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第66話 「二・人・永・遠」

すみません、お待たせしました!今回で最終話とさせていただきます!!

いつもよりも少し文字が多めですが…宜しかったらお読みください!

愛生ちゃんとお互いの気持ちを確認した後…少しお話をして、愛生ちゃんは自宅に帰っていった。


「ボクは帰るよ。…瑞樹は、今日…色々とあった訳だし…ゆっくりと体を休ませるんだよ?心配だから…ね」


そんなこと言われたら…わがままなんて…言えないよ!本当はもっと、一緒にいて欲しかったんだけど…。愛生ちゃんも疲れているだろうし…いつでも会えるんだし…ね。別れ際に、キスしてもらっちゃった、えへへ。



愛生ちゃんが帰った後に、部屋を出て1階の台所へ向かう…。母さんたちも心配してるだろうし…ある程度は、愛生ちゃんが説明しているから安心なんだけど。台所に向かうと、母さんと來海がいて、來海が私に飛びついてきた。


「お姉ちゃん!もう起きてきて、大丈夫なの?ぐすっ…もう心配したんだからー!!」


「…ごめんね、心配かけちゃって…。もう大丈夫だから…ね?泣かないで…ぐすっ。」


來海が泣き出して…もらい泣きしちゃって…お互い抱き合ったまま、しばらく泣いていた…。あの屋上の恐怖と…みんなが私の為に心配してくれる嬉しさと…色んな感情がごちゃ混ぜとなり、頭の中が訳が分からなくなっている。そんな様子を見ていた母さんが…私たちを包むように…。



「…瑞樹、おかえりなさい…。本当に…本当に無事で良かったわ…。あなたに何かあったら…お父さんに顔向けできないから…本当に良かった。」


とても暖かかった……來海の想いに…母さんの想いが…私の胸の中に浸透していく…。ありがとう…ほんとうにありがとう。



それから、私から2人に今日の出来事を話した。愛生ちゃんからかなり説明を受けてたから、かなり話は省略したり、尾上くんの事も伏せておいた…尾上くんは悪くないからね。…それと愛生ちゃんと…正式に付き合うことになった事も…。ただ、将来の事は…まだ始まったばかりなので、2人の秘密にしたかったので伏せておいた。


「わー良かったね!お姉ちゃん!!愛生さんとはお似合いだよ~おめでとう~♪」


「ようやく、お互いの気持ちに気付いたのね…長かったわ~。中学の時は…少し心配だったのよ?でも、これで…孫の顔を見られるわね~お父さんにも報告しなくちゃ!きっと大喜びするはずよ~♪」


「…えっ!?…あっありがとう…ございます…。」


何か、もう将来の事まで認められているよ…。たっ確かに…愛生ちゃんに…お嫁さんにしてください…って言ったし…なってくれって言われたし…あの…その…。と顔を真っ赤にしながら…もじもじしていたら。



「うふふ…ホントあなたは、正直で良い子だわ…母さん嬉しくなっちゃうわ~♪これは…朱美ちゃんに連絡しないとね~♪」


…早くもばれてしまったみたい…。隠し事の出来ない私は、家族の前では…全然ダメみたいです…はぁ~。ごめんね、愛生ちゃん!



「…それよりも、瑞樹?あなた起きてきて…大丈夫なの?少し顔色が悪いわよ??」


「…うん、少し体がだるいかも…熱っぽい感じがするし…。でも、今日全然、家事してなかったから…気になって。」


「そんなことは私たちがするから、お姉ちゃんは休んでてよ!」


「…でっでも…。」


「瑞樹…來海の言う通りよ?あなたは今日、色々とあったんだから、部屋に戻って休んでいなさい。」


「…うん、分かった。…部屋に戻ります。母さん、來海ごめんね…。」


母さんたちに、これ以上…心配かける訳にもいかないよね…。素直に2人の言葉に従うことにした。部屋に戻り、ベッドに腰かけて…愛生ちゃんに電話をする。



「もしもし、急にごめんね…今、電話…大丈夫だった?」


『うん、大丈夫だよ…部屋でゆっくりしてるところ。…ところでどうしたのさ?ゆっくり休んだ??』


「……愛生ちゃんの声が…聞きたくなったの…。」


『少し前まで、色々と喋っていたのに?…寂しくなったの??』


「…むー愛生ちゃんのバカ!…そんな事をストレートで、はっきり言うなー!!」


ホント、ムカつく…。デリカシーがないと言うか…私をわざと怒らせて楽しんでるようで……愛生ちゃん…ホントに酷いよ!



『あははー瑞樹と喋っていると飽きないよ~♪…それで、何かあったの?瑞樹から電話かけてくるのは、珍しいからさ。ホントに…寂しかったのかな?』


「むーもうしつこいなー!その話はもう良いの!!…あのね?母さんたちに、愛生ちゃんとのことを話ししてね??…その…将来の事…バレちゃったみたいで…。」


『別に良いんじゃない?そこまで隠すつもりはなかったし。…と言うよりも、お互いの親公認だと思うから…多分、期待されてると思うけどね。』


「…うん、母さんに孫の顔を見れるって…喜ばれたし…。…でも私たち…まだ高校生だよ!?気が早いよ!!」


『…まだママには言ってないんだけど…もうおばさんから話しあったかもね。…噂をすればママだ。……え!?何??……今、瑞樹と電話してるんだけど…』



おばさんが愛生ちゃんの部屋に入って来たのかな?受話器を外して話しているので、愛生ちゃん以外の声は聞こえない…。何かまだ話している様子で…突然。


『瑞樹ちゃぁぁぁぁぁんー!!愛生から聞いたわよ?怖かったね!怖かったわね!!ケガは!?ケガはしなかったの?後の事は、おばさんに任せておきなさい!!瑞樹ちゃんは何も心配することは、ないんだからね??私の可愛い瑞樹ちゃんを傷つけたことを…後悔させてあげるわ!!』


突然のおばさんの大きな声で…マシンガントークに耳が痛い…。でも、こんなにも心配してくれてたんだ…それはすごく嬉しかった…。


「あの…おばさん?私は、大丈夫ですから…。」


『そう!それは良かったわ~未来の愛生のお嫁さんに傷つけたなんて…私が許さないんだから!…あ!そ・れ・よ・り・も!良美(よしみ)ちゃんから、聞いたわよ~♪ようやく愛生と付き合うようになったんだってね~♪孫は!?孫は、いつ見せてくれるのかしら??瑞樹ちゃん似の可愛い女の子が欲しいわ~♪』


また、孫の話が出てきたよ!どうして私たちの親たちは…先の話ばかりするのかな!?はぁ~。まだ高校生活始まったばかりというのに…私は苦笑いをしながら…。



「…あはは…まだ、私たち…高校生ですよ?気が早いですよー。」


『あら、そう?私はパパと出会ったのは高校の時だから…その時から結婚と子供の事は、考えていたんだけど…みんなは違うのかしら??』


おばさんの行動力は…昔から凄かったんだね…。凄すぎて言葉が出てこないよ!言葉に詰まって困っていると…ようやく愛生ちゃんが電話を取り返したみたいで…。


『ごめんよ、瑞樹。ママに、いきなり電話を奪われてさ…。まだ言い足りないみたいか…横で怒ってるよ…あはは…。』


「後でおばさんからメールが来そうだよ…。私は大丈夫だからって、言っておいてね。」


『了解!後で言っておくよ。瑞樹…そろそろ休んだら?色々と会って、疲れてるだろうし…心配だよ。』


「うん、なんか熱っぽくて…寝る前に、愛生ちゃんと少しお話をしたかったから…ごめんね。」


『ボクも話したかったから嬉しいけど…無理はしないで欲しいな…。…んじゃ、切るね~。瑞樹、好きだー!』


「…もう…恥ずかしいな…。…うん、私も好きだよ…じゃあ、またね。」


いきなり好きだとか言うから…顔が真っ赤になるし…頭がショートしそうだよ!…でも、嬉しいな~言葉にしてくれるのはすごく嬉しい…胸の中が暖かくなっていく…。愛生ちゃんの事を好きなんだーって気付けて…本当に良かった…。私はそのままベットに入り、疲れなのか?深い眠りに落ちるのに…そう時間がかからなかった…。




ピッピッピッピー!ピッピッピッピー!


目覚ましの音で、夜が明けたことに気付く…。起きて朝の支度しないと…そう思うんだけど、なんか全身がだるい…。頭は全然冴えないし…何かお腹がキリキリと痛む…風邪でも引いちゃったのかな?…それよりも下半身に違和感が…生暖かい感覚が…。私は急いで布団を捲る……え!?何これ??血!?…血!!!


「きゃあぁぁぁぁー!!」


私は思わず、叫んでしまった。その声を聞いた、母さんたちが慌てて部屋に入ってきて…。


「どうしたの!?瑞樹!!……あ!…やっと来たのね…まだ来なくて心配してたわ…おねでとう!瑞樹!!」


「うん!良かったね~お姉ちゃん!!」


「…え!?なんで私、おめでとうとか言われてるの…?私、変な病気じゃないの??」


母さんたちは嬉しそうな顔をして、とても喜んでいるみたい…。私は全然意味が分からなくて…キョトンとした顔でいると…。


「瑞樹?それはね…女性が必ず通る道なのよ…『初潮』…初めての生理ね。本当だったらもっと早く来るべきなのだけど…あなたは女の子になって…まだ一ヶ月も経ってないから、いつ来るのか心配だったのよ。これで、あなたは子供を産める体になったのよ?だから…おめでとうなのよ。」


そう言って母さんはすごく嬉しそうに「うんうん」と頷いていた。來海もそれを真似て同じように、嬉しそうに頷いていた…。そうなんだ…私はようやく本物の『女性』になったんだね…。すごく嬉しかった…好きな人の子供を産むことが出来る事に…。


「初めての生理でかなり辛いと思うから、昨日の事もあるし…瑞樹、今日は学校を休みなさい。私が色々と生理について教えないといけないし…ね。シーツも取り換えないといけないし、瑞樹はシャワーでも浴びてきなさいな」


「うん、そうする…母さん、來海…朝から騒がしくて、ごめんなさい。」



それから私は、シャワー浴びて、新しいパジャマに着替える。ベットは新しくシーツも変えられて…すぐさま横になることが出来た。それから母さんから生理についての知識や注意点等を教えてもらって、お腹を冷やさないように…お腹にタオルケットを巻いて寝ることにした。暖かくするとお腹の痛みがだいぶ和らいできた…少し眠ることにした。



昼頃、スマホの効果音で目が覚める…。俊介からメッセージが来てた。


『瑞樹、大丈夫か?榎本ちゃんも心配しているぞ。…しかも和泉ちゃんも休んでいるし…2人とも大丈夫か??』


あれ?私だけじゃなく、愛生ちゃんも学校を休んでる??一体どうしたんだろ…ケガが酷いのかな?…心配だよー。電話しなくちゃ!!俊介には、今朝の事を報告しておいた…後から華奈さんから『おめでとう!』とメッセージが来ていて、恥ずかしかったです…。兎に角、愛生ちゃんが心配だよ…慌てて電話をする。


『もしもし…瑞樹?どうしたのさ??』


「どうしたじゃないよー!学校を休んだって聞いて…心配になって…。体、大丈夫なの??」


『うーん、なんかさー朝起きたら…全身筋肉痛で、まったく起き上がれなくてね!こんなこと初めてでさ~笑っちゃうよね?あははー。』


すごく明るい声で笑ってるんですだけど…心配して損しちゃったよ!…でも、大事に至らなくて良かったよ…うん、本当に良かった。



「今も動けないの?大丈夫??」


『何とかトイレに行けるぐらいは回復したかな…ロボットみたいな動きで面白いんだよ!瑞樹に見せたいぐらいだよ~。それよりも…瑞樹は学校から電話してんの?体は大丈夫??』


「…ううん、私も休んでるよ。今朝、初潮を迎えたみたいで…大事を取って休んだの。」


『お!ついに瑞樹も…女の子の苦しみを分かるときが来たんだね~。おめでとうだよー。』


「そうだね…愛生ちゃんもこの辛さを味わっていたんだね…女の子は大変だね。」


『ボクはまだ軽かったから…馴れて来ればどうってことないよ。前兆あるから対処しやすいしね!瑞樹も気を付けるんだよ~。』


「うん、ありがとうね。でも良かった…愛生ちゃん…元気そうだし。」


『体は痛いけどね~それ以外は至って元気さ!瑞樹も無理しないでねーじゃあボクは少し横になるよ。』


「うん、じゃあまた明日ね」


『うん、また明日』


電話を切って、ホッとした…。お互いに何もなく本当に良かった…明日からまた学校に復帰して…愛生ちゃんと俊介、華奈さん、尾上くんとクラスのみんなに会える…そう思うと安心してかまた眠くなってきちゃった…私も寝るよ、愛生ちゃんお休みなさい…。




それから半年後…。



私は朝比奈 瑞樹から美月(みづき)に名前を変え、和泉 愛生ちゃんは(あきら)に名前を変えることになった。私たちが付き合うことになってから、私が愛生ちゃんの自宅へ朝起こしに行くことになって早半年…。最近、私が部屋に起こしに行かないと…リビングに降りてこなくなった…。もう!シッカリして欲しいよ!!全く…。そう愚痴りながらも、起こしに行く私がダメなんだよね…きっと。


「愛生ちゃん!朝だよー起きてる??」


返事がない…ドアをノックしてみる…反応がない…。もう仕方ないな~いつもの様に…ドアを開けて部屋の中に入る。ベットの中には…気持ちよさそうに寝てる愛生ちゃんがいる!早く起きないと遅刻するよー!!ベットに近づき…愛生ちゃんの体をゆすって起こすことに…。


「愛生ちゃん!朝だよー早く起きないと遅刻するよ!!」


「…むにゃむにゃ…あと5分……くー。」


「もうーダメだって!朝ごはんも食べないとダメなんだからね!!さっさと起きてよー!!」


「…もう…うるさいな……」



そう言って愛生ちゃんが、いきなり私の手を掴み…そのまま引っ張られて…え!?


「きゃっ!」


私は愛生ちゃんに覆いかぶさるように上に乗り、その上…抱き着かれた格好になって…。え!?なんでこうなってるの?


「…美月…キス…してくれたら…起きる…。」


「え!?いきなり何を言い出すの?…恥ずかしいよ…。」


「キスしないと…起きない…そのまま…寝る…くー。」


そう言ってまた寝始める…これじゃあ埒が明かないよ!もう…仕方ないなー。私は諦めて、愛生ちゃんの唇に自分の唇を重ねる…。


「…ん…。」


恥ずかしかったので、重ねるだけの軽いキスをする…。それなのに頭が…体が…熱くなってくる…。もう朝から愛生ちゃんは何させるんだろう…。重ねた唇を離し、真っ赤になった顔を…恥ずかしいから、愛生ちゃんの視線から反らすように横を向く…。



「…キスしたんだから…早く起きてよ…。」


「やっぱり…美月は可愛いな~♪」


そう言って体を起こし、抱き着く愛生ちゃん…。だからもう…時間がないんだってばー!



「美月?いい加減…ボクの名前を『愛生』って呼ぶのやめてくれないかな…しかもちゃん付けだし…結構それでクラスの男子に、からかわれるから…うざいんだよね。」


「え!?ごめんね…いつもの癖が抜けなくて…。その…じゃあ…どう呼べばいいの?」


「普通に呼び捨てでいいよー。ボクは昔からずっと美月の事を呼び捨てだし、ボクたちは、恋人同士なんだから…遠慮なく呼んでよ。」


「え!?うん…じゃあ……あっ晃?」


「何だい?美月?」


「うーすごく恥ずかしいよ~!愛生ちゃんの意地悪ー!」


「ホント…仕方ないな~ゆっくりと慣れていこうよ。」



いきなり、2人とも性転換しちゃったけど…私たちの関係は少しだけ変わった…。『幼馴染』から『恋人』に変化した。これからも色々と…困難な壁にぶつかることもあるだろうけど、愛生ちゃんが側にいてくれる!それだけで…どんな事でも2人でなら乗り越えられる!…これからもよろしくね、愛生ちゃん!大好きだよ!!

ありがとうございます!ありがとうございます!!

ようやく完結することが出来ましたー!


書き始めてから3か月間、すごく楽しい日々を送ることが出来ました…。

私の拙い小説を…毎回読んでくださる方!応援してくださった方!本当にありがとうございました!!

挫けず頑張ってきた甲斐がありました…今回ですごく勉強になりましたし!


しばらくは休憩をして、色々と次のネタを考えていくつもりです。

新作を書くのか…瑞樹たちのストーリーの番外編および後日談を書くのか…ざっくりのストーリーは考えてあります。どっちにするかはまだ決めていません…これから考えていきたいと思います!


しばらくは読者に戻りたいとは思っています!小説書くことに必死になりすぎて…他の作者様の小説を全然読んでいませんですから…色々と楽しみたいですしね!!


この作品か…次の新作でまた会えることを楽しみにしています!!

最後に…瑞樹たちのストーリーを最後まで読んでくださいまして…誠にありがとうございました!!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 完結一覧から通しで読みましたが、最後まですっきり読めました。 良い作品だと思います。ありがとうございました。 [一言] ブラのサイズは私の勘違いでした。
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