005.受験箱
目覚めると白い部屋の中そんな状況は小説などでいくらでも見たことがあった。
だが、いざ自分がその身になると焦りがどんどん出て来て泣き出しそうになる。そしてこの部屋の変わったところは、扉の上に出口ではなく、合格と書かれているとこである。
005.受験箱
この部屋にあるのは合格と書かれたドアと謎の白い箱、それと白い紙。白い紙の一番上のページには「合格したければ期限内にやるべし。」と書いてある。
次のページには数学の問題集のようなものが5.6ページほどあり、それ以降は国語、英語、理科、社会の順に5.6ページほどの問題集のようなものが書いてあった。
「これをやるのか?」
めんどくさいと思いながらも、すこしずつそれを進めていったが、、
「なんかつまんねーな。」
そう思い、また周りを探索し始めた。
「そういや、期限ってなんのことだ?」
周りを見渡すと明らかに時計ではないが、一秒一秒進んでいたアレのことかを言っているのか、でも周りを見渡しても他に何もないためそう思い込んだ。
あとは、
「この白い箱だよなー、でも。」
なぜかその白い箱は見たり、触ったりすると面白い気分になり、いつの間にか時間が過ぎていた。数時間が立ち、その箱に飽きるともう期限は過ぎていた。