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028.もうやめてくださいお願いします。
「もうやめてくださいお願いします。」
知らない女性は引きつった顔で僕に訴えかけて来た。
俺は知らない場所にいた、そしてなぜか右手には包丁を持っていた。利き手は左手なのに。時計を確認する。まだ、テレビの時間には間に合うな。
「あ、あ」
そう女性は微かな声を出す。時計を確認するとさっきより時間が進んでおり、女性の状態もひどく悪化していた。
俺は何もやってないぞ?どうなっているんだ?
「…」
女性の脈を触る。
反応は無い。
028.もうやめてくださいお願いします。




