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予感  作者: いくら軍艦
この家はどこかおかしい
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005.全ての真相

俺はゆっくりと後ろを向いた。

そこには吉野が居た。


005.全ての真相


「なんでお前がここにいるんだよ。」

怯えながら俺は吉野に聞く。

「お前を助けにきた。なんていっても信じららねぇよな。殺しにきたんだ。」

吉野は微笑みながら答えた。


俺は訳がわからなかった。

俺を?殺しにきた?


「俺は臓器をいろんな国に売ってたんだ。だからお前の持っているそのカメラも買えた。」


「ど、どういうことだよ?!」

「見たんじゃないのか?発泡スチロールの山を。あぁ、中まではさすがに見ないか。」


発泡スチロールの中に入っていた臓器を掴んだ時のことがフラッシュバックする。


オェッ


「あーあ、ゲロまで吐いて。じゃあ中を見たってことか。」


「で、でもっ!俺を殺す必要はないはずだ!」

「金が良いんだよ。あと警察にも少し勘付かれてきたんだ。だから試しにお前を売る。あいつには、動画を撮っている途中に死んだとか伝えれば納得するだろ。」

「大人しく、殺される訳ないだろ!…あれ?」

足がふらつく。


「催眠ガスが回ってきたか。冷凍部屋に撒いといたんだ。寒すぎてきずかなかったろ?」


嘘だ口がもう回らなくなってきた。

嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!


ドサッ。


俺は地面に横たわる。




「大丈夫か?!」

岡田が俺の肩を揺する。

「え?」

気づくと自分はみんなの元に戻っていたようであった。


「お前急に倒れたんだぞ!」


岡田が焦りながら言う。

ぼんやりした頭で今まで起こったことを順に思い出していく。


「そ、そうだ!ここは危ない!すぐに逃げよう!」


吉野のことが最初に思い浮かんだ。


「よ、吉野が。」

「んー?俺がなんだってー?」


奥の部屋から吉野が出てくる。


「あ、あぁ。」

ガタン!思わず腰が抜ける。


「ど、どうしたんだよ急に!」

吉野が俺に駆け寄ってくる。

「さ、触るな!」

俺は吉野の手を振りほどく。

「どうしたんだ一体?」

岡田は顔をしかめた。


「こいつは俺を殺そうとしてるんだ!」

俺は吉野を威嚇するように大声で叫んだ。


「ど、どういうことだよ。」

岡田が俺に聞いてくる。


「俺がさっき行ってきたアパートでこいつは子供を殺して臓器を売ってたんだ。金が欲しいからって大人の俺を呼び出してアパートで俺を殺そうとしてきたんだ!」


「は?」

そう言ったのは岡田だった。

「お前まだ行ってきてねーじゃん。」


「は?どういうことだよ?!」


9:00ニュース!!

爽快なリズムの音楽とともに、様々なニュースが流れる。

「では、次チャレンジする料理はこちらです!」

「嫌われやすい仕草ランキング!第3位は〜」

「小中学生が街から消える怪奇事件?!」


聞き覚えのあるフレーズだった。

それは俺が行く前のニュースとおんなじだったのだ。


「なんか今日おかしいぞ。仕方ねぇから休んでろ。今日は俺が行くわ。」

岡田が言った。

「じゃあ高性能カメラ持ってけよ。今日のために買っておいたんだ!」

吉野は自慢げに言う。俺はそのカメラを見てサァと血の気が引いた。


「いや俺が行く。知ってることが多い俺が行ったほうがいい。」

岡田と吉野は、ああそう?みたいな顔をする


「じゃあ行くよ。」

みんなに見送られ、俺はまたあのアパートに行くことになった。


吉野の顔を見ると、どこかほくそ笑んでいたような気がした。




この家はどこかおかしい_完_

やっと完結した!伏線にみんなは気づけたかしら?

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