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異世界で、一兆円とクエストと。家族計画、神の道  作者: レガ先
第四章 増える家族と深まる絆
46/79

第四十五話「子供達のハーレム幼稚園、一年目」

指摘が多いのでちょっと説明を。この作品での保育園は、幼稚園前の期間用の託児所的な意味合いの機関だということにしておいてください。

作者は普通にそのあたり全然知らずに書いてしまいました。

実際には保育園は幼稚園よりも早く入れるというだけで、その後は小学校前までの期間を過ごして卒園したら小学校らしいですね。

 朝ティターニアの寝室で目を覚ました俺は、UIの時計を確認する。

 905/4/1 7:03


 昨日までで丸五年をこの世界で過ごした。今日から六年目に突入するわけだが、今日かなりの人数の子供たちが幼稚園に入園することになっている。マリーの入園を一年遅らせたこともある。


 ルナの子供の、姉のマリーと弟のジタン。妻本人を一号として、ジゼルが生んだジゼル三号、愛姫が生んだ愛姫二号、フリマさんが生んだ二人目の男の子、リースが生んだブロントとギリギリ滑りこませたリース二号、アンジェラちゃん二号、キャラットちゃん二号、合計九名の子供達が今年入園することになっている。


 俺はこの世界に来た際の資金一兆円のうち、四千億円を姫達の購入と現在の土地と家に使ってしまった。そこに加えて追加で教育事業用に土地を三百億円買い足して、そして更に五千億円を教育事業に投資してそのまま塩漬け状態になっている。更に加えて三百億を宝石事業に投資したので、残額は四百億といった状態。

 安全マージンを取るのなら、残額にはあまり手をつけない方が良いと思われる。


 トルッコのフリマ姫とその部下の方達が動いてくださっているので、多少足が出たりしても一時的にはそちらで負担してくれている。ただし事業の利益の半分は向こうが取り分として取ることになっている。


 現在は比較的投資額が少なかった宝石事業が好調で、その利益が色々な赤字を打ち消してくれている状態。例えばこの屋敷の従業員さんの給料分だとか、色んな食費分だとかを稼ぎで補填してくれている。


 なので、教育事業に投下した資金分が、じわじわ戻ってきてくれることを期待するという状態。投下した五千億円分を全部回収する気は元よりサラサラ無く、二千億程度を長期間かけて回収出来れば十分だ。

 元から俺は比較的散財癖があるからな。人任せにして安全は利かせつつパーッと使い切ってしまおう。


 ちなみに割と大規模な公共事業になるし、この世界の政府代わりでもある教会からの補助金も出るそうです。それによって儲けるというよりは、月謝というか利用料金を下げる方向性でいってみる。


 今回俺が計画した教育施設というのは、赤ちゃんから大人まで全部まるごと育てます、と言ったような一貫教育の巨大教育機関だ。俺専用と軍事用の二種類にまず大別されており、その中で保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学まで二十二年間育てる仕組みになっている。最初から最後まで全寮制で、特に小学校までは親が一緒に居住可能にしておいた。


 今はまだ全整備されている状態ではない。子供達の利用が間に合うように、下の方から順に整備していた。完成したのは保育園と幼稚園だけで、そのうち小学校が完成する予定になっている。


 さて、俺専用と軍事用、それぞれの幼稚園がどうなってるかという話になるのだが。ここが問題だ。そもそも俺専用って何の話だって感じだが。


 俺専用の方は、俺の子供達と世界中から集めた可愛い女の子だけを通わせることになっている。いくら安く抑えているとはいっても、それでも遠くからの住み込みを前提としているのでやはり利用料金は高く、そこそこお金持ちなお嬢ちゃんばかりが母親と一緒にやってくるという設計になっている。

 一クラスは三十人程度で、先生は基本中年のおばさんが中心。園長先生はどこから連れてきたんだか知らないがなんか教会からの天下りっぽいいかにもなおじいさんがやってきている。まぁ教会から補助金貰ってるし多少天下りしてこようが全然別に構わないんですが。


 そういう女の子だらけの世界にうちの子供達は放り込まれる。リースの息子のブロントなんかは、女二十九人男一人の状態のクラスに放り込まれる予定になっている。ルナの娘のマリーと、ブロントの妹のリース二号と愛姫二号も一緒だけど。ジタンは別のクラスに分けておいた。同じクラスに姉のマリーがいると弟としてはのびのび過ごせないだろうからな。

 ジタンとあとフリマさんの二人目の男の子もそれぞれ女二十九人、男一人のクラスに放り込まれるわけだ。ちなみに二人目の男の子はメフメトっていう名前なんだってさ。また有名人か。


 とりあえず、一学年に三クラス九十人、三学年で合計二百七十人規模の巨大幼稚園に放り込んでおいた感じだ。三年目の学年は現在無人で、マリーやブロントの学年よりも一年上には政宗くんとスレイマンくんとジゼル二号がいる状態。


 つまり何がしたかったかというと、幼稚園の時点でハーレム幼稚園ってことだ。先生が中年のおばさんしかいないので、女児達の興味はクラスに一人程度しかいない男の子に向くことになる。一方息子達も、頼れる男性がいないので逃げ場が無い。ある意味絶体絶命の状況かもしれん。


 政宗くんのお母さんである愛姫やブロントのお母さんであるリースは、この状況にそれはもう不安を覚えているらしい。だからたまに通って様子を見に行くつもりなのだとか。いやしかし、他の子供の世話もあるからね、難しいんじゃないかい?


 ともかく俺専用というか俺の子供達用のハーレム幼稚園はそんな感じだ。

 もう一方の軍事用幼稚園は、逆に男の子専用の隔離施設にしておいた。


 一クラス二十人の一学年五クラスで子供は全員男の子。それで先生は全員若くて綺麗なお姉さんにした。園長先生はバリバリに男らしいムサイおじさんにした。なんか退役騎士さんらしい。


 こっちの構造はなんというか、男の子達には綺麗なお姉さんに興味を持って貰おうという狙いである。先生と一緒にお風呂に入る時間とかも設定しておきました。水着着用かどうかは先生に任せる。自分の母親以外の綺麗なお姉さんに興味を持つように仕向けるわけだ。男だらけで何も対策無しだとホモになりかねないからな。


 そちらの施設は親も同伴無しで、基本的に大部屋で綺麗なお姉さん先生と一緒に皆で雑魚寝するようになっている。先生以外の他のお世話係とかは、ドワーフの未亡人のお姉さん方にお願いしている。子供の頃からドワーフの成人女性に慣れておいて貰う為だ。



 ---



 ちなみに今日は日曜日である。元いた世界だと学校などは四月の六日開始とかだったと思うが、わかりにくいので四月一日開始にしてみた。日曜だから明日に先送りしても良いのだが、大事な日なので顔見せの入園式だけやらせることにしておいた。


 比較的家から近い場所にあるので、毎朝家から馬車で出かけていく。いつも俺が使っていた高速馬車ではなく、大人数用の連絡馬車と同じタイプの六頭立ての馬車に乗っていく。

 俺も妻達や子供達を見送ることにした。リースは現在妊娠三ヶ月弱だが、なかなか可愛らしいお母さんっぽい洋服を着込んでいた。息子のブロントを一生懸命世話している。ミニリースちゃんの方は現在制御中らしく、おとなしーく待機している。そっちの服装もなかなか可愛い。ちなみに幼稚園の制服は無い。小学校からは制服も用意する予定だが義務化はしない。


「それじゃあヒロ、行ってくるわねー。ほらブロントー、お父さんに挨拶、ね?」

「おとうさん、いってきます」

「うん、行ってらっしゃい」


 リースとブロントとミニリースちゃんが馬車に乗り込んでいった。なんとなくスクールバスっぽくなってしまっている。ルナと愛姫とジゼルとアンジェラちゃんとキャラットちゃんも子供達と一緒に乗り込んでいく。フリマさんは自分では行かずメイドさんを代役に立てているようだ。


 そんな様子を眺めていたら、既に馬車に乗り込んでいるマリーから心の声で通信があった。


『おとーさん、行ってくるねー!』

『うん、いってらっしゃい』

『なんだったら、おとーさんも様子見に来て良いよー?待ってるよー!わたし経由でもいいよー!』


 そういってマリーとの通信が切れる。

 その後今日用事のある妻と子供達を皆乗せた馬車は幼稚園へと向けて走っていった。


 なるほど、マリー経由、ね。


 相変わらずティターニアは俺にほぼ常時くっついたままなので、ティターニアと一緒に家に戻ることにした。そしてそのまま寝室に戻って、朝っぱらから二度寝する。ティターニア二号も混じってきて親子三人で朝っぱらから二度寝の図になった。


 これにはしっかりとした意味がある。俺が俺の身体の意識を完全に落としてしまえば、マリーが見聞きする景色を全て確認出来るうえに、マリーの許可があれば彼女の身体を動かすことだって出来てしまうのだ。

 それが、魂の繋がった俺とマリーの間で出来る特殊能力の一つだった。


 俺はそのままぐっすり眠って、マリーの身体の方に意識を飛ばすことにした。



 ---



 再び意識を取り戻した時には、そこはマリーの身体の中だった。特に身体のコントロールを貸して貰うつもりもない。マリーはすぐに気づいたらしく、俺に心の声をかけてきた。


『おとーさん、いらっしゃい。今はまだ馬車の中でー、もうすぐ幼稚園に着くみたいだよー』

『おー、そうかそうか。マリーは普段通りでいいよ。あまり不審な行動は取らないでね』

『うんー、りょーかいだよ、おとーさん』


 マリーは俺の代わりに周囲を見渡してくれた。マリーの左にはルナが座っている。俺からしたら小さなルナが、マリーからは大きく見上げるような形になる。そっかー、これが子供からの目線かー。


「ルナママ、幼稚園楽しみだね-」

「そうね、マリー。パパのおかげでジタンと同じ学年にして貰えましたからね。クラスは違うけれどもしっかりお姉さんとして頑張ってね」

「はーい」


 ルナの向こう側には弟のジタンが座っている。お母さんに割とべったりだ。男の子はやはり母親にべったりなものなのだろうか。いやしかし、ルナは割と厳しいからな。リースは逆に息子に甘過ぎるが。


 マリーの右の方、中央通路を挟んで対面にはブロントが座っていた。リースの左に座っている。マリーがどうやら手を振ってアピールしているようで、ブロントの方もそれに気づいてこちらの方に顔を向けている。


「ブロントくんー、楽しみだねー、幼稚園」

「うん、マリーちゃんこれからもよろしくね」


 ちなみに、マリー、ブロント、リース二号、愛姫二号が同じクラスになっている。ジタンとジゼル三号とアンジェラ二号とキャラット二号が隣のクラスで、フリマさんの二番目の息子のメフメトくんはソロだ。

 ここらへんも俺が運営者特権で勝手に操作しておいた。


 ブロントの右にはお母さんであるリースが座っている。息子のブロントの頭をなでなでしている。リース二号も今はオートパイロットなのか、笑顔でお母さんに抱きついている。


「うーん、でもね、ブロント。お母さんは心配よ?女の子だらけのクラスで大丈夫?襲われたりしないかしら?」

「だいじょうぶだよおかあさん。他の子になにかされるよりもまずマリーちゃんになにかされるよ」

「…お母さん、それもわりと不安なんだけどねー」


 マリー視点で見るリースは随分とおっきい。ルナが百五十センチでリースが百六十センチだからな。


 元々距離が近いので、馬車は比較的短時間で幼稚園に到着した。歩くにはちょい辛い距離だが馬車なら余裕過ぎる程度かな。


 馬車から出たマリーはブロントの左手を掴んで歩き出した。ルナの右手は掴まない。ルナは多少は気にした様子だったがジタンの方だけ面倒を見ることにしたようだ。ブロントの右手はリースお母さんに掴まれている。左右からちょっと上のお姉さんとお母さんに挟まれている状態だな。


 俺の妻と子供達はそのまま建物内へと入っていった。



 ---



 幼稚園の入園式ねぇ、正直俺は覚えてないよそんなもの。とりあえずこの世界では、よぼよぼな天下りのおじいさんの園長先生が「みなさん入園おめでとう。みんな仲良くねー」とかだけかなり短い話を言ってた。わりといいかげんだが、長い話だと子供達がいらいらするからでたらめでいいや。


 クラスに通されて、中年おばさんな先生から皆に名前入りのワッペンが配られる。皆ひらがなネームのようだ。マリーは自分の分の「いちねん、ぎゅうにゅうぐみ まりー」とかいうワッペンを受け取って身につけていた。ところでここ牛乳組なの?牛乳組とかどういうことなの。名称にややおかしさを感じる。


 クラスの中にはお母さんと娘のペアがずらーっと並んでた。ここまで女だらけの空間は壮絶だな。母娘と先生で合計六十人ぐらい女だらけの中にブロントは一人だけ男の子である。少しびびってるかもしれん。マリーがそっとブロントの左手を握って落ち着かせようとしていた。一応リースお母さんとも手をつないでいるんだけどね。


 子供達が順番に自己紹介していく。お母さんにべったりで自信の無さそうな子が多かった。そんな中、やはりマリーとブロントが特に目立って注目を浴びていた。


「神の使徒ヒロの第一の娘、マリーです。みんな、あまり怖がらないでわたしと仲良くしてね!」


 そういってニッコリスマイルしたぽい。マリーは母譲りの黒耳、黒髪と、金の瞳の乙女の証である金色に輝く瞳を持っている。割と眼光がヤバイと思うけど、終始スマイルを保っているようだ。確かにそうでもしないと警戒されるよな、うん。


 ブロントも頑張って自己紹介してた。


「ヒロおとうさんのむすこのブロントです。みなさんぼくとも仲良くしてください。まってます」


 誰の仕込みなのかそんな自己紹介だった。俺は特に指示した覚えがないんだけどな。しかしこう、一気に女の子達にガン見されてないかい?大丈夫なのか。

 自己紹介の後ブロントは早速女の子達にもみくちゃにされてた。クラスで一人だけ男の子だしなー。仕方ないネー。

 少し遠くでリースお母さんがおろおろと不安そうな顔で見守っていた。一方で愛姫はクラスが女の子だらけなのでミニ愛姫ちゃんも平和だろうということで安心した表情だった。


 女の子にもみくちゃにされていたが、意外とブロントは耐えて頑張っていた。あれか。普段からマリーに密着されてたおかげで割と女の子馴れしてるか?マリーは長期間頑張ってたぽいしなぁ。女の子相手に目を見て話せるようにする特訓だとか、お風呂でも裸でつきあえるようにする特訓とかなんかやりまくってたんだよな。だから女性恐怖症にはならずに済んでいるかもしれない。


 そうしてしばらくしたぐらいで、何やらホットミルクが運ばれてきた。例のあの牛乳が既に大量に輸入されてこの幼稚園でも園児達に配られているらしい。皆で輪になってホットミルクを飲んでいた。ブロントの隣は左がマリーで右が妹のミニリースだった。


 ホットミルクを飲んだ後のマリーの視界が随分とぼやけている。ルナだけじゃなくお前もか。そんなにホットミルク好きか。


『マリー、しっかりしろ。ホットミルクに負けるな』

『ふにゃーん、でもおとーさん、これさいこうだよー?』

『いやしかしな、まぁ今日は後は帰るだけだから、いいのか』


 今日は日曜日だし顔見せだけなので、昼ご飯の前に皆帰ってくる。俺の家族以外の女の子達は全寮制で住み込みになるので、昼食後も色々と長いこれからの生活についての説明等で過ごすことになっている。


 来る時にも使った馬車に全員乗り込んで再び家に戻っていく。何やらルナが息子のジタンを叱っているのが見えたが。帰ってくる前にマリーの身体から退散して自分の身体で起きておくことにした。



 ---



「ねぇアナタ。ジタンが酷いんですよ。出会って初日だというのに女の子のスカートをめくりまくっていたんですよ?」


 家に帰ってきたルナが馬車から降りてきてすぐに俺に問い詰めた内容がソレである。うん、猫族の男性は色々とアレだという話は前から聞いていた気がするが、早速問題を起こしたらしい。


 それにしてもスカートめくりか。うーん?どうしたものかな。


 実はジタンがスカートめくりするのは今に始まったことじゃない。俺の他の娘達のスカートをいつもめくっている。コピー体の娘達は基本的に父親である俺にしか興味が無いようで、ジタンにスカートをめくられてもまったく気にしないで普通にパンツを見せてくれる。

 まぁなんというか、じっくり観察出来るがおそらくは面白くはないと思う。一切恥じらわないからな。だから、スカートをめくることで正常な反応を示してくれることが嬉しくて他の子のスカートをめくっていたのかもしれない。


 ともかくなんか、説教をすることになってしまった。うーん、どうしたものかな。

 説教はしておくから、ルナのいないところでさせてくれと頼んでおいた。それで、ジタンと二人の状態にしてもらった。

 ジタンは俺に酷く叱られると思っているのか、ちょっとうつむいている。まぁルナママ厳しいからな。パパにも酷く叱られると考えるのは仕方ないと思う。


 ジタンは金髪の猫耳少年である。耳がすごく目立つものの、それ以外は随分と男前で将来は格好良く育つんじゃなかろうか。俺には顔は似てないと思うよ、うん。とりあえず会話を試みる。


「ジタン、既に話は聞いている。クラスの女の子相手に初日にスカートめくりしてきたんだってな」

「…はい、パパ」

「パパは正直そのことを強く叱る気はないんだけどな。スカートめくりは楽しかったか?」

「えっと、その」

「正直な気持ちで話していい。楽しかったんだよな?」

「はい、その、すごくたのしかった、です」


 うん、凄く楽しかったらしい。言っておくが俺はスカートめくりとかした記憶はほぼ無いぞ。昔は女馴れとかしてなかったからな。しかし息子のジタンにはしっかり女馴れしておいて欲しい。だって俺の代わりに孕ませまくりのハーレムを作って貰う予定だからな。


 だからこういうアドバイスになる。


「スカートめくりが楽しいのはわかる。うちの他の娘達にスカートめくりしても素直に見せてくれるだけだから張り合いが無いんだろう?うん、気持ちはわかるんだよ」

「う、はい、パパ。そうなんです」

「でもなー、ジタン。女の子には嫌われたくないだろう?どうせならこう、スカートめくりしたうえでその上で好きになって欲しいよな?」

「う、はい、そのとおりです」


 うん、よくはわからないがそういうことらしい。そりゃ、嫌われるよりは好かれる方が良いよな。だから俺からのアドバイスはこうだ。かなりとんでもない話だろうが、こうだ。


「ジタンには、ルナママと同じ愛情値チェックの能力があるだろう?」

「えっと、はい、あります」

「まずはその愛情値チェックを女の子にさせて貰うようにするんだ。そうしたらその子がどれぐらいこちらを好きか分かるよな?」

「はい、わかります」

「それじゃあ、愛情値チェックをして十分に高い子がいたら、その子に対して素直にスカートめくりしても良いか直接聞いてみるんだ。それでオッケーが出たら、めくれば良い」

「…そのはっそうはなかったです、パパ」


 うん。


 相手に好かれているうえで、相手の了解を受けてからスカートめくるなら、逆に相手が喜ぶだろうから問題無いだろうと判断した。


 公然とスカートめくりが行われることになるが、実はそのあたり、全部了承しろということが俺から強く通達されているので、先生にも怒られずに堂々とスカートめくりしてOKだ!


 スカートめくり放題のハーレム幼稚園とか頭がおかしくなって死ぬ人も出そうだな。



 ---



 905/4/9


 その日はティターニアが三人目の女の子を生んだ。これで残機が×4。そろそろこのあたりは、裏でのみ計算して伏せさせて貰おうかと考え中。


 幼稚園の方は平常運行している。


 妻達は、比較的幼稚園に様子を見に行くことが多くなった。とはいっても愛姫は既に去年からずっと息子の政宗くんの様子をしょっちゅう見に行っている。政宗くんは女の子にもみくちゃにされてたじたじらしい。愛姫ママに何度も救出されているようだ。


 フリマさんの息子のスレイマンくんとメフメトくんはソロで誰にも頼らずに女の子集団に放り込まれているが、全然退かずに普通にモテモテになっているらしい。一体どのような教育が施されているのだろうか。それが中東風イケメンの素質を持つ者達の力なのだろうか。


 ジタンは既に毎日スカートめくっても大丈夫な女の子を三人確保したらしい。元々そういう意図を持ったハーレム幼稚園なのですんなり受け入れて貰えているようだ。なんだかんだで、あれでも一応獣族の王族さんに当たるんですよ。王族の男の子に見初められるのならー、ってことで各女の子のお母さんも納得してくれているわけだ。最初から本当に酷い幼稚園だ。


 隣のクラスでスカートめくりが横行しているせいで、ブロントにもスカートめくりしてー、っていう要望が女の子達の方から出たようだ。しかしリースお母さんに叱られるからダメ、ということになった。その代わりなのかどうなのか、なんかキスすることになったらしい。マリーからブロントに色々とスキンシップをしてみせて、他の女の子達がそれを真似るという方式を取ったようだ。

 ミニリースやミニ愛姫は父親の俺にしか興味が無いので、その様子をぼけーっと隣で眺めている模様。


 リースはリースで下の息子のトリオンとピエージェの世話があるので、あまりブロントの様子を見に行く余裕がない。ティターニアは男の子のアーサーの世話を割と頑張っている。なので俺は割とヒマかもしれない。


 そんなわけで昼間からぐっすり寝てマリーの身体の方の様子を見せて貰うことが多くなった。寝る時はオートパイロット中のティターニア二号も父親の俺にくっついて一緒に寝に来る。うん、ちっちゃくて可愛い。それに温かいしな。


 幼稚園の方は、かなり長時間営業している。何故なら全寮制で住み込みの幼稚園だからだ。授業は三時前には終わるのだが、その後も夕ご飯の時間まで長い交流タイムが設定されている。ルナは子供達の為なのか、幼稚園に昼でかけて現地で皆の分の食事を作っているようだ。俺やティターニアの分は事前に作って共有インベントリに放り込んでくれている。


 俺の家族達は夕食前に戻ってきて、他の女の子達は寮に戻ってからお母さん達と一緒に夕食という流れになっている。


 三時には毎日ホットミルクが配られているようだ。毎日だ。毎日自重せずほどよい甘さのホットミルクである。ちなみに牛乳組だけでなく幼稚園全体がホットミルクで汚染されているらしい。子供の成長には良いのだろうが、エルフの国の首都ロンロンの牛乳がまさかここまで生活に浸食してくるとは想定外過ぎた。

 普通そういったものは一発ネタのはずだろう。


 三時のホットミルクタイム以降は身体を動かしているマリーが完全に脱力して役に立たなくなるので、そのタイミングで脱出して元の俺の身体に戻るようにした。それにしてもなんというか…女の子の身体は、スースーしますね。どこが?とかは抜きで。


 戻った後の時間は適当に過ごした。フリマさんは常に自宅で働いているので、事業の進捗状況をよく聞きにいく。結構順調らしくしっかり黒字らしい。教会からの補助金が随分デカイようである。確かにな。住み込み全寮制だから全世界から女の子集まっているんだよね。俺が攻略出来なかった西大陸からもドワーフの幼女の幼女が来ているらしい。大人でさえ幼女だから、その子供となると更に小さいみたいだ。マリーやブロント達のクラスにも二、三人いたかもしれないな。


 俺には無理だが、人族じゃない息子達ならばドワーフの見た目幼女も抱けるようになるかもしれないな、うん。そのことにどの程度意味があるのかは俺にはわからないが。



 ---



 夏休みになった。住み込みで幼稚園似通っている女の子達は、実家に帰ると時間がかかりすぎるので基本的には帰らない。幼稚園側で色々と催し物をしているのでそれに参加している。


 この世界の気候がサッパリわからないが、比較的近くに随分と大きな川があるので、そこから強引に水路を引いて学園都市側にも流している。定期的に浄水所を通しているが大体清潔で比較的新鮮な水が流れているんじゃなかろうか。

 そんなわけで子供達は、それ用に管理された水路で適度な水量で穏やかに流れる水場で遊んでいる。水着の着用の有無に悩んだが、思い切って基本無しにしておいた。学園の周囲には誰も住んでいないしな。


 そうやって子供達に男女の身体の違いについて理解させておいた方が良いかなという判断だ。息子達は女の子にガン見されて恥ずかしいだろうが、馴れてしまえばなんとかなるだろう。相手も裸なんだしな、うん。


 俺は別に変態じゃないんだが、マリーから見に来いと誘われたので、俺の身体の意識を落として、マリーの身体の中から一応見に行ってみた。マリー自身の身体の感触も感じるから色々精神的に不安になるんですがね。


 まぁ見に行った結果として、うちの息子達は、裸同士で女の子にもみくちゃにされていた。全く持って酷い状況だ。子供のうちからこんな生活を送っていたら、大人になった途端に周囲を食いまくっても何もおかしくないのではなかろうか。というか最初からそういう目的の為にやっているのだが。


 他のクラスの子もいるが、ジタンももみくちゃにされているようである。特にスカートめくりしていた相手から猛烈にアピールされている模様。まぁなんというか、将来責任を取ることになるんじゃないでしょうか。


 夏休みの後はクラス替えをすることになっている。他クラスの子と触れ合って、移動したければ移動しろという感じだろうか。ただし息子達はきっかりと分ける。ようは、どの男の子が良いか女の子側に選ばせてクラス移動しろってことだ。最初から将来のハーレム人員の囲い込みを目的としているのだ、コレは。


 ちょっと考えてみて欲しい。


 クラス全員が幼馴染みで、しかも昔から裸のつきあいをしていてそのまま互いに成長したらどうなるか。そして男の子の方は王族でそこそこカッコ良かったらどうなるだろうか。

 しかも好みじゃなければ他のクラスに自由に移動可能なわけである。


 きっと酷いことになると思う。



 ---



 夏休みが終われば秋になる。女の子達が男の子の好みに合わせてクラス移動する。希望が被りすぎた場合はジャンケンで決着になるのだが、さほど偏ることはなく決着がついた。

 というわけで秋からは、ブロントに興味を持っている女の子達ばかりが更にクラスに増えたことになる。ますます女の子に積極的に言い寄られることは確定的に明らか。


 マリーは常にブロントにとっての一番をキープしているが、それと同時に女の子達へ恋の手ほどきをしている。それでマリーの指示に従ってブロントが新顔の女の子達ともスキンシップを取るようにしている。まだ幼稚園だというのに濃密なハーレムが形成されていく。


 秋には、夏の間に裸の付き合いで男女仲が深まっているだろうからということで道徳の授業に力を入れている。かなり真面目な内容も多いのだが、その中にチラチラと王子様ハーレムを容認するような思想誘導を混ぜている。そうやって洗脳しちゃう。


 内容としては、とにかく十四歳までは基本エッチせずに我慢することと、十五歳になったらしっかりと結婚してからエッチすることを推奨している。異世界物のお約束なのか、この世界でも一応は十五歳で成人ということになっている。ただし十八歳になるまではある程度親の承認が必要だ。


 相手が王族だったら許可がおりやすいかどうか、そんなことは考えるまでもありませんね。それに、結婚したうえでの行為なら特に何も問題は無いだろう。無責任厳禁なのである。とにかくそんなわけで、処女の状態で結婚しろとそういう思想誘導をしているのである。処女の状態で結婚することを推奨する代わりに、十五歳になったらすぐに結婚しても良いよ、とそういう話である。とはいっても、中学校までは禁止するんだけどな。


 そうやって子供の頃からハーレム要員の女の子達に、英才教育というか変態教育を叩き込んでおく。それ以外の学習内容は至ってマジメだからきっと問題無いだろう。


 きっと問題無いだろう。


 無いはずだ。あるいは問題しかないのかもしれないが。



 ---



 冬になった。冬には雪を降らせる。降るのではなく降らせる。この世界では神様のおかげで電気代というか魔力代がタダなので、引き込んでいる水路を魔力で暖めて蒸発させる。これで学園全体があったまるし、加湿される。後はついでに適度にたき火をして、雪の結晶の核となるゴミを空中に送ってやる。そして雪が降る。


 この世界ではある程度以上冷たくなる時はHPが冷たさを代わりに吸い取ってくれるので安全だ。どんだけお気楽安全世界なのかと不思議になる。その割には魔物相手だと即死するけどな。


 子供達は雪の上で遊んでいる。誰が考えたのか知らないが、男の子相手に雪玉投げつけてアピールして、捕まえてもらう遊びをしているらしい。一体どういうことなんだ。逃げる方のやる気の無さが酷い。捕まえられてぎゅーっとされるのを楽しんでいる。色々おかしいんじゃなかろうか。


 雪が十分降った時には雪像作ったりもしているようだ。割とマジメに作っているらしい。うさぎさん作ってる子がたぶん多いかな?うん。マリーは必死に猫作ってるけど。


 でも確か、この世界本物の猫やウサギはいないんだよね。猫族とウサギ族はいるけど猫とウサギはいないんだ。だから、作るのも猫さんウサギさんではなく猫族さんウサギ族さんのようだ。謎だ。


 冬の授業は、のんびりとした童話のお話が多いようだった。まぁ情緒教育は大事だよね、うん。でもたまにエロい話とかも混ざってるみたいだ。夫婦で温め合いましたとかそういう系。良いと思いますよ私は。


 後は冬休みには、冬の合宿でニッポンポンまで温泉ツアーというのもあった。ユーロ国とニッポンポン国の国境あたりは、国道以外の部分が結構な山になっていたりする。国道を越えたニッポンポン側の山沿いの地域には温泉街があって、そこの一部の宿を貸し切りにして温泉ツアーにするわけだ。温度は温めのところを選んである。


 夏はクラスも混ぜて裸の付き合いをして冬にはクラス別に子供同士が混浴風呂になるわけだな。ちなみに一日ではなく三日ぐらい期間を取ってある。本当にやりたい放題だ。お母さん達は別の場所で温泉を楽しんで貰っている。

 息子達は自分のハーレム要員の女の子達と更に仲良くなれているようだった。囲い込みは順調ってことですね。


 マリーの身体を通してそこらへんの状況を確認させて貰っていたわけだが、まぁ俺はなんというか、幼女には興味ないからね、うん。


『おとーさん、幼女には興味がないけどこの状況は羨ましいんだよねー?』

『うん…羨ましい。俺も子供時代がこんな感じだったらきっと天国だったと思う。幼女には本当に興味が無いが』

『おとーさんの考えたハーレム幼稚園すんごいねー。大成功だよねー。ブロントくんカッコイイからもてもてー』

『せやな』


 うん、それはそう思うわ。カッコイイし紳士的だし、それでいて女の子と普通にスキンシップ取るし、普通にちゅっちゅしとる。そしてそれをおばちゃん先生にも叱られない。俺が用意した環境とはいえちょっと嫉妬しちゃう、びくんびくん。


 そんな感じで、俺の設計したハーレム幼稚園の一年は過ぎていった。

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