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予感  作者: いくら軍艦
日常2
38/41

033.5階に止まらない

今日は彼女との初めてのデートだ。果たして、うまくいってくれるだろうか。

期待と心配を胸に、俺は自宅を離れた。


待ち合わせ場所の駅前についたものの時間よりも三十分早く来てしまった。

ポロン♪

「もうすぐ着くけど、そっちはどう?」

「ちょっと早く来すぎたから、駅前にあるグランドストアに先行ってるね。」


俺は駅前のグランドストアに足を進めた。

ポロン♪

「わかった。すぐ行くね。」


自分勝手な行動だとは我ながら思っていたが、あまり怒ってないみたいだし、そのままグランドストアに入って行った。


033.5階に止まらない


数分の間十五階にある本屋で暇を潰していると、また通知が鳴った。

「5階にあるジュエリーショップにいるから来てー」


どうやらもう着いたようだ。何か買ってほしいネックレスでもあるみたいだし、早く行ってあげるか。


俺は早々とエレベーターに足を運んだ。

五階のボタンを押して、十階間の移動をすることにした。


九、八、七、、、

どんどんと下がっていく。

六、五、四、、、


よっ四?!


チン。四階です。


はい?俺はもう一度五階のボタンを押し上に上がる。


五、六、、、


チン。六階です。


はぁ?!

自分が押した階に全くつかないのである。


くっそ!こうなったら!

俺は走って反対側にある非常階段を使う。


下に下り、五階を目指す。

一つ下の階の扉が開いており、そこに入って五階にやっと着いた。


自分はあまりグランドストアに来たことがないため、どこにジュエリーショップがあるかわからず、辺りを見渡す。


だが自分のいる階にはジュエリーショップなんてもの一つもない。


急いでグランドストアの全体マップを表す看板まで向かう。


全体マップには、ここは四階だと表記されていた。


ど、どうなったんだ?

やばい奴になってしまうが、店員さんに思わず聞いてしまった。


「五階ってどこから行けばいいんですかね?」

店員さんは苦笑いで

「え、エレベーターを使えばいけると思いますが。」


そりゃそうだよなだってエレベーターだもん。


自分はもう一度エレベーターに向かう。

エレベーターが今止まっているのは五階。


これで行けなかったらおかしい。

エレベーターを呼び、イライラしながら待つ。


チン。


俺はエレベーターに乗り込み、五階を連打した。


キュウゥン。

嫌な予感だ。


俺はエレベーターの中に閉じ込められてしまったのである。


おい!誰か助けてくれ!


エレベーターの出入り口に耳を傾けるとグランドストアのBGMが聞こえる。


ドアの隙間から照明の光も漏れ出ている。


停電でもないのになぜ?


ますます焦る。


おい誰か!助けてくれ!誰でもいい!誰かぁぁ!!


エレベーターからの虚しい叫びは誰にも聞こえていなかった。


いや、聞こえないフリをしているのかもしれない。

二ヶ月ぶりの投稿になってしまった。申し訳ねぇ。

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