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025.トンネル
毎週日曜日は友達と釣りに海まで行く。趣味の合う友人が高校にいて本当に良かった。
その海に行くまでに長く暗い、今は使われていないトンネルがある。俺たちはそこを通り海まで行く。
025.トンネル
今日ももちろん釣りに行く予定だ、だが俺は遅れてしまった。
塾の振り返りなんかなければ、、、
そう思い電車から飛び出て、潮の香りを吸いながら必死に走る。
トンネルだ。
深い闇に包まれている。
いつもはみんなとふざけながら行く。だから怖くない。
だが、今は一人だ。
スマホのライト機能を使い、わずか先を照らす。
恐怖心を殺し、息を吸い、走る。
カランコロン。持ってきた竿がバックにあたり、響く。
うるさいやめて
リズムよく、鳴る。息が続かなくなり、止まってまた息を大きく吸う。
あれ?
このトンネルこんなに長かったか?
後ろを照らす。するとそこには真っ暗な闇が広がっていた。




