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オトナのかいだん

 「この大陸には居ないのね?」

 「居ないっぽいなぁ。」

 「人間も魔獣もあんまり居らぬしのぅ。」

 「なんか平和ですしね。」

 「寒いだけですぅ。」

 「そうね。居ないならココに居ても意味無いしね。」

 「じゃが、せっかく来たのじゃ。」

 「少し観光くらいはしたいです。」

 「でも雪しか無いですよぉ?」

 「雪の無い地方もあったよな。」

 「ありましたね。」

 「そっち行ってみるのじゃ。」

 「夏なら良かったかもね。涼しくて。」

 「夏になったらまた来たいですぅ。」

 「まーエルが居るからな。夏にまた来よう。」

 「では、この大陸はスルーですか?」

 「雪の無いトコ、一応行ってみましょ。」

 「うむ。皆下がれ。」

 「あいよー。」



 「あ、街だわ。」

 「ミュー、降りよう。見られるとアレだし。」

 「了解じゃ。」

 


 「ちょっと遠すぎたか。」

 「もう暗くなってきたわよ。」

 「タマにはキャンプも良かろう。」

 「にゃぁ、初めてのキャンプですぅ。」

 「では、準備しましょう。」

 「あ、夕食は私が作るわ。」

 「おー、久しぶりかも。お前の手料理。」

 「ですねー。」

 「エルの料理は美味いしの。」

 「楽しみですぅ。」

 「///プ、プレッシャーかけないで!」


 

 「おーい、メシまだぁ?」

 「もうちょっと待っててね♪ あ・な・た♪」

 「ごはぁぁぁぁぁっ!」

 「「「!!!」」」


 「食事当番と云う立場と・・・。」

 「エプロン姿で、ぱんつチラ見せ・・・。」

 「更にオタマを持って見返りながらぁ・・・。」

 「「「あの台詞とわっ!」」」

 「うー、完全にやられました。」

 「あやつが催促するまで待っておったのか?」

 「策士ですぅ。」


 「私たちも、そろそろ18禁に突入すべきかも・・・。」

 「///っ!じゃが、それはまだ・・・。」

 「///にゃにゃぁぁ!」

 「ですが、この状況で何も無いというのは・・・。」

 「た、確かに不自然じゃが・・・。」

 「この先ぃ、どれだけ強敵が現れるかぁ・・・。」

 「このまま、大陸ごとにヒロインが現れたりしたら・・・。」

 「わ、わらわたちはどんどん・・・。」

 「陰が薄くなりますぅ・・・。」

 「マナミちゃんが出現した時点で、既にキケンなんです。」

 「むぅ。確かに。」

 「にゃぅ、ごめんなさいぃ。」

 「いえ、貴女は悪くありませんよ。私たちも貴女は大好きですから。」

 「うむ。あやつがそなたを気に入ったのじゃ。わらわたちは口出しすべきでは無い。」

 「にゃぅ・・・ありがとうございますぅ。」

 「貴女は良い娘ですから、問題ありません。」

 「とにかくじゃ、このままではイカンのじゃな・・・。」

 「はい。長寿の私たちはともかく、エルは人間ですから。

  彼女はもう適齢期です。このままなのは可哀想です。」

 「そういえば、タークの母は17であやつを産んだとか。」

 「エルさんも、もうじき17歳ですねぇ。」

 「です。子供はともかく、そろそろ既成事実を・・・。」

 「親御殿たちは、反対とかせぬのか?」

 「一緒に旅するのを許可してるんですよ?」

 「公認とおんなじですねぇ。」

 「むぅ、じゃが、あのヘタレが・・・。」

 「ですから、私たちが強引にシチュを作るんです。」

 「ど、どうするんですかぁ?」

 「タークさんのテントに、エルを裸にひん剥いてから放り込みます。」

 「その後、出られなくするのじゃな。」

 「タークさんなら出られるでしょうが、エルの裸にテンパっているうちに・・・。」

 「エルさん次第でしょうかぁ?」

 「エルだって、望んでるんですから・・・。」

 「さっきの行動も・・・。」

 「新婚さん願望ですねぇ。」

 「いかにヘタレなタークさんでも、エルの願いは無視出来ないでしょう。」

 「あやつもオトコじゃしな。」

 「据え膳ですぅ。食べないと恥ですぅ。」

 「では、二人とも協力してくれますね?」

 



 「ちょ、な、貴女たt、むぐぅぅぅ。」

 「騒がないでエル、今夜貴女には女になって貰います。」

 「///!?」

 「わらわたちはココで寝る。じゃが。」

 「エルさんは、ターク様のテントでオヤスミくださいぃ。」

 「っ!?!?///」

 「貴女が行動しないと、私たちも動けないんです。」

 「悔しいがの、そなたが、あやつに一番近いのじゃ。色々とな。」

 「そんな貴女を置いて、私たちが先駆けるのはぁ・・・。」

 「・・・」

 「ですから、貴女も覚悟を決めてください。」

 「最初を譲るのじゃ。感謝せい。」

 「私たちも、いずれは食べて頂きますけどぉ。」

 「私たちの総意です。最初は貴女。」

 「ココで嫌がると、わらわたちが先に・・・。」

 「!!」

 「お分かりくださったようですぅ。」

 「抵抗するなら無理やりにでも、と思ってましたが・・・。」

 「・・・ぷはっ!・・・うん、分かった・・・あ、ありがとみんな・・・

  が、頑張ってくるわ!///」

 「///が、頑張るのはあやつじゃと思うがの。」

 「///めちゃくちゃ頑張りそうですぅ。」

 「///私たちの時も頑張って貰います・・・。」

 「っ!きょ、今日は私に頑張って貰うのっ!///」

 「くすくす、その意気です。」

 「上手くやるんじゃぞ。」

 「応援してますぅ。」

 「・・・うん、ありがと・・・い、行ってくる・・・///」




 「///ターク・・・。」

 「んあ?なんだ・・・っ!ちょおまなんはだkうぷっ!」

 「///私の事好き?」

 「///あ、え、う、そ、それ、は、す、好きだぞ、大好きだ///」

 「///ありがと。私も貴方が大好き///」

 「///あ、あぁ、え、おう///」

 「///だから、もう・・・お願い///」

 「い、いやでもうぷぅ///」

 「みんながね、行って来なさいって・・・。」

 「・・・!」

 「貴方の物にして貰って来なさい、って・・・。」

 「あ、あいつら、が・・・。」

 「うん、それに・・・私がもう、我慢出来ないの・・・それとも・・・私じゃイヤ?///」

 「お、お前がイヤなわけ無いだろっ!」

 「//////だったら・・・お願い・・・私を・・・貴方の物にして・・・。///」

 「///い、痛いぞ?」

 「///バ、バカっ!し、知ってるわよもうっ!・・・で、でも・・・///」

 「ま、前向きに善処する・・・。」

 「///や、優しくして・・・。///」

 「///む、無理っ!スッゴく無理っ!お前なんだぞっ!うおぉぉぉぉぉっ!!!」

 「え、あ、きゃぁぁぁぁっ!や、やさ、あ♪しく、あん♪して、あぁ♪って、あああああぁぁん♪」

 

 「///上手くいきましたね。」

 「///な、なんかスゴいのじゃ・・・。」

 「///エル様、大丈夫でしょうかぁ?」

 「///も、元々人外ですし、タークさん・・・。」

 「///か、過去の経験もあるしの・・・。」

 「///わ、私たちも、あんなに激しくぅ・・・。」

 「「「///期待しちゃうかも♪///」」」

・・・リビドー解放、良かったのか悪かったのか・・・

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