第48話:そりゃあ、この展開は自業自得かもしれないけどさ
――クォイラ邸・大浴場
「あ゛~い゛~」
作戦会議終了後、俺は用意してもらった部屋で着替えて風呂場にいる。
クォイラの家に行く最大の楽しみはなんといってもこのデカい風呂だ。
流石貴族、風呂は命の洗濯よん♪
「秘技、デスロール!」
とグルグル回る、俺1人しか入っていないのでちょっとマナー悪く入っている。
いやぁ、広い風呂の独り占めは最高だな。
「ババンババンバン♪ ハービバノノン♪ ババンババンバン♪ ババンババンバン♪ ハービバノノン♪ ババンババンバン♪ いい湯だな♪ アハハン♪ いい湯だな♪ アハハン♪ 湯気が天井から、、、」
と俺はここで歌うのを辞める。
俺の後ろにルデエル王女が現れたからだ。
「無粋だねぇ王女様、知らないのかい? カグツチ・ミナトは風呂好きであると、だから邪魔をされると不機嫌になる、今アンタがここにいるのはそれに値する用事なのかい?」
「はい、ガクツチミナト、貴方の言葉の意味を「覚悟」の意味を、あの後考えていました」
「伺いましょう」
少し間をおいて王女は言い放つ。
「私は貴方に依頼します、私はこの依頼について全ての協力する事、貴方を裏切らない事をここに初代国王に誓います」
初代国王に誓うというのは、コヴィスト王国の王族にとって「破れない誓約」だと解釈していい。
「グッド、分かった、いい返事が聞けて何よりだよ、どうやら俺の風呂の時間を邪魔するだけの用件のようだな」
「はい、貴方に前金を支払いに来たのです」
「ほほう前金か、いいじゃないか、受け取りましょう」
それにしても「前金」とは王女様にしては洒落た表現じゃないか。
確かに表情を見ると先ほどまでの何処か浮ついたものとは全然違う、腹はくくった様子だ。
さてさて、どんな前金を受け取れるのやら。
そしてそのまま王女は。
服を脱いで一糸まとわぬ姿になった。
「貴方が対価に女を要求することは知っています、か、覚悟を、決めろとは、こ、こういうことですよね? わ、わたしは、胸は、その、ありませんが、しょ、しょ、処女です、殿方は好きですよね、そういうの」
堪えきれなくなったのか涙を拭い、へたり込み、嗚咽交じりに言葉を紡ぐ。
「はやく、終わらせてください、ぐすっ」
「…………」
「…………」
シーン。
「だから勃つかボケーー!!」←●指を立てている
::おまけ
「覚悟を決めろってそういう意味じゃねえよ!! いいかい王女様よ!! 俺はな!!」
ハーレム!!
今も昔も男性向け作品では欠かせない要素の一つ。
俺は異世界ハーレム物は大好きだ、もちろんハーレム要素もそうだが、物語として魅力的なもの多く、名作もたくさんある。
そんな物語的な名作も好きだけど「ハーレムに特化した名作」も大好きだ。
これを読んでいる男性諸兄ならお分かりだろう。
男の都合のいいハーレム展開を「馬鹿だな~」なんて言いながらも顔が笑顔になってしまう作品だ。
ほら、色々あるけど、異世界迷宮でハーレム作ってしまう作品なんかは、ハーレムに特化した名作であると思うわけで。
「俺はそういうおバカなハーレムが好きなんだよ!! まあクラスSになってもそんな展開なかったけどな!!」
そんな熱弁に王女は。
「は、はは」
顔を引きつらせて視線を逸らしてドン引きしている。
おい、そういう顔をするんじゃない。
「次やったら本当に制裁するからな(#^ω^)ピキピキ」
「は、はい、し、し、失礼しました!!」
::おまけのおまけ
――ガクツチ・寝室
「アベベベベベベ!!!!!!」←強力電撃を流されてるガクツチ
「クズめ、何度言わせれば分かるんですか? 暴力で女はモノにはならないという事を」←クォイラ
「ひっひ! はははっ! なんか、この光景見ると、嬉しくなるなぁ、ははは! 懐かしい! そうそう! 駄目だよ!! 無理矢理なんて、女の子は大事に、あはははは!!」←ファル
「はあ、このお仕置きを肴に飲む酒の格別さよ」←ジウノア




