とトラウマが残っていたりもするが。マリーの身体は普段から運動しているおかげでいい感じに泳げた。他の子は水泳初めてで一生懸命練習しているのに一人だけ普通に泳いでいるから変な目で見られた。ごめんね、マリー。
夏の間は自由時間もプールが開放されているので、マリーの身体で思う存分泳いでおいた。この世界で泳ぐ機会はあまり無いと思うけどね。外海で娯楽として泳ぐ人はいるぽいのかな?あまり外海側に行ったこと無いんだよね。
俺がマリーの身体でプールを泳いでるうちに、マリーも泳ぎ方を覚えたらしい。そのあたり割と便利かもしれない。そのうち皆で海に行こうねー、と誘われた。
ところでプールの際には水泳帽を被るわけだが、マリーのものは耳だけ出るようになっていた。そうじゃないと困るからね、納得だね。マリーのこの猫耳の感覚も前から思っていたが随分変わっていて新鮮だった。
あとしっぽもか。しっぽの付け根あたりは性感帯のようだ。性的に未発達なはずなのに他の子ににぎにぎされるとびくっとくるから色々とヤバイと思う。主に中に入ってる際の俺の理性が。
この物語はTS物じゃ無かったはずだよね?
---
908年、秋。
秋の運動会とかもある。今は一年生と二年生しかいないからあまり盛り上がらないけども。
ヒマなのでマリーの身体の中から運動会を楽しむことにした。なんかパン食い競争ならぬ牛乳飲み競争とかある。誰だよそんなの考えたやつ。ちなみに牛乳じゃなくいつものホットミルクだ。またお前か、と言いたい。しかし皆には好評らしいのでつっこめない。
あんパンも別に売ってるからホットミルクと一緒に食べるとおいしいかもしれない。子供の頃からホットミルクを毎日飲んでいるせいで、この学園に通う人々は皆ホットミルクが大好きだ。
マリーは当然参加。ホットミルクを飲んだ後身体の操作を俺にバトンタッチ。明らかに酩酊状態なのに必死に頑張って走った。どういう状況だ。なんとか五人中二位にはなれた、マリーの足は速いから。
「意外ねマリー。よく頑張りましたね。ところでお母さんの分のホットミルクは無いのかしら?」
「貴方たち母娘って、どこまでもホットミルクが好きなのね」
ホットミルクで酔っ払ってるマリーの身体を必死に動かして椅子まで戻ってきたら言われたセリフがこれ。前者がルナで後者がリース。ルナはそんなにホットミルクが飲みたいのか。ちなみに普通に配ってるから飲めるんだけど、などと思っていたらブロントが取ってきてくれたみたいだ。ルナはブロントからホットミルクを受け取って飲んで幸せそうな表情になった。
それで一息つけるかと思いきや、マリーからSOSが。
『おとーさん、おとーさん』
『ん、どうした?マリー』
『ごめんね、わたし、おしっこ行きたいかも』
『…うん、確かにそういう感じなのはお父さんも身体動かしていて感じたけども』
『おとーさんにお願いしてもいい?』
『う、うん』
仕方ないのでマリーの代わりに身体を動かして、トイレまでいって代わりにしてあげた。正直その、女の子の身体で、娘の身体でそういうことするっていうのは、かなり男として不安になると思うの。ついてないし。俺の頭が壊れないかと不安になる。
マリーの酔いも多少醒めてきたらしく、再び交代した。
『おとーさんありがとー。もう大丈夫だから、交代するね』
『うん…お父さんちょっと帰るわー』
『そう?おとーさんまたねー』
そうやってマリーの身体から離脱して、元のティターニアの家で寝かせていた自分の身体に戻る。うん…ちゃんとついてるね、ついてる。良かった良かった。
隣で一緒に寝ていたティターニアを起こして、その後お風呂でして貰ったことで男としての自信を取り戻した。ティターニア本当にありがとう。最近は保育園もしっかり完成しているからティターニアの小さな子供も昼間はそちらに預けていることが多い。夜は他の妻の分の子供も含めて迎えに行くんだけどね。今日なんかはルナやリースは小学校の運動会を見に行っているわけで、小さな子供は保育園に預けている。まぁなんというか、八年ぐらいずっとお母さんやっているわけだから、大変だよね。上の子の様子も見たいだろうし仕方ないと思うよ。
---
908年、冬。
よくわからないが図工の時間に雪像を作るらしい。意図的に雪降らせられるからね。雪の降らせ方は、張り巡らせている水路を温めて水を蒸発させて、更に焚き火等でゴミを空中に送ってやればなんとなく降ったり降らなかったり。
マリーはやる気があるのか無いのか、ブロントと一緒に雪ダルマの共同製作をしていた。
「ブロントくん、胴体はこれぐらいの大きさで良さそうかなー?」
「うん、これぐらいあればいいんじゃないかな?」
「じゃあ、あとは頭を載せてバケツを載せて色々して完成だねー!」
マリーはハーレム一位を保ちつつもなるべく他の子には配慮しているらしい。なので頭は他の女の子たちが作ったり、その後の装飾とかも他の子がやるみたい。雪ダルマって分業するようなものなのかどうかは、やや謎だが。
胴体のつもりで作った雪玉だが、頭の方を多人数で作ったらしく頭予定の雪玉の方がでかくなっていたので取り替えたりしてた。子供達で持ち上げるのが困難なので中年おばちゃん先生も手伝ってなんとか完成した。
どうでもいいけど、雪ダルマが段々溶けて崩れる姿って割とグロくない?そうでもない?
そんな感じで、その一年は過ぎていった。
桜は相変わらず全然咲きそうにないが、たぶん来年は桃や栗が少しは収穫出来るんじゃないかな、うん。
俺が食べる分もあるのかなー。楽しみだなー。




