2-4 Defense battle outside of the city.
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朝目覚めて着替えて外にいると髪をまだ結んでないナサールとルーナカミがいた。そっか。昨日は子供2人で寝てたんだ。
「おはよ。」
「あぁ。おはよう。」
「おはよ〜!」
「じゃあ。私、髪、結いてくる。」
「おう。行ってらっしゃい。」
「行ってら〜!ふ〜。アリシア達まだかな?」
「さぁな。まだ着替えてるかもしれないしな。」
「ふ〜ん。じゃあちょっと見てみる。アリシア〜?起きてる?」
「ん〜?なになに?」アリシアはそういうと体全体を出してきた。下のスカートは着てるものの上半身はまだ下着を来ているる最中であり頭ぐらいならすっぽり入りそうなほどの幅があるブラトップをつけていた。なんかずっしり重そう。へそがおっぱいによって見えなくなる寸前まで侵食されてるし。というか服装的にワンピースかと思ったけど上下が別れてんのね。
「おぉ〜。相変わらずすごいボリューム〜!」
「そだよ〜。両方合わせるとルーナカミより重いからね〜。でも別に特に困ることとかはないからね〜。まだまだ成長期だからもっと背もおっぱいもおっきくなるよ〜!」
「私もこれから成長期だからおっぱいぐんぐんおっきくなって欲しいな〜!」
「ね〜!」
「なんの話してるんですか。そして、またブラ1枚で出てきたんですか。」奥の方からちゃんと上下の服を着てるソリスが半分呆れたような口調をしながら出てきた。
「ちょっとは羞恥心持って欲しいものだよな。」
「そうですね。ほら、アリシアたち他の人も通りますし部屋の中に入るなり、邪魔にならない場所に行くなりどうにかしてください。」ソリスがそういうとアリシアは
「じゃあみんな中入ろ!」といい俺を中に押し込んだ。え?なんでなんでや?
「わーい!私も入る〜!」
「ちょっと待ってなんで俺もいれた。」
「ん〜?だってもうブラジャーは付けたし。あとは上を着てよいしょ。紐を蝶結びしてカチューシャつけるだけだからね〜。」アリシアはそういうと上着を着、背中の方をジーと見ながらお腹が見えるようにへそら辺にある紐を蝶々結びにし始めた。あ、その服半分ぐらいは一緒になっててそっから別れてるけどへそが見えるようにそんなふうになってたのね。納得したわ。
「よーし。よっと。カチューシャもしたしこれで準備完了!さ、いこ!」
「あ、あぁ。なるほどな。」俺はそういうともう呆れながら言った。確かに速攻で上着を着たしな。そこはもう諦めるしかないのだろう。
「お、おはよ〜!」
「あ、マレ!」
「おはよ。そっか。お前もそこいたんだな。忘れてたわ。」
「忘れるなんて、も〜!酷いひど〜い!」マレはそういうとプンスカ怒りながら僕の胸をポコポコ叩いた。妖精だから体重が軽いのもあってあまり痛くないな。
「ごめんよ。」
「む〜。」
「まぁまぁ、謝ったんですし。行きますよ。」
「ん〜。」そのあとはゆっくりと歩きながらナサールを迎えに行った。
「おはよ。」
「おは〜!」
「それじゃあ行きましょうか。」ソリスがそう言ったので僕らもそれについて行って朝飯を食べて、昨日の依頼の報酬を貰うためにギルド所に立ち寄ることにした。
「お、おはよ〜!」
「ヨーレおはよ〜!」
「おはようございます。依頼のお金を貰いにきました。」
「ほいほ〜い。2万ルナシェスね〜。ちょいまち〜。」
「ヨ、ヨーレ依頼長!」お金の話をしてると後ろからドタバタといううるさい音がし、1人の鎧兜を被った騎士が急いでドアを開けた。何だ何だ?一体何が起こってる?
「ほいほい?どしたの?騎士さん。今ちょっと話してるから出来れば後にして欲しいんだけど。」
「出来れば俺だってそうしたくはないのですが今はそんな場合ではないのです。今ペアン支部長にも別の人は伝えてるんですけどかなりの緊急事態で。」
「……。ん。わかった。ちょっとさ。お金出すから出てくれない?」
「え、はぁ。分かりました。」
「う、うん。」ヨーレがそう気まずそうな顔で言ったので僕らは言われるがままに依頼金の2万ルナシェスを貰い外に出た。その後すぐペアンが下に慌てて降りてきてその少し後にヨーレも慌ててついて行った。何だ何だ?と思ってるとすぐに街の中央と思わしき場所から『緊急事態発生!緊急事態発生!ギルド隊及び騎士団の皆さんは中央広場に集まって!それ以外の人は自宅及び安全な場所に隠れて!』とヨーレの声とはまた違う女性の声が大音量で聞こえてきた。
「お?うぇ?」
「なになに?なんなの!?」
「とりあえず緊急事態発生ということなので行きましょうか。」
「ん!」
「そうだな。」
「ん。なんか変な気配するし。」僕ら全員はその後招集されたため急いで中央広場に集まった。既にもうすごい人数が集まっており騎士団もギルドも多数いた。
「え〜。皆さんおはようございます。私はクリス王国騎士団隊長のアルデア少佐と申します。よろしくお願いします。それでは、もう門前に迫って来ていると言うので内容をできる限り簡潔に話します。では何が来たのかというと真南の門の近くに数百から2000近くの数の魔獣の大群が来ました。引き連れてるのはおそらく先頭に立ってる十数人の悪魔族かと思われます。大量の魔獣のため城壁で防ぐにも限界があるので皆さん全力でこの街を守ってください。あ、それと、今回の魔属とここにいる魔属とはなんの関わりもないと思いますのでそこら辺を責めないよう気をつけておいてください。それでは真南の門から出て、そのあと比較的速やかに倒してください。私もこの発言が終わり次第すぐ出発致しますので。それでは出陣。」
『や〜!』そう言われると耳を劈く、地面を揺るがす大きな声が聞こえ一斉に南門に向かって走り始めた。僕らも慌てて武器をソリスから準備して貰った。珍しくソリスも杖を持っており、本気というのを感じさせられた。数分間走り、門の外に出てみると確かにすごい数の魔獣らしきものがこちら側に向かって走ってきており、黒い川のような感じで壮観だった。二三分それらについて行くと
「どりゃ〜!」
「ファイラスティア!」
「シルディア!」などの叫び声があちこちで聞こえ、そのまま戦ってるといつの間にか人波に揉まれた影響か、魔獣を追いかけてるうちになのかバラバラにはぐれて居たがまぁ正直いつかは戻ってくるだろうし大丈夫だろう。そう思い、そのまま戦うことにした。気にしすぎて戦えなくなった方が悪いもんな。そう思い20-30分は戦っただろうか。敵もゴブリンなどのまぁ、比較的個人でも戦えるものからオークといった1人では戦えないものまで多数登場していたがやはり出会い癖がどうとか知能とかもあるのかウザサルベなどの大型魔獣はあまりいなく、それ以上の大型魔獣はいなかった。ただなんか怪しい匂い、匂いってよりかはなんかそういうや〜感覚があった。悪魔族が来たってのがそういうやな感覚なのかな……。と思いながら戦っていたがそのうちに前の方から悪魔のしっぽが生えた人間が近づいてきた。なんだ?悪魔族か?
「だ……だれ?」
「ほう……。私の名前を聞きたいんですか。いいでしょう。冥土の土産に教えてあげますわ。私の名前はコントラ。ミュジケールの副主長です。」170cmぐらいの巨乳。黒髪を腰まで伸ばしたのと黒くて細い目。黒くて長いドレスとハイヒールを履いた20代ぐらいの女性は圧をかけながらそう言った。
「ミュジケール?なんだそれ。もしかして、この魔獣たちを引き連れたのも……お前らってことか。って冥土の土産……」そう言った瞬間人が殴ったとは思えない超スピードで吹っ飛ばされた……骨だけじゃなくてこれ、内蔵もいかれてるな……内部の痛みもものすごいことなってる……冥土の土産と言ったけど確かにこれは一発で死にかける……
「あら、まだ生きてたんですか?でももう既に瀕死状態てすか。一発でも耐えたことはお見事でしたね。このままなら放っておいても死ぬでしょう。おっと、」白い弾丸のようなものが来てコントラが避けるとそれは白い弾丸ではなくてナサールだった。
「ヒーリラリティ。動かないで。死ぬよ。……それで、やったのはあんた?」ナサールはこれ以上ない低い声と冷めた目でそう言った。ナサールそんな声出せるんだ。
「あんたとは……まぁ、下賎な人々は分からないでしょうね。私はコントラ。ミュジケールの副主長です。」
「ミュジケールね。聞いたことないけどこの魔獣もあんたらが実行したわけね。そして、前のウザサルベもあんたね……。同属とは言え、吐き気がするね。」
「よく分かりましたね。」
「なんか任務が終わった時にふと木の上を見てたら人型の姿が見えたからね。関係ない鬼族や私の幻覚の可能性もあったからなんか怪しいと思いながらも放っておいたんだけどたらこういうことだったんだね。まぁ、いいけど。」
「じゃあ戦いましょうか。」
「ん。」コントラとナサールはそういうと目にも留まらぬ速さで戦い始めた。いや、そっか。ナサールもコントラも魔属だからえげつない力持ってるわけで……。
「ゴブゴブ。」あ〜。回復しているけど腹の傷が偉いことになってるな……
「あれ?どうしたの?」
「あぁ。マレか。悪魔族に殴られて死にかけになったんだよ。何とかナサールに回復してもらったんだけど今肝心のナサールがその悪魔族と戦ってるからな。遠くなるんだよ。」
「じゃあ私がやっちゃうね!ヒーリラリティア!うわぁ……結構内部ぐちゃぐちゃになってる可能性高いよ……なんで今喋れてるの?」
「だよな……。かなりグロくなってることは確実だし。」そう言いながら5分はナサールの戦いを見たであろうか……。何とか動ける感じにはなってきたな。
「マレのおかげでかなり回復したし行くわ。」
「うん。湧太回復魔法も防御魔法も持ってないんだから気をつけてね〜。」
「おう。わかった。」僕はそう言うとまたナサールとは別の方法に走り出した。その後2 3分戦ってると悪魔のしっぽが生えた2人の小学生みたいな女の子がこっちへ近寄ってきた。またかよ……。
「あ〜!」
「生きてる人はっけ〜ん!」
「またか……。今度は誰だ?」
「ミュジケールの魔物達を束ねてる〜。テルと〜。」
「ミンで〜す!じゃあ〜ね〜!」135cm弱の貧乳。黒髪を肩までのポニテールにしたのと茶色の目。黒いダボッとした半袖Tシャツと裸足の9歳ぐらいの双子はそう言うと全力で殴ってきた。何とか視認できたので剣で受け止めることが出来たがそれですらジンジン来たのでほんとにキツかった。
「一撃重いな。」
「ふーん。じゃあ2人でやろっか!」その後は2人でごちゃごちゃ攻めてきた。こっちは反撃したかったが攻撃スピードと数により防ぐことで精一杯だった。そのうちにどんどん後ろに下がっていき誰かにぶつかった。
「あ?」
「お。アリシア。ちょっと助けて。」
「わかった!そい!」アリシアはそう言うとテルの方の殴りを一緒に避けた。テルは「お?この子結構倒しがいがあるね〜」と言いそれにミンが「じゃあ先にこいつ殺すね!」と合わせた。
「えーと、こいつ敵なの?」
「あぁ。今回魔獣たちを連れてきた組織の1人、いや2人だ。」
「なるほどね〜。」アリシアはそういうとなんか変な表情を浮かべた。
「どうした?」
「いや、……ちょっとほぼ人間の姿してる悪魔族と戦うのはね……。しかもまだ子供だし。」
「まぁ、確かにそれはそうなんだけどな。」
「どうしたの?」
「じゃあやっちゃうね!」テルとミンはそう言うと僕ら二人をしっぽで刺し殺そうとした。僕らは何とか避けて「ほら、少なくとも今回はこいつらは敵なんだからさ。」と言った。
「ん。まぁ、わかったよ。って。なんか、背の高い男いない?」
「あ、あぁ。そうだな。」
「ん?」
「あ!バス様!」テルとミンはそう言うとその男に抱きついた。男はアリシアや僕の1.5倍、2.5mはありそうな超大男。黒い髪を七三にしたのと黒い目と黒い悪魔しっぽ。真っ黒いスーツのような服を来た30代ぐらいの悪魔族だった。なんだろう。さっきのコントラと同じ感じがする……。それにしても……背が高いのと筋骨隆々との二つが相まって圧がすごいな。
「ほう。こいつらがコントラが言ってた2人か。強いのはどっちだ?」
「私だと……」
「アリシア!」
「ほう。女の方が強いのか。珍しいな。まぁ。いいだろう。テルとミン。お前らはあの男の方をよろしく頼む。女よ。我、バスが相手をしてやる。今、その男に伝えるべきことがあるなら遺言として残しておくがいい。」
「遺言?」
「おい。」
「なに?」
「死ぬなよ。」
「え?わかったけどなんで?」
「あいつ、すごい強い予感がすんだよ。じゃあ。」
「うん。では。」そう言うとバスはアリシアに向かってきた。アリシアはそれを何とか避けて向こう側に行き、そのあとは5分も10分もテルミンと闘った。ほとんど防御に回すしか無かったが何回ぐらいかは攻撃をすることが出来た。と言ってもやはり人知を超えた力を持ってる悪魔族。堅くて強い。傷つけることもほとんど出来なかった。そしてやはりみんな敵に見つかったあとジリジリ迫られてきてるのか同じところにアリシアやソリス、ナサールなどルーナカミ以外のみんなが大体同じところに集まっていた。なんか、色んな人も一緒に集まってるけどバスやコントラとかの仲間なのかな。
「あ。」
「また会いましたね……。よく生きて眼前に姿を現すことが出来ましたよ。」
「なんとかな。妖精。マレが何とかしてくれた。」
「まぁね〜。」
「テノール。お前も闘ってたのか。」
「へい。意外とこの猫の魔力が高くて苦労しているところです。」
「猫とはなんですか。」
「ソリス。お前も闘ってたのか。」
「バス様!」そのあとわちゃわちゃとバスの周りに集まってきた。やはり仲間でいいらしい。
「ふむ。こいつがウザサルベを殺した犯人でよろしいのか?」
「そう。で、そっちはみんな、バスとかの仲間?」
「あぁ。さらにあと2人、家来まで含めるならここに来てるのだけで九人いるからな。呼ぶか?」バスはそういうと余裕そうにふんぞり返った。何となく上から目線だが正直1人でも人知を超えた力持ってる悪魔族が何人もいるからな〜。ふんぞり返るのも分かるというか正直もし俺だったらそうするもんな。
「ん?おーい!みんな!」上から声が聞こえたので上方法を見てみると上からわっちゃ〜とラーミラスのチームとメルアニアのチームたちがいた。なんかワチャワチャ抱えられたりしてるな。そう思ってるとラーミラスが「今からそっち行くね〜」といいながら下に降りてきた。
「あ。面倒だな。デスビーム。」バスはそう言うと指から極太で濃い紫色のビームをラーミラスたちに向かって放った。面倒なのは分かるけどなんだあの極太ビームは。あんなん当たったら一溜りもねーぞあれ。
「ふ〜。も〜。なにしてんの!」ビームの中からそう言う声が聞こえたので「?」と思ってると中から五角形と六角形が組み合わさったシールドがラーミラスたちの周りに白く球形に光って設置されていた。眩しいわ球形に設置されてるわで肝心のラーミラスたちは全く見えてなかったが声が聞こえるってことは多分降りてるんだよな。バリアの力すげーな。
「ふ〜。リフティング!」メサイアはそう言うとシールドをバスの方に向けたまま一部分を解除して、翼を閉じた。器用だな。
「くっ……」
「あれ、ビーム打たないのか?」
「今回のシールドのやつは打ったビーム打ったビーム全て集めることが出来るんですよ。だから、ビームは打っても無駄ですし突進しようとしてもこれ自体が聖魔法纏ってるので大丈夫だと思います。相手もどうやら1発でそのことを分かってくれたみたいですね。」
「そうなのか。」
「それにしても急にビームうってきて何事と思っちゃったよ!」
「こいつらが今回の犯人なのかな……」
「うん。」
「ん。そだよ。」
「なら、ハァ。分かりました……」ミューエとプオラートがそう言うと全員で急いで臨戦態勢に入った。武器はそれぞれ、ラーミラスが素手、メサイアがちょっと特殊な二丁拳銃、クリーティアが恐らく魔法系の杖、ミューエは刀、キリトは召喚獣、メルアニアは魔法、ルーシーはクロスボウ、クォーリアは薙刀、プオラートはそのからだに似合わず大きすぎる斧、キラトはメリケンサック。ミカンは素手だった。ミューエの刀はともかく、プオラートの魔晶石が埋め込まれてる手袋に身の丈より少し高めのデカすぎる斧って……エルフの力量も鉄耐性的にもダメだと思うんだけど……。そこら辺は色々大丈夫なのかな。
「うむ。」
「バス様。恐らくですが……。」
「分かっておる。まぁ、どうにかなる可能性が高いがこちらも全力を尽くすため仲間を呼ばせてもらうぞ。」バスはそう言うと服の下から笛を取り出し吹いた。なんも聞こえなかったので一瞬なんで吹いたのか分からなかったが ナサールだけ嫌な顔をして「うるさ……」とボソッと呟いていたので恐らく人間には聞こえず魔属だけに聞こえるかなりの高いか低い音をふかしてるということだけはわかった。そのあと少しだけ時間が経つと九人の悪魔が空から降ってくるように落ちて来た。
「ご尊顔を拝することが出来て光栄です。」
「それで今回のは……なるほど。わかりました。」
「あぁ。その前に紹介してやろう。こちらにいるのがヴァイオとリン。我らと同じく、ミュジケールの幹部である。そして、お前らからみて手前にいるのが七つの大罪の長だ。」
「俺は【傲慢】のフォルテ。」2mオーバーの大男。黒髪をハリネズミのように逆立てているのと黒い目と短めの悪魔のしっぽと舌や耳にすごい数のピアス。上半身は半裸の上に黒の見た目がかっこいいぴっちりとした革ジャージとへそピアス、下半身はボロボロの黒いダメージジーンズの裸足の20歳ぐらいの見た目が悪そうな細マッチョの男性がいった。
「【強欲】のアレグロ。」195cmぐらい。青っぽい黒髪をボッサボサの雑そうな感じの七三にしたのと真っ黒な目、黒いTシャツと黒のスッキリとした長ズボンと黒い靴を履いた20歳弱の治安が悪そうな男性がいった。
「【嫉妬】……ピアノ。」140cmぐらいの貧乳。黒髪のボブと黒い目と悪魔のしっぽ。顔に茶色い痣のようなシミのようなやつがかかってて、黒のロングスカートの長袖ワンピースを着た15歳ぐらいの女の子がなんかすごい声で言ってきた。なんか見た目が強いし怖いな。あとなんか恨みつらみがすごい募ってそう。
「【憤怒】のアラルガンドだ。かかってくるが良い。」2mぐらいの大男、ほぼ坊主の髪型に片目がなにかの傷で見えなくなってる黒い目と真っ黒な悪魔のしっぽ。上裸と灰色のスウェットみたいな道着みたいな長ズボンを履いて裸足のガタイがいい20代ぐらいの男性がいった。
「【色欲】のアルペジオ。」170cmぐらいの爆乳。金髪を腰まで伸ばしたのと緑色の目と長い牙とピンク色の悪魔のしっぽ。胸の中ほどまで侵食したような感じの黒い服とホットパンツを着て、ハイヒールを履いた18歳ぐらいの妖艶な感じを漂わせた女性が冷笑しながら言った。
「【暴食】のコンモートだよ!美味しく食べさせてもらうね!」145cmぐらいの貧乳。茶髪をちょっとぼさっとさせたようなベリーショートにしたのと茶色の目。黒いちょっと着崩したようなノースリーブワンピースを着て裸足の13-15歳ぐらいの女の子がルンルン顔で言った。なんだろうこの天然狂気……食べさせてもらうとか言ってるし。
「【怠惰】……。ラルゴ。ふわぁ〜。眠い……しめんどい。とっとと倒して寝たい……。」155cmぐらいの普乳。茶髪を腰までぼさっと伸ばしたのと黒い目と悪魔のしっぽ。黒く、端がピンク色のパジャマを着て黒いサンダルを履いた18歳ぐらいの気だるそうな少女が言った。ラルゴ……確かすごいゆっくりとしたスピードでって意味だよな。すごい似合ってる。というか命名音楽記号とかなんだな。まぁ、主とかの人が楽器だしわからんこともないけど。
「やばいねこれ。1人でも結構強いのに14人って。」
「まぁ、一応こっちの方が人数多いので1対1にならないように気をつけながら戦えば大丈夫だと思います。まぁ、何人かは兼役になってしまうかもしれませんが。それでは行きますよ。」
『はい!』そういうと僕らは一斉に攻め始めた。やはり悪魔はクソ力が強いため子供二人でもかなり戦いには苦労したしやはりいくらなんでも子供を切るのはかなり罪悪感があるので殺したりなんてことは出来ず防戦気味になっていた。それに自分より強いから攻撃戦を起こそうとしてもそれの2倍近い力でやられてしまうから結局は辛いけど防戦に回るのが一番の手かつ唯一の手なんだよな。いつも二人一緒に戦ってるのかは知らないけど二人一緒に攻撃や防御などを行い二人一緒に戦っているためこっちだけ1対2or2対2なんだよな。さらにあっちにはヴァイオとリンが戦ってるけどあれは1人で1人ずつ戦っているから量が違うんだよな。ガチめにキツイ。
「それ〜!」
「や〜!」
「こいつ声や姿の割に強いな。」
「当たり前でしょ。子供でも悪魔族。しかも、恐らくさ。組織の幹部でしょ?なら、それなりに強いのも納得だよ。」
「それもそうか。」僕はナサールとともに戦いながらそう言葉を交わした。ナサールはどうやら見る限り不利な戦いをしてる人に強引に割行ったりしてるようだな。その後も20分以上は戦っていただろうか。既にどんどん戦う場所は別れており特にラーミラスメサイアは2人で一緒に空に登っており、空で戦っていた。そして何故か俺はテルとミンではなくコントラと戦っていた。力がどうとかそれ以前すぎる……
「二人共。ちょっと、頭借りるよ。ちょっといい?」ナサールがそういうと俺らの頭を踏み台にし一気に空へと飛び上がりバスととてつもない死闘を繰り広げた。自分とコントラはその代償としてものすごい勢いで吹っ飛ばされた。すごい勢い……ひとりでその負担受けたら吹っ飛ばされるどころじゃ済まないと思う……
「いてて。」
「もうなんですかいきなり。まぁ、いいでしょう。これで終わりですね。」そう言われると僕は首根っこを捕まれしこたま殴られた。肩の骨がぶっ壊れ腕の骨も折れ顔もボコボコになった。ただ殴られて気絶したりそのまま死ぬことはなくその寸前に後ろっから何かが飛んできてコントラがそれにぶつかって拘束が上手く外れてくれた。
「?」
「いった……なんなんですか……ってアガルガンドと赤髪ロングの吸血族じゃないですか。」
「ラーミラス!」
「だから言ったじゃないですか。あ、湧太!セイント・ヒーリラー!」メサイアがそう言いながら降り立ち回復魔法をかけてくれた。あ……ありがて〜。死ぬかと思った……。
「何があったの?」
「吸血族って人の血を吸うことによって元々の身体能力をバーストをかけることができるんですけど私の血は元々吸血族に取って普通なら猛毒なんですよ。ラーミラスはある程度無効化できるらしいんですけどそれでも量が飲みすぎたみたいでアガルガントと共に飛び降りながら気絶したんですよ。おそらく耐久が限界に達しちゃったんでしょうね。」メサイアはそう言いながらラーミラスの顔をつついた。さすがに上空数百メートル~千メートルから叩き落とされちゃ悪魔もダメなのか思いっきり泡吹いて気絶していた。
「あ、そういえば、ラーミラスが途中でルーナカミ見つけてましたよ。低空飛行してた時に見つけたらしいです。何故か知りませんがスライムの上に乗っかったりゴブリンと戦っていましたらしいです。あの状態でも楽しむことができるんですね。」
「そうか。一応無事なんだな。」
「ええ。あ、まだ動いては行けません。今動いたら骨が変な方向にくっつくからね。」
「へぇ。そうなんですか。」コントラはそういうとニコッと笑った。もしかして……
「あ、コントラでしたっけ。今湧太の体に触るとその瞬間触った部位+アルファが燃えますよ。」
「チッ。」
「そうなのか。」
「どうしてだ?」
「光魔法の一種で天上族と天上人族のみが使える聖魔法というのがありまして。それを使うとそれがかかってる間は聖なる加護のおかげで魔属や魔物は触れないんですよ。見れないバリアみたいな感じです。」
「そうなのか。そりゃかなり頼りになりそうだな。」
「まぁ、攻撃と回復を両方一遍に行うことが出来ますからね。便利極まりないですよ。」その後僕は一旦少し離れメサイアとコントラは戦い始めた。ラーミラス大丈夫なのかな。
「うぁたたた……」
「あーったたたた……なんだ……あ、なんで落ちてるんだ?確かガッチリ掴まれて……」2人はそういうとおちつくまもなく戦いに戻ろうとした。お互い翼を生やすところまではいったのだがアガルガントは蝙蝠に似た翼に対しラーミラスは真っ黒い鳥の翼だった。かっこよいな……
「オエ?ん〜。あ〜なんか頭クラっとするのも治っちゃったしもしかして混じっても大丈夫なタイプの人なのか儂。……よ〜し!なら大丈夫だね。いこいこやろやろ!」
「おう。どうやら体調も良くなったようだしな。」そういうと2人は俺に見向きもせず上空に飛び立った。さて、俺も敵を探さないとな。ってウォ!
「ギャアグジ!」
「なんだなんだ!?って、骨だけ……こいつスケルトンかよ。」僕は少々苦労しながらなんとかそのスケルトンを倒した。あれ?でもスケルトンって確かダンジョンにはいなかったよな。あれって何が原因で起こるんだろう。ちょっと聞いてみるか。
「ナサール!」
「ん。なに。」
「スケルトンが出てくる条件ってなんだ?」
「ん。屍霊魔術師が死んだ人の魂とか、骨とかを召喚するか、ほいっと。暗黒召喚士が召喚するかのどっちかだと思う。どっちにしろこの状況だし、なんでも起こりうるよ。」
「そっか。あ、なるほどな。」ちょっと遠目で見てみるとフリーになってるテルとミンのふたりが地面にある魔法陣から様々な魔物を召喚していた。確かにあいつが屍霊魔術師なのか暗黒召喚士なのかは知らないがスケルトンとかを召喚してるのはあいつで間違いないそうだな。それにしても子供が色々召喚って……生贄とかがあるとするならもしかして……誰か生贄の代わりにしてるのかな。
「どう。」
「見つけた。あいつだ。」
「あ、なるほどね。じゃあ行ってくるっとっとっと……。ピアノか。」
「ふ〜……ふ〜……。許さない……許さない。」ピアノはそう言いながらナサールの方に向かってきた。その後、ピアノはナサールをものすごい勢いで吹き飛ばし数百メートルかっ飛ばし家1軒をぶっ壊した。一瞬それで「あ、死んだかな……」と思ったがその後は逆に吹っ飛ばされて戻ってきた。その後も2人は衝撃波を発生させる勢いで戦ってた。絶対周りに被害が及ぶよ。その後僕らは数十分から1時間は色んな人たちと戦っていた。ほんと長い時間戦ってんな……
「ふ〜ん?なんかあの二人すごい面白いことしてるね〜!」
「えーと、たしかお前は。」
「【暴食】のコンモート!うしし。美味しそうな体してるね!それじゃあいただきま〜す!」コンモートはそう言うと大口開けて俺を食おうとした。僕は剣でそれを防ぎ、そのあとも剣などで何度も防いだが剣もそいつにとってはちょっと固くて骨のある食べ物って感じだったのか、剣を口の中に入れた時にコンモートの血と共にバキ!と噛み砕かれてしまった。マジか……鋼を噛み砕くなんて馬鹿力だなホンマ。そのあとさらに噛み付こうとして見たけどその寸前にコンモートの脇腹と目と口に矢がぶっ刺さった。なんだなんだ?と思ってその方を見てると遠い方に金髪の女がいた。恐らくアリシアだろう。遠すぎてよく分からないけど。数百メートル離れてるからもしそこから誰かがわかって、直ぐに弓構えて、目とか口とか脇腹を少しの誤差なく刺すのは普通に神業なんだけど……。
「痛った〜。誰だ〜!あいつか〜!よし。先にあいつを食べちゃうぞ〜!」コンモートはそう言うと衝撃波を発生させるレベルの速さでその子の方に行った。という口と脇腹はともかく、目はあれで見えてるのか?片目を貫いた感じだったからもしも僕の推測が正しければ片目しか見えてない感じだったけど……
その後はその噛み砕かれた剣をを捨てみんなに近いところに集まった。幸い、上には広いけど左右には狭い故ちゃんと近場に集まることが出来た。
「……ふ〜んふふ〜ん。ん?」戦いまくったり逃げたりしているとちょっと離れたところから鼻歌が聞こえたので???と思いながら後ろを振り向くとルーナカミがウロウロしていた。こんな戦場でよく鼻歌なんて歌うとができるな。というか、こっちになんか気づいてるんだけど……今わかる通りすごい戦ってるからそれに巻き込まれる必要はないんだけどな〜。
「ん?お、お〜い!アリシア〜!」ルーナカミはそう言うと四足歩行で突っ走ってきた。おいおい、こっち寄るなこっち寄るな。自ら死地に立つなこの馬鹿野郎。
「ん?あ、ルーナカミ!」
「知り合いですか?」
「まぁ、まぁ。」
「ふふ。では。」コントラはそう言うとルーナカミのちかくに行きしっぽでルーナカミを縛り上げた。あ〜あ、やっぱり、と思ったらルーナカミは「ん〜?なに?」と言いながらこの状況下でもクスクスと笑っていた。いや、お前、この状況分かってるんか?絶体絶命だぞ?命そのまま握られてるんやぞ。そのまま体握りつぶされる可能性すらあるのに なんでそんなにニコニコ笑顔なんだ?
「なに?というかめっちゃしっぽ伸びたね〜!」
「まぁ、ある程度はしっぽは伸び縮み可能ですので、ところでなんでそんなにニコニコしてるんですか?」
「ん〜?だって縛られてはいるけどね〜。それぐらいの事なら何度もあったしね〜。」
「何度もあった……まぁ、いいでしょう。縛られてそのまま殺されるという恐怖がないなら今から覚えさせるのも手ですし。」
「ん?え?殺されるって言った今?」
「えぇ。我らはあなたがたにとっては敵、敵は殺すものですよ。」
「え?そうなの?」
「そうなのって……ルーナカミ。よくそんな顔して言えるね。」
「さすがにちょっと怖いですよ。あ、皆さんもし1歩でも近づいたらこいつの胸このしっぽで刺殺し……いっだ!」コントラがそう言いながらルーナカミの近くでしっぽをプラプラさせてるとルーナカミがそのしっぽを噛みちぎった!コントラはその痛さに叫びまくってしっぽを解くとそこに蹲った。
「ほっ!アリシア〜!」ルーナカミはそう言いながらアリシアに向かって走ってきた。アリシアは抱きしめようとしたがテルが「コントラの仇じゃこりゃ〜!!!」と言いながらルーナカミの右胸を一閃突き刺した。ルーナカミは血反吐を吐きながらその場に倒れた。
「ルーナカミ!?」
「大丈夫ですか?」
「おい!コントラ平気か!? 」
「ナサール!?」…………
19 Nassar ver.
……ん。ここ、どこ?確か、さっきまで、ルーナカミがコントラに捕まってて、で噛み砕いてそのあと……そのあと?あ、刺されたんだよね。ルーナカミ。早く助けに行かないと。
「……よう。」ん?どっかからなにかの声がする……。いや、じゃなくて、早く助けに行かないと。
「おい。聞こえておるかの?」……ところで、この声なんなの?ここもずっと暗いし。周りになんも見えないし。
「おい。おい。聞こえておるか!」
「なに。」なんか声がする。あ、やっとなにか見えるようになったよ……って。なに?……これは、私?……なんかすごい私によく似た……というか私そのものが現れたんだけど。
「……だれ?とどこ?」
「うぬ。まぁ、分からぬのも仕方がないのう。自己紹介してやろう儂はお前。そしてお前は儂じゃ。」……は、はぁ。
「あなたは私ってどういうこと?」
「うむ。それでも分からんか。詳しく説明しようかの。まず、お前、悪魔って知っとるかの?」
「あ、ん。なんかギルドで開いたらスキルの欄にあったよね。聞いたことがないからなんなのか。分からずほっといてたけど。」
「知らんかったのか。なら教えてやろう。悪魔というスキルはな。ちょっと条件が特殊なスキルなのじゃよ。条件は魔属の中に別の魔属の血が8分の1入っとること。子供なのを含めて簡単に説明するとお前の曾お祖父さんか曾お祖母さんが別の魔属だってことじゃな。」
「ふーん。」確かに私の曾お祖父ちゃんって龍のしっぽ持ってたもんね。なるほど。私の曾お祖父ちゃんって逸れ龍人族だったんだ。
「ふーん。って、何なのじゃ。今のお前の身に起こっていることなんじゃよ。まぁ、いい。説明を続けるぞ。スキルの内容じゃが。【悪魔・壹】などと言うように壹から捌までの8個の数字を悪魔の後ろにつけて言うとそれに生じて儂の人格がある程度乗り移るんじゃよ。数字が大きくなれば大きくなるほど儂が強くのり移り力も強くなる。無論、リスクはある。例を挙げるとな、力が強すぎて儂に飲み込まれた場合軽度の場合は儂がお前と交代するだけでいいがもしそれすら間に合わぬ場合。力が暴走して数分から十数分の間敵味方構わずそこにあるもの全てを破壊する。だから力とかの制御は順々にやるのをおすすめするな。」
「ふーん。で、今、私、ルーナカミ助けたいのにそんなことを伝えるためだけにわざわざ私の意識貸し切ったの?」
「あ、もしかしてなんで急に儂が出てきた理由まだ分かってないかの?」
「ま、まぁ。」
「じゃあ教えてやろう。お前は分かってないと思うが実はお前の頭の中ではかなり、というかそれはもうめちゃくちゃに怒っておった。今までお前の中でぐっすり寝ていた儂を起こす程にな。無論何があったかは知らん。ただ大変なことが起こったのだろう。ということで儂が出てきたわけなのじゃよ。もし、お前単体の力ではどうしようも無くなった場合に儂と手と手を組んでどうにかさせることも出来るぞということを教えるためにな。」
「なるほどね。」怒ってたんだ。私。確かになんかプツってなったけど。しかも、いじめられていた時でも目覚めなかった悪魔を叩き起す勢いで、それほどルーナカミとかを仲間として思っていたんだな。なんか嬉しい。
「おい。聞いておるかの?」
「あ、……ごめん。」
「構わん。どうせお前の頭の中に勝手に入り込んだのは儂じゃしな。で?どうする?」
「どうするって?」
「決まっておるじゃの。手を貸そうかの?なにかは知らないものの儂を起こすぐらいのことが起きたのは事実。復讐したいじゃの?」
「……やめとくよ。」
「ほう。それまたどして。」
「暴走が、怖いからね。今無理に発動して暴走してさ、街のみんなに迷惑かける訳にも行かないじゃん。」
「まぁ、それもそうじゃな。じゃあやめとくか。また呼びたくなったら悪魔といって呼んでくれ。」
「ん。」
「じゃあ、他に質問あるかの?」
「そういえばここってどこなの?」
「お前の頭の中じゃな。時間も思った以上に経ってないから仲間を回復させたいとかの頼みもまだ間に合うと思うぞ。」
「そう。」
「他に何かあるかの?」
「いや、特に。」
「じゃあ戻るとするかの。ちょっと待っておれ。」
「ん。」ちょっとずつ視界晴れてきたな。
20
そんな色々な声が飛び交う中俺は突然記憶と意識がなくなった。次に気づいた時にはテルの上で馬乗りをしたまま殴っていた。一瞬どういうことかと思ったが多分ブチ切れてそのままなぐりまくってたのかな。大分節々が骨折とかじゃないと思うけど痛いし。
「はぁはぁ、」意識を取り戻したらどうしたらいいのか分からなくなった。まぁ、とりあえず離れるか。
「ミン。帰りますからテルを連れて帰ってください。」
「あ、はい。」ミンはそう言うとテルを担いだ。その後、コントラが謎の器具でワームホールを開き、そのワームホールに全員が消えて行った。改めて周りを見ていると回復要員全員
「何してたんだ?ほとんど今やった記憶ないんだよ。あと、ルーナカミ大丈夫か?」
「ものすごい勢いで叫んだあとテルの元に突っ込んで押し倒しましたね。何発か追加でテルに殴られましたけどそのまま殴り返してました。ルーナカミについてですが正直分かりません。意識を失ってぶっ倒れてるのは確かです。あと、ナサールが最初ちょっと意識を失ってたんですけど30秒ぐらいから1分ぐらいで意識も戻り今はあそこで回復してます。詳しくは自分の手で確認してください。私は回復魔法使えないのでちょっと離れた場所に大人しくいるので。」
「心配じゃないのか?」
「もちろん心配ですけど回復魔法の手を邪魔する訳には行かないので。」ソリスがそういったのでまぁそれはそうかと思ったがそれでもやっぱり心配なのでちょっと覗きに行くことにした。
「おい。ルーナカミ大丈夫なのか?」
「あ、湧太!うん。」
「まぁ、おっぱいら辺に凄い傷跡は残りそうだけどね〜。」
「なんか心臓と肺傷つけられたはずじゃけど。」
「どうしてやられなかったんでしょう。さすがに心臓と肺と食道とかをやられたら回復魔法でもあとは死を遅らせるのが精一杯だといいますのに。」
「多分、それ、ルーナカミのスキルが関係してると思う。」
「スキル?」
「あぁ。ルーナカミは内臓逆位っていう珍しいスキル持ちなんだよ。で内臓逆位の大きな特徴は内臓の全てが逆なことだな。だから心臓が反対にあって、肺はともかく心臓をそのまま傷つけることは何とか避けることが出来たみたいだな。無論、肺が傷つけられているからめっちゃ重傷であることは間違いないけどな。」
「そうなんですね。」
「まぁ、それなら今みんなの魔力総使いしてるからあと数分もすればある程度は治ると思うぞ。まぁ、完治には数十分回復した後、さすがにこりゃ半日から1日、もしかしたら2日ぐらいは吐いたり下痢しないように安静にしなきゃならぬけどな。食道と胃も少しばかりやられてると思うからのう。」
「そんなになのか。」
「さすがにここまで範囲が広いと回復魔法をかけました!はい!治りました〜。完治しました。これで終わり〜ちゃんちゃん。ってなる訳には行かないからね〜。」その後数分から十数分回復魔法をかけ何とか目を覚まさせることに成功した。
「うっぷ……気持ち悪いって、何があったの?みんな集まってるし回復魔法バンバンにかけちゃってるし。」
「えーとね。どこまで覚えてる?」
「尻尾を噛み砕いてアリシアたちのところに向かってったことまでは覚えてるんだけどそっからは覚えてないな……。何があったの?」
「えーとね〜。」
「あなたそのあとテルの尻尾に刺されて気絶しちゃってたの。胸刺されたんだけどギリギリで心臓は避けることが出来たからさ、このように回復することが出来たの。」
「ふーん。でも、なんで気持ち悪いの?」
「胃とか食道とかもやられてるからね。そこら辺はしょうがないよ。ま、1日2日我慢してくれれば治るからさ〜。許して。」
「ん〜。まぁ、わかったよ。」
「それじゃあ帰ろっか。ルーナカミ。立てる?」
「よい……だめだね。」
「恐らく心臓とともにそれらを動かす臓器や筋肉もやられてますね。」
「じゃあ私抱っこするよ〜!」そういうとアリシアはルーナカミをお姫様抱っこして持ち上げた。その後、みんなで帰った。テルとのヤツで僕の顔や体もかなり傷ついてるらしく、そこら辺は帰りながら回復してくれた。ナサールどっか呆然としてるけどまぁ、大丈夫なんだろう。
21 Nassar ver.
――同日、夜、ウトナ近くの山にて――
さすがにここに来れば大丈夫かな?ちょっと呼んでみるか。えーと呪文は……
「悪魔・壹……。」そう言うとなんかおしりにむず痒い感触が広がった。なんなの……あ……おしりに何か尻尾生えてる。むず痒いのはこれか。
「ん。起きてる?」
「あぁ。悪魔をかければ叩き起されるぞ。で、なんじゃ。」
「なんでしっぽ?しかも、龍のならまだ少しは分かるけどなんで悪魔なの?」
「そりゃ悪魔だからな。完全体になれば龍みたいな感じになるじゃろ。それに勝手に龍のしっぽが生えてきたら邪魔に決まっておるじゃろ。」
「ふーん。まぁ、確かにね。龍のしっぽってかなり太いもんね。それじゃあ、やりますか。」
「そうじゃな。ところで……敵はどこかの?」
「居ないよ?」
「へ?いないとは何事かの?そもそも仲間とか味方とか言ったのう。そいつらはどこじゃ。」
「その人たちもいないよ。」
「ほう、それまたどうして。」
「暴走したら怖いじゃん。だからここでちょっと練習するの。」
「ふーん。そいつらには言ったのか?」
「ん?言ってないけど?」
「どうして?」
「だってさ。これ、私の問題じゃん。それを人に話して嫌われたらね。」
「そいつらはそんなふうに嫌いそうな人にお前は見えるのか?」
「いや……。絶対そんなことはしないけどさ。ま、私の問題だし。どうにかするよ。」
「そうか。頑張れ。あとちゃんと練習終わったら寝ろよ。儂もそうじゃがお主も子供じゃ。子供は睡眠時間が第一。体調崩すとそれまた暴走の原因になりうるしな。」
「そうかもね。短めにするよ。」さぁ、始めるか。