表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
娯楽部はいつもうるさい  作者: Re・kirinn
1/4

こうこうにゅーがく

桜が舞う街路樹の下に俺、相田(あいだ) (じゅん)は歩いていた


今日から私立、九乃宮(くのみや)高校の一年生になる俺は、期待に胸を膨らませていた


この学校は、部活が盛んで有名な学校だ

たまに変な部活があるのも、この高校の特徴でもある


俺は学校につくと、まず学校を見る

とても大きい学校で、生徒数は800人とそこそこいる

パンフレットで見たのとは、印象もイメージも全然違う


この高校の生徒になった実感を今一度噛み締め、学校内部へと向かう



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「ええと、クラスは・・・あった。3組か。いい人達だといいなぁ」


そんな事を言いつつ、教室へと入る

皆の顔を見た感じ、すごい特徴のある人はいない

まずはそれに安堵しつつ、自分の席に座る

誰か知り合いは居ないか見渡すも、祈り虚しく全員知らない顔だった

とりあえず友達を作ろうという思いから、隣の机の無口そうな黒髪のショートヘアの子に話しかける


「や、やぁ。隣の席の相田淳だけど、これからよろしく」


内心では、いきなり声をかけられ引かれたりしてないだろうか、と不安だった

しかし、その少女は


「ん?ええ、よろしく。わたしは、西(にし) 彩花(あやか)


それを聞き、淳はホッとし


「うん、西さん。これからよろしく。

いやー、それにしても西さんが普通の人で良かったよ」


「何?いきなり。

わたしが普通?そんなの当たり前よ」


フフンとなぜか胸を張る彩花

しかし胸はさほどでていない

改めて彩花を見る

喋り方もまぁ普通で、とくに変なところは見つからない

それに容姿も・・・容姿も・・・容姿・・・


「牛乳飲んでる?」


「よけいなお世話よ!!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ーーー11時25分ーーー


入学式が終わり、部活動勧誘が始まる時間だ

この学校は部活に力をいれているだけあって、部活動勧誘の時間が長い

そして、色んな部活動が看板などを持って勧誘を始める場に、淳はいた


「おおー、やってるやってる。文芸部に茶道部、ミントの無限研究会?なんだそれ」


やはり変な部活はあった。

様々な部活がある中、不意に袖を引っ張られる


「うん?誰・・・」


「相田、こっち」


引っ張られた方を見るが、だれもいない


「あれ?誰もいない。おかしいな、さっき声がしたのに・・・」


「バカにしてるの!?」


「え?うわっ。・・・ああ、西さんか」


下を見ると、淳の袖を引っ張る彩花がいた


「ムキーッ!あ、それよりも、捕まった。助けて」


捕まった?

意味がわからず彩花の方をみると、確かに捕まっていた

後ろの誰かに拳銃をつきつけられて


「なにごとーーっ!?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ