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異世界で、一兆円とクエストと。家族計画、神の道  作者: レガ先
第四章 増える家族と深まる絆
47/79

第四十六話「子供達のハーレム幼稚園、二、三年目」

 906/4/1


 マリーやブロント達の幼稚園にとっては二年目の春になった。俺にとっては七年目がスタート。マリーやブロント達は幼稚園の二年生に。政宗くん達は幼稚園の三年生になる。

 一年生としては、ルナ二号、愛姫三号、ジゼル四号、フリマさんの三人目の男の子、リースの息子のブロントの弟のトリオン、ティターニア二号、アンジェラ三号と四号、キャラットちゃんの生んだ男の子、の女六名、男三名が幼稚園に新たに入園することになった。


 ところで…このキャラットちゃんが生んだこの息子は、男の子、でいいんだよな?


「ねぇ、キャラットちゃん、なんでこの子はスカートを履いてるの?」

「え、ラビのこと?ちゃんと名前で呼んであげてよパパー。この子にはラビって名前をつけたんだよー。覚えておいてねパパー」

「はいパパ。その、ラビです。ボクどこかおかしいですか?スカートって普通にはくものじゃないんですか?」

「んー、そうだな」


 俺は改めて、キャラットちゃんの息子のラビくんを見てみた。ところで名前とか本当に大丈夫か?色々危険にしか思えないんだが?まぁなんというか、手足はケモノとして、スカートを履いていて下はお母さん同様にレオタードみたいだ。んでちょっともっこりしてるかもしれない。どうしよう、つっこんだら負けなんだろうか?その姿が似合ってしまっているからもう救えない。見た目はすごく気弱そうに見えるが、眼光は鋭い気がする。


「ねえキャラットちゃん。ラビは男の子なんだよね?」

「え?うん。とっても立派な男の娘でしょ?お母さんとしてもなかなか自慢のデキだよっ!」

「ああ、うん、そう。前から感じてた違和感の正体がなんとなく判明したよ」


 音声だと字面がわからんのよ。たぶんきっとあっちの漢字なんだろう。俺はもう知らん。でも確かウサギ族って、男女比10:90で男性の性欲がものすんごく強いんだよな?この見た目で将来は暴走性欲になるのか。そうか、まぁそういうものですよね。


 そういえばキャラットちゃん、以前自分のお父さんのことを「お父ちゃん」とかいってた気がするな。ちゃん付けか。つまり最初からそういうことだったのか。


 今年もうまい感じに男の子が三人なので、それぞれのクラスに一人ずつ振り分けておくことにした。ラビくんもハーレム作れちゃうのか?可愛い系キャラを装ってバックリいく系なのかな。絶対本性はドエロなんじゃなかろうか。


 リースは去年同様に今年はトリオンくんに最初つきっきりになるようだった。相変わらず息子に甘い甘やかしお母さんである。ジタンの方は最近うまくハーレム形成を頑張っているので、元からそういう狙いだったことを知っているルナは最近は黙っているようだ。今年からは自分のコピー体のルナ二号が入園するので、その扱い方も試行錯誤している模様。視線が合った相手からMPちゅうちゅう吸っちゃうからね。


 あとアンジェラちゃんの娘なのだが、オートパイロット中はやはり女の子好きのようだった。ハーレムからあぶれてる女の子を標的にしているようである。



 ---


 906/7/25


 マリー達の幼稚園生活にとって二年目の夏休みになっている。


 今日は何やらジゼルが不思議なことをしている。ジゼルは現在トップペースでどんどん子供を生んでおり、この間ついに七人目の女の子を生んで、今日の朝に愛の奇跡の効果で男の子を妊娠したばかりだ。


 ジゼル二号が五歳。三号が四歳、四号が三歳である。現在三人引き連れており、先頭のお母さんジゼルが笛吹いて行進してる。ミニジゼル三体は、お姫様っぽいミニマム戦闘服を着ている。あとちっちゃいレイピアも装備しているようだ。

 一方でお母さんジゼルは前に俺が贈ったミュルグレスを装備している。


 俺とティターニアは広場の方を向くベンチに二人で座ってその様子を観察している。ちなみに今日のコレは観戦するように言われている。ジゼルお母さんの笛で、全体が整列した。


「どうかしら、ヒロ。なかなか可愛らしい三剣士でしょう?」

「うん、確かに可愛い。ミニマムだけども、出会った頃のジゼルをちょっと彷彿とさせるものがあるね」

「うふふふ。では見ていてくださいな。それではー、はじめっ!」


 ジゼル二号と三号がオートパイロット状態に移行し、ちっちゃい女の子同士でレイピアで決闘しはじめた。PK禁止の世界なので、武器が破損することも互いにケガすることもない。相手のHPを削って最後にオーバーキルしてやればそれで相手がすっころぶ。ミニジゼル達の左手の薬指には、以前送ったルビーの指輪が今も填められているようだ。


 オートパイロット状態の娘達は、子供であるにも関わらず随分と強いようだった。成長により能力の解放が制限されているのかな?ジゼル二号がジゼル三号を常に凌駕している模様。見事に相手の攻撃を捌ききって、HPを削りきり吹っ飛ばした。


「どうかしら?ご覧のように、普通に戦えば姉の方が必ず勝つみたいですわ。可愛らしいのに剣裁きはなかなかのものでしょう?」

「うん、確かにコレはすごいや。それで次はどうするのかな?」

「姉一人に妹二人で戦って貰いますわ。では、次ッ!」


 お母さんジゼルの指示を受けて、今度はオートパイロットのジゼル二号対三号&四号の図になった。二号はかなり善戦していたが、二人がかりでは裁き切れずに最後にはついにふっとばされた。


「このように、姉も二人がかりとなると妹達には負けるみたいですわ。それでは最後は、わたくしが娘三人を受けきってみせましょう」

「そこまでやるのか。娘イジメにならないか?」

「うーん、心は、無いはずですわよ」


 オートパイロット中はとても女の子らしく動くんだけどね。言葉も喋るし。まぁいいや、観戦することにした。


 オートパイロットなミニジゼル三人が、お母さんジゼルに挑んでいく。お母さんジゼルは最初一切攻撃せずに回避に専念していたが、それでも大分被弾していた。俺はUIを見てみる。お母さんジゼルは凄い勢いで攻撃されるのだが、HPが減らない、全然減らない。娘達のレイピアはしっかりと刃のついたものでオモチャではない。だから十分な威力でお母さんジゼルのHPを削っているはずだ。なのに全然HPが減らない。ジゼルは俺に長年抱かれ続けたことでかなり高いHPを獲得しているようだ。


 ミニジゼル達がようやく必死にHPを二割削ったあたりでお母さんジゼルが反撃に出た。俺の贈ったミュルグレスを華麗に操り、ずばずばとミニジゼル達を斬り捨てていく。二号が六発、三号が五発、四号が四発で吹っ飛ばされた。四メートルぐらい飛んだね。身体は痛くないが心は痛いはずだ。


 吹っ飛ばされたミニジゼル達が涙目で俺の方に駆け寄ってきた。


「お父様-、負けちゃった-」

「パパー、負けちゃったよー」

「うぅ、ママひどいー」


 三人とも微妙に台詞が違う。これ本当に中の人がいないかどうか疑わしいんだよな。とりあえず三人とも頭をなでなでして慰めておいた。するとすぐに笑顔になる。


 オリジナルジゼルというかお母さんジゼルというか、ジゼルがミュルグレスを鞘にしまって話し掛けてくる。


「わたくしのHPも随分上がりましたからね。母の貫禄というものを示してあげましたわ。年齢があがるにつれ母と同じ能力に近づくであろうことはほぼ間違いありませんわね。ただ、レイピアだけだとどうしても…そのうち軽盾も欲しくなるかもしれませんわね」


 年齢の割には相当強く、更に性行為を行っていないにも関わらず母のHPをいくらか受け継いでいることは明らかなようだった。HPがあるというのは本当に心強い。HPがなければいつかのジゼルのように敵の攻撃一発で身体を吹き飛ばされてしまうかもしれない。

 それにしても軽盾か。そのうち一時的に借金をしてでも武具工場を作らざるを得ないだろうな。


 その日はミニジゼル達は姉妹同士でレイピアによる決闘を楽しんでいるようだった。たまにお母さんジゼルに挑んでいたが、お母さんのHPを削りきれずに後に瞬殺の流れを繰り返していた。負けるたびに慰めてもらいに俺のところに駆け寄ってくるのが可愛かった。



 ---



 二年目の秋になった。


 可愛いといえば、リース二号も最近可愛い。オートパイロットで放置していると、よく俺の所にくるようだ。ただ、割と空気を読まないところもあるかもしれない。


 愛姫がルナよりも早く子供を生んだので夏の終わり頃から愛姫を抱いていたのだが、愛姫の寝室にまで入ってきてその一部始終を間近からじーっと眺めていたのである。リース二号のオートパイロットはもしかしたらドエロなのかもしれない。愛姫は見られていることに興奮したのかすごい乱れっぷりだった。


 行為の後に寝る時に、俺の左が愛姫だったんだけどリース二号が俺の右にくっついてきてた。何を考えたのか上着を脱いで下着姿で俺にくっついてきてた。四歳なのに。


 朝起きて愛姫と一緒にお風呂に入る時にも乱入してくる。愛姫はすごく恥ずかしそうにしている。うーん、中の人なんていないはずなのにね。絶対中の人いるようにしか見えない。


「昨夜のお父様はたくましかったです。お父様はやっぱりスゴイです」


 オートパイロット中のリース二号にそんなことを言われる。ちょっと顔を赤らめている。やっぱりお父さん大好きってことなのか。いやしかしね、お母さんリースを抱いてる時ならまだしも愛姫宅にまで乱入してくるのは想定外だったわ。


 ちなみにこのコピー体の娘達の身体は、オリジナルが睡眠等で完全に意識を落としてやれば、自ら完全に自分の身体として一時的に操作することも出来る。だから中の人なんていないはずなんだよ、うん。なんとも不思議だなー。


 身体を洗っている最中、リース二号は愛姫の胸を揉みながら自分の胸と比較しているようだった。どうしよう、ちょっとはしかるべきなんだろうか。でもそれで恥ずかしがっている愛姫の姿も可愛いので放置しといた。


 その次の日からはリース二号だけじゃなく愛姫二号まで観戦してくるようになった。なんだろう、リース二号に誘われたんだろうか。心を持たないはずとはいえ娘にまで痴態を見られて愛姫は真っ赤になっていた。それでも最後まで続けたけど。


 リース二号はその他にも、幼稚園で経験してきたことを俺に話してくれることがある。別の日の出来事だが、ティターニアの家で長ソファーの上でくつろいでいるときにリース二号が俺の膝の上に乗ってきた。だから親娘のスキンシップを取りながら会話をしていたのだが。


「それでね、お父様。ブロントお兄様がマリーお姉様とその日はくっつきすぎていたので、他の女の子達とちょっと取り合いになっちゃってました。お兄様はもてもてで羨ましいです。私もお父様にもっと相手して欲しいです」

「そうかそうか」


 自分ももてたい、じゃなく俺限定ってあたりが本当に色々仕組まれてるよなコレ。まぁいいんですけども。それにしても、この子を将来食べる時にはリースに操作して貰うかオートパイロットに任せるかどうしたものかな、コレ。

 罪悪感がするようなしないような、悩ましいところだ。


 ちなみにいつも子供達は俺のことをお父さん、みたいに呼んでくるわけだが、コレ、何か制限がかかっているらしい。ヒロ、と名前で呼ぶことが不可能になっているようなのだ。試しにリースに二号の身体を操作して貰ったのだが、どうしてもヒとロの音節を繋げて発声することが出来ないらしく、必ずお父様、になってしまった。つまり、彼女達を抱く場合はお父さんお父さんと言われながら抱かなくてはいけないってことだな。例え妻達に中の人を代わって貰ったとしても、だ。


 それはそれでアリなんじゃないか?と思ってしまった。



 ---



 二年目の冬になった。冬休みにはやはり去年同様に温泉を貸し切りツアーになっていた。


 温泉の後にはやはりここでも例の牛乳を頂くらしい。ホットミルクだけでなくコーヒー牛乳とかフルーツ牛乳とか色々あるらしい。しかしやはりマリーはここでもホットミルクを風呂上がりに飲んでいた。マリーのその酔っ払った感じまでマリーの身体の中から観察している俺に伝わってくるわけだが。


『おーい、マリー。しっかりしろー』

『はにゃーん。おとーさん、ほっとみるくおいしいよー?』

『いやいや、そんなことより、マリーはブロントの相手をしなくていいのか?』

『んー…ちょっとぐらいなら、だいじょうぶ、かな?』


 お風呂上がりの皆は簡素な温泉旅館用の浴衣姿である。マリーがソファーに座ってゆっくりとくつろいでいると、お母さん達もお風呂を上がったのかやってきた。いつも俺と一緒なティターニア以外の妻達は、皆この温泉にやってきている。のだが、ルナがどうやらマリー同様に酔っ払っているらしくリースとアンジェラちゃんに支えられながらやってきた。マリーの座っている左にルナが座らされた。コレはあれだ。マリー同様ホットミルクを飲んで酔っ払ったらしい。


「あー、ルナママだー。ルナママもホットミルク飲んだのー?」

「はふー…やっぱり風呂上がりのホットミルクはさいこうですねー。ふにゃあ…」


 ルナは相変わらずのようだ。というか風呂上がりじゃなくても同じ台詞だよねそれ?マリーの隣に座らされた浴衣姿のルナは、相変わらずの爆乳と巨尻が目立つ。やっぱりこのプロポーションはおかしい。ちなみにルナのつけるブラはかなりゴツイ。一度どうなってるんだと話は聞いたのだけど、魔力であらかじめ身体を支えた上で下着や服でも一生懸命乳を支えているらしい。ブラや服がなくても魔力だけでプロポーションを維持出来るけれど、魔力消費がデカくなるのだそうな。ちなみにその魔力の源は俺から吸い取った魂である。そんなことに使っていいのか。別にいいんだけどさ。


 リースやアンジェラちゃんも、浴衣の上からでもわかるぐらいプロポーションが良い。リースは出会った時よりも随分とおしりが成長してしまい、胸も大きいがおしりも目立つ。アンジェラちゃんよりもおしりが大きいのでよくアンジェラちゃんにおしりを撫で回されている。そんなリースがマリーに向けて話している。


「貴方たち母娘は本当にホットミルクが好きねぇ。何もお風呂上がりにまでホットで飲まなくていいと思うのだけど。私はフルーツ牛乳の方が好きかしら」

「うーん、でもリースちゃん。ミルクなら自分達のを飲めば良い気がするんだけど-?」

「アンジェラあんた何言ってんのよ。バカじゃないの?自分の母乳飲むアホがどこにいるっていうのよ」

「えー?でもでもー、リースちゃんになら飲まれてもいいよー?アタシ」

「それ以上この話を続けると本気で殴るわよ?」

「リースちゃんになら殴られてもいいー」


 もう随分と経つのだが、リースとアンジェラ二人の関係は相変わらずであるらしい。なんか似たような会話を昔内海貿易船で聞いたような気がしなくもない。


 温泉にはお約束の卓球台もあり、遠くの方ではジゼルとキャラットちゃんが卓球で勝負しているようだった。キャラットちゃんはなんかラケットじゃなくてラケットっぽいグローブを装着しているみたいだがな。手足がケモノだから仕方ないのか?


 男の子達は皆各自の囲い込んだハーレムの女の子達に囲まれているようだった。愛姫は年長さんの政宗くんを遠めから見守っている模様。来年度からは政宗くん達は小学校だからなー。既に小学校の建物もなんとか出来上がっており、付随する施設も段々と追加していっている最中だ。


 少し離れた場所では、何やら俺の娘達が集まってお喋りしているようだった。

 メンバーはリース二号、ルナ二号、愛姫二号、三号、ジゼル二号、三号、四号、アンジェラ二号、三号、四号、キャラット二号、ティターニア二号で総勢十二名にも達する。

 なんだろう、もしかしなくてもとんでもない話をされている気がする。リース二号が俺と妻達の行為を観察していた内容を他の娘達にも話しているようだ。そこにアンジェラお母さんも混ざってエロ話に参加しにいった。リースお母さんはその光景に割とドン引きしている様子だったが、ブロントの弟のトリオンの様子を見にいった。


 女だらけの温泉あがりの世界って色々酷いことになるんですかね。マリーは少しホットミルク酔いが醒めてきたのか、中に入って様子を見ている俺に対して心の声で聞いてきた。


『おとーさん、おとーさん』

『ん?なにかな?マリー』

『わたしも、他の子達と一緒におとーさんのエロ話に参加してもいい?』

『…やめなさい。マリーは全部見てるから、本当に洒落にならないことになるから、ね?』

『ぶー、おとーさんのケチー』


 マリーに拗ねられてしまった。マリーが俺の身体の感覚を全て盗み見ていることはリースとティターニア以外の皆には秘密にしてある。


 それにしても、お風呂上がりのマリーの身体に入らせて貰っていると、色々と感覚がおかしくなって不安になる。女の子の身体ってやっぱり男と違うよなぁと実感する。なんだろう、別にこの物語はTS物ではなかったはずなんだがな。



 ---



 907/4/1


 新年度になった。俺にとっては八年目がスタート。マリー達は年長さんになり、一学年上の政宗くんとジゼル二号とフリマさんの息子のスレイマンくんは小学校に入学していった。いつも仕事ばかりのフリマさんも、今日だけは小学校へスレイマンくんの入学式に出かけるようだ。


 表記はしていないが今も新たに子供達は増え続けている。一月頃にはティターニアが五人目の女の子を生んでいた。あとで結果だけまとめて記述する。


 今年新たに幼稚園に入園するのは、ルナ三号、愛姫の息子の信長くん、ジゼル五号、フリマさんの四人目の男の子。リースの息子でブロントとトリオンの弟のピエージェ。ティターニア三号、アンジェラ五号、そしてキャラットちゃんの息子でラビの弟のボーパルくん。そしてその妹のキャラット三号で、合計で男四人、女五人になった。男四人になってしまったので、空き教室を利用して今年は1クラス増やしておいた。実は教室数や宿舎には余裕を持たせてある。


 一人何か物理的に危ない名前の子が混じっているが、気にしないことにした。


 ちなみに一応学園都市のあたりには、頑張ってサクラの若木をたくさん植樹したんだけどね。やっぱ十分大きくなるまでに十年以上かかるっぽいのかな。マリー達が育つ間にはまともに咲きそうにないな。仕方ないことではあるが。よって、子供達の入学式だけど桜はまったく咲いていません。だって若木だから。とても残念な状態です。


 この世界、色々なところがチートなので虫害がほとんど発生しないらしい。神様が何か思うところでもあったのだろうか。


 あとは調子に乗って果物関係の樹も結構植えてみた。リンゴとか桃とか栗とかね。でも銀杏は個人的に好きじゃないから植えない。この世界は虫害が少ないらしいけどもどうなることやら。桜も、観賞用だけじゃなくサクランボ用を植えといた。いつ頃収穫可能になるんだろうな。


 巨大ハーレム学園なはずなんだけど、どちらかというと俺の趣味の世界を思いっきり詰め込んだ感じになっている。そのうちスイーツ学園になりそうだな。桃や栗は三年で育つらしいから、マリー達が小学校に入っている最中には割と収穫出来るかもしれないな。


 幼稚園と小学校に向かう馬車はそれぞれ分けることにした。幼稚園行きの馬車には現在子供達だけで二十六人もいる。そこに追加でお母さんまで乗り込むものだから大変だ。ほぼ満員状態で頑張って巨大馬車は走っていった。これから一年毎日子供達を乗せて走り続けるのだろうな。



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 たくさんコピー体の娘達がいるわけだが、娘達には誕生石の指輪を配るようにしている。俺の娘達はマリーを除いて最初から全部俺専用みたいだから、左手の薬指に皆指輪を填めて貰っている。ミニリースにはトパーズで、ミニティターニアには悩みに悩み抜いた末結局ダイヤモンドにしてしまった。十二月の誕生石は色々あるのだが扱いが難しいものばかりだったから、俺が好きな俺の誕生石のダイヤモンドにした。だって、ジルコンとかダイヤモンドの代替物っぽくない?ディスってごめん。色つきジルコンは確かに綺麗なんだろうけどさ。


 ルナは九月生まれなので愛姫のサファイアと被ってしまうのだが、思い切って猫目石にした。いわゆるキャッツアイである。キャッツアイは実際には金緑石クリソベリルという石の変種で、金緑石の別の変種のアレキサンドライトは六月の誕生石らしい。でも敢えてキャッツアイにしておいた、ノリで。稀にアレキサンドライトキャッツアイとかいう物もあるんだってさ。聞いたことねーよそんなの。


 それにしてもアレキサンドライトか。個人的には結構思い入れがある宝石だったりする。三万個集めたからな、ゲームで。その結果手に入れた武器の名前が…いや、これは伏せておこう。この物語にはたぶん、きっと、関係無いはずだ。


 コピー体の娘達に宝石を身につけさせることで、他の女の子達との差別化もしやすくなるし、宝石への興味を持たせることも出来るわけだ。クラスの別の女の子達に、そうやって目に付かせることによりその女の子と母親に宝石を欲しい!と思わせるわけだな。それによって俺が投資している宝石事業の売り上げも伸びると、そういう風に期待しても良いのだろうか。


 しかしこう、道徳の授業において指輪は結婚してから付けましょうということを強く教育しているんですよ。洗脳とも言いますが。そうやって女児達の結婚願望を段々と高めるわけですね。コピー体の娘達はなんというか、生まれた時から既に父親の俺と結婚しているようなものだから身につけていても問題無いわけです。逆にモラル面には問題が有る気がしなくもないが。


 オートパイロットで動いている娘達も、その宝石が割と気に入っているみたいだ。父親である俺が直接一人一人に填めてやっているし、十分な出来のものを宝石工場の方にお願いしているからな。まぁそのせいで大きな利益は上げられないという面もあるのだが。いいじゃないか、良いものを人に売る前に自分用に確保するぐらいのことは、スポンサーなら許されるべきですし。


 今すぐ効果が出るわけじゃないんだ。二十年先とかに効果が出るはずだからその時までにじっくりと洗脳しておくんだ。何しろ百年もあるんだから大体のことは五十年前後で成果が出ればそれで十分だ。二十年なんてきっと短い方だろう。



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 908/3/31


 あっという間に一年が過ぎてしまった。子供たちはすくすくと成長している。一方俺は相変わらず子作り三昧な毎日を過ごしていた。明日からはマリー達も小学校に上がるので、その節目としてスシネさんに結果をまとめて貰っているところだ。


 スシネさんがまとめた結果を用紙に出力してくれる。


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 ルナ姫 南大陸出身、猫族

 英雄マリー 金の瞳の乙女

 男子2名 女子5名


 愛姫 東大陸日本本国出身

 男子3名 女子5名


 ジゼル姫 東大陸ユーロ国出身

 男子2名 女子7名


 フリマ姫 東大陸トルッコ国出身

 男子8名


 リース姫 北大陸アルフヘイム国出身

 男子3名 女子5名


 ティターニア姫 北大陸アヴァロン国出身

 男子2名 女子5名


 アンジェラ姫 北大陸ダークエルフ国出身

 女子8名


 キャラット姫 南大陸ロップイヤー国出身

 男子4名 女子4名


 男子24名 女子39名 英雄1名 計64名

 王族の割合 100%


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 スシネさんから解説されました。彼女は最近三十歳を超えて年齢を気にしています。元々二十三歳ぐらいだったのかな。出会った頃と比較するとやはり少し老けた印象はする。


「ヒロさんはよくもまぁ飽きずに子作りを続けられますね。三年で男の子が九人、女の子が十七人増えたのですか。八人のお嫁さんに三年間に二十六人も子供生ませるだなんて頭がどうかしてるんじゃないですか?」

「さすがにそこまで言われるのは想定外だったんですけど」


 うん。俺は神の使徒として、種馬としてやるべきことをやっているだけだしな。むしろ褒められても良いんじゃないでしょうか。


 基本的に方針は、先に子供を生んだ方の妻達から順に妊娠するまで毎晩抱き続けるという方針で進めていた。最初は妻にした順に抱いていたはずなのだが、子供が生まれるタイミングがどんどんずれていった為、現在順番がジゼル、愛姫、ルナ、リース、フリマ、アンジェラ、キャラット、ティターニアとなっている。

 大分変動したんじゃなかろうか。


 直近で子供を生んだ妻はジゼルで、七人女の子を生んだ後に二人、同年度内に男の子を生んでいる。二人目はつい十日ほど前に生まれたばかりだ。そのまま育てるとやはり凄い力で乳を噛まれるらしいので、ほ乳瓶で乳を与えている。


 スシネさんはチラリと俺の隣を見る。ティターニアは相変わらず俺の左にくっついている。他の妻を抱きに行く際には家に帰っていくし、家に一緒にいる際は一生懸命育児に励んでいるが、それ以外の時間はほぼ常時俺にくっついている。この世界で過ごした時間のほとんどが彼女とくっついている状態なんじゃなかろうか。既にそれが当たり前になってしまっていて誰も気にしていない。


 愛情値の順位はあまり変わっていない。ただし一時的にルナがジゼルに抜かれかけたことがあったような無かったような。一位は完全にリースに固定されてしまっていてルナが一位の座を奪い返すのはもう無理っぽい。


 朝昼晩の御飯は毎日ルナの家で一緒に食べている。最初の頃はルナは幼稚園まで御飯を作りに行っていたが、ある程度幼稚園の現場の人に料理指導をした後は基本的には家にいる。リースも最近はしっかり家にいるので、午後の時間は彼女の家で過ごす。最近リースにはずっと女の子ばかりお願いしている。やはり男の子よりも育てやすいらしく楽々育児をこなしている様子を彼女の家で眺めている。


 それにしても子供の数が六十四名なのか。二の六乗になってしまったな。百年の期間のうち実質戦力として勘定に入るのは六十年経過時点あたりでの合計人数だろうか。六十年で俺の一族は何人ぐらいにまで増えてくれるのだろうか。五十年経過あたりから、この世界を本格的に攻略開始する予定だ。一族の数の暴力で攻めるにはそれだけの時間が必要だろう。


 スシネさんはすらすらすらーっと資料をまとめてから俺に告げる。


「ヒロさん、私もなんとか女の子を一人生みましたよ。私の仕事はその娘に引き継がせます。ですからこれからも私達家族をよろしくお願いしますね」

「ええ、こちらこそこれからもよろしくお願いします」


 そう言って互いにお辞儀する。俺が百年を戦いきるまえにスシネさんは寿命で死ぬ。だからスシネさんの娘、孫娘、ひ孫にまで記録をお願いすることになる。


 寿命で死ぬという点では、妻達の元の家族全員に当てはまる。何しろ百年だ。昔の知人とは全員生き別れることになり、それなのに肉体は二十歳のまま止まる。魂だけが老化しそうなものだが、どうもそうではないらしい。魂も老化せずその若さを保ち続けるのだそうだ。なんとも謎だ。このあたりのことはギザン大神官がたまたま訪ねて来てくれた時に聞き出しておいた。


 魂が老いないというのは重要なことだ。やはり年を取ると色々辛くなることもある。特に魂と肉体が不一致などしようものなら非常に厳しいことになるだろう。そういった映画も見たことがあるな、タイトルはインなんとかだったと思うが。特にラノベとは関係無い。良く回るコマが出てくる映画だったな。


 魂が老いない、か。するとリースは百年後もあんな調子で俺を尻に敷いてくるのだろうか?それはそれでアリだな。


 何にせよまだまだ先は長い。まだたったの八年である。五十年の折り返し地点にすら立っていない。とはいっても、六十年時点で八割程度は地固めは終えておきたいが。


 明日からのことに想いを馳せつつ、その夜はティターニアの家に帰って眠った。寝る前にはいつものようにお風呂でしてもらった。彼女の胸も随分大きく育ったのでとても気持ち良かった。

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