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004.地下秘密室
ゲロが出そうだ気持ちが悪い。人とばったり会えば俺は捕まってしまう。
いや、こんなことを送ってきた視聴者が悪いんだ。きっとドッキリだ。あぁ、人生が終わったかもしれない。
最後の気力を振り絞って、気持ちを入れ替える。
004.地下秘密室
ギィと開いた右の部屋は俺をは夢の世界にいるんだと錯覚させた。
「ち、地下がある。」
思わず声が出てしまう。カメラに映す。地下が、あるのだそこに。
一軒家ならまだわかる。だがここはどうだ?二階建てのアパートだ。
行くしかない。
死んでも良い。死ねば伝説になる。事件の証拠を掴めば、一躍時の人となるかもしれない。
足を滑らせるように地下に足を運んだ。
あれ?眠い。
少しぼやぼやした気持ちで地下の部屋のドアノブに手を掛けた。
ガチャン。
開くとそこには病院の手術室のような部屋につながっていた。
そして裸の少年がゴロンと地面に横たわっていた。
「あーあ遅かったか。」
心臓が破裂しそうな勢いで音を立てている。俺はゆっくりと後ろを向いた。




