28話 第二試合:アヤ・ブロッサム vs 軍人チーム(改)
第二試合:アヤ・ブロッサム vs 軍人チーム
第一試合でナナが圧倒した熱気はそのまま会場に残り、ネットもテレビもお祭り騒ぎ。
観覧席ではミントたちが大興奮。
「ナナちゃんかっこいい!!」
「アヤちゃんもがんば~♡」
会場は熱気と歓声の嵐に包まれる。
アーシグマがマイクを握る。
「は~い♡ それじゃお次の挑戦者ぁ~! 軍人・SP連合軍からぁ~! 軍人チームの入場よぉ~ん♡」
筋骨隆々とした軍人たちがリングに登場。
「筋肉こそパワー!!」
「パワーこそ筋肉!!」
「マッチョイズムの力、とくと見るがいい!!」
雄叫びを上げる軍人たち。
古田「実況の古田です。軍人チームはさすがの肉体ですね~見るからに強そうです!」
マーヤ「まさに“戦うために鍛えられた体”って感じやなぁ~」
アーシグマが高らかに叫ぶ。
「は~い♡ ではお次の女の子は~アヤ・ブロッサムの登場よ~ん!!」
入場曲とともに、ピンクのショートヘアがライトを反射して輝く。
アヤ・ブロッサム、ステージに登場。
その笑顔は可憐で、だがどこか挑発的。
「アヤ・ブロッサム! 身長163cm、体重112ポンド、スリーサイズ88・60・88! スピードとパワーを兼ね備えた次世代格闘少女よ~♡」
古田「いやぁ、ナナ選手の驚異的なスピードと関節技、非常に見ごたえがありましたが……」
マーヤ「せやねぇ。ナナの動きはほんまにキレッキレやったわぁ」
古田「次のアヤ選手の特徴は?」
マーヤはニヤリと笑う。
「アヤかぁ……一言で言えば“大砲”やな」
古田「大砲!?あの小さな体にそんな力が!?」
マーヤ「小さいからって舐めたらあかんでぇ? アヤのパンチは、ごっついで?」
古田「わかりました!! 皆さん、アヤ選手の“大砲”に注目です!!」
ゴングが鳴る。
第二試合、開始――!!
アヤはウインクしながら挑発的に言う。
「1ラウンド耐えられたら、あーしがほっぺにチューしてあげるね~♡」
妖艶な表情に、会場もネットも騒然。
【SNSコメント】
『なにこの挑発かわいすぎwww』
『チューされるなら負けてもいい!!』
『軍人チーム、理性を保てぇええ!』
軍人たちは頭に血が上る。
「なんだと!!舐めるなぁ!!」
一斉に飛びかかろうとするが――
敗れたSP軍団がセコンドから怒鳴る。
「落ち着け!!」
「油断するな!!」
「腰を落としてガードを上げろ!!距離をとれ!!」
その声に従い、軍人たちは距離をとってピーカーブスタイルでガードを固める。
アヤは笑う。
「いっくよー♡」
ダッシュ一閃、右ストレート!!
ロシア軍人がガードの上から殴られ、後ずさった。
古田「おーっと!!アヤ選手の強烈な一撃!! ギリギリガードで防ぎましたぁ!!」
しかし次の瞬間、ロシア軍人の口から血が垂れる。
古田「なんとガードの上からなのに効いています!!」
マーヤ「せやから言うたやろ、アヤのパンチは“ごっつい”んや!」
「なんてパンチだ……腕が痺れてやがる……」
そこへアメリカ軍人が割って入る
「俺が相手だ! お前は下がれ!」
アヤは笑顔でパンチを連打。
「おっそ~い♡」
アメリカ軍人はガードを固めるが――
隙を突いて、アヤのボディブロウが脇腹をえぐる!!
古田「アヤ選手の強烈なボディブロウがアメリカ軍人に突き刺さるぅ!!!」
――その後、彼は語る。
あの時、腹を貫かれて私は死んだと思いました。
今では孫に教えています。強烈なボディブロウを。
なぜなら、彼もまた特別な存在だからです。
「大丈夫か!!意識はあるか!!」
セコンドの声で、アメリカ軍人ははっと目を開く。
ステップで下がりながら震える。
「腹……腹が……ある!? 抉られたかと思った……」
その恐怖の一瞬――アヤのストレートが炸裂。
アメリカ軍人、一撃でマットに沈む。
「立て!!立つんだジョーイ!!」
「燃えたよ……真っ白に……
燃え尽きた……真っ白な灰に……」
ジョーイ、沈黙。
観覧席がざわつく。
「彼女の右、ヘビー級でも通用するぞ!!」
ドナルドが大喜びで叫ぶ。
「いやフライ級から始めて十五階級制覇だ!!」
ルカが便乗する。
ロシアとイタリアが同時に挟み撃ちに入るが、アヤは軽くかわし、カウンターのストレートで二人まとめてKO。
日本の自衛官がが構え、アヤのストレートにカウンターを合わせに行く。
古田「おっとぉ!日本の自衛官、カウンターを狙う構え!!」
しかし――アヤが笑って一言。
「それ、読めてるよ♡」
ズドンッ!! 一撃。沈む。
ドイツ軍人、震える声で呟く。
「つ、強い……細胞全体が“逃げろ”って叫んでる……」
アヤが微笑みながら近づく。
「ねぇ?おにーさん、どうする?降参しちゃう~?」
ドイツ軍人「何言ってやがる!ここで逃げたら男がすたる!!」
渾身のパンチを繰り出すが――
アヤの右カウンターが炸裂。
衝撃波のような風が吹き抜け、ドイツ軍人はリング外へ吹き飛ぶ!!
首脳陣、総立ち。
「おい!!あれ大丈夫か!?」
「死んだだろあれ!!」
「これ、“リングにかけろ”の世界か!?」
「そんなことより選手の心配しろ!!」
ドイツ軍人――生きていた。
呆然とリングを見上げる。
アヤが笑顔で言う。
「ちゃーんと手加減はしたからね♡ あーしに惚れちゃった?」
ドイツ軍人は真っ赤になって一言。
「……は、はい……」
大爆笑と歓声。
ネットも大荒れ。
【SNSコメント】
『告白成立www』
『もうこれ恋愛バトルロイヤルじゃん!』
『アヤちゃん優勝!!可愛いのに強すぎ!!』
古田「これぞまさに、次世代格闘少女の真髄!!」
マーヤ「そや!あのパンチ力、惚れてまうやろぉ!!」
アーシグマが高らかに宣言する。
「勝者ぁぁぁ!! アヤ・ブロッサムぁぁぁ!!!」
会場は爆発的な歓声に包まれた。
第二試合――完全勝利。




