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予感  作者: いくら軍艦
日常
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004.コールドスリープ

シューという騒々しい音を立てながら自分のカプセルは開く。


体を起こして周りを見ても、他のカプセルは開いてはいない。なぜ俺のカプセルは開いてしまったのだろうか、もしコンピューターのミスであったならすぐ気づいて欲しい。


このまま俺は餓死する可能性だってあるのだ。昔にはまだ発見されていない奇病を治す方法を探すために多額の金を払い、カプセルに入ったのに、餓死で死ぬなんて嫌に決まってる。


俺は壁などを叩いて必死に存在を知らせた。


004.コールドスリープ


この部屋にはカプセルが4つ、全員同じ病気でコールドスリープという手を取っている。


でも、開いているのは自分のカプセルだけ、なぜだ?部屋には3つの扉があり、その3つの扉は中からは開かないようになっている。


病気が悪化してしまう。肺炎が襲い、俺は大きく咳き込む。もう無理だ。というか今は何年だ?2024年に眠り、何年の時が経った?

そんな考え事をしている間に一つの扉が開く。そこから白衣を着た医師のような人が5〜6名現れ、自分にこう言った。

「今は2082年、あなたがかかったウイルス、あなたのわかりやすい言い方なら「コロナウイルス」の治療法がわかりました。至急治療室に向かってください。」

そうか僕はコロナにかかっていたんだ。治療法が見つかってよかった。


「他の人たちは?」

「他の人たちはあとで治療しますので安心してください。」


よかった安堵の表情を浮かべる。

そんな夢を見ながら俺は、カプセルに横たわり、息を引き取った。

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