第06話 「相・談・共・有」
短い話です。
ブクマしてる方の小説が今日2話更新していたので
嬉しくて、何となく対抗してみた(負けず嫌いなんです…)
疲れていた僕は、いつの間にか寝ていた…スマホの音を聞いて意識を取り戻した。
今日、2回目の目覚め。そっと体を伸ばす…んー。
少しぼぉーっとして、ちょっとずつ目が覚めてきて頭が冴えてくると
今日のさっきまでの母さんのやり取りを思い出してきた。
僕が女の子になっちゃって、母さんと話してボクの体のサイズを測って…。
そこで一度、すごく恥ずかしい思いをする…母さんにこの体を見られたんだった。
とても恥ずかしい!顔が体が熱くなってくるのが分かる、今の僕の顔はきっと真っ赤だ!
ベットの上で転がり、悶絶を打つ。…少しずつ冷静になってきて。
「はぁ~困ったことになっちゃったな~」
愛生ちゃんにどう説明しよう…。
「女の子になりました」って言っても信じてくれるのかな…ホントどうしよう…。
あっ!そういえばスマホの音が鳴っていたな~誰からかメッセージが来たのかな?
確認してみようっと。スマホを持ってセキュリティを解除して…。
チャットアプリにメッセージが来ていた。それをクリックしてアプリを起動する。
あ!愛生ちゃんからだ、何だろ?
『おはよう!瑞樹』
『ちょっと相談したい事があるから、ボクの家に来て!』
え!?こんな時に相談って…いったい何の相談なんだろう?
それよりも僕のほうが相談したいぐらいなのに…。
でも家から出れないよ…。兎に角返事をしなきゃ…。
僕も相談にしたい事がありますって書いて…それと家から出られませんっと。
これで送信!
ピロリ~ン♪
あ!瑞樹からの返事かな?ボクはママとパパの服をいろいろと見ていたところだ。
すぐにこっちに来れるかな?内容を確認っと。
『おはよう愛生ちゃん』
『僕も相談したいことがあります、ただ家から出られないので僕の家に来て欲しいんだけど』
瑞樹も相談したい事が!?一体なんだろう??でも参ったな~この格好じゃあ
ボクも家から出れないし…。
ここは何としても瑞樹に来てもらおう。瑞樹なら無理矢理頼み込めば来てくれると思う…。
ごめん!今回だけだから!!これで良しっと…送信!
ピロリ~ン♪
『ごめん!ボクも今は家から出られないんだ、お願いだから瑞樹がこっちに来て!』
えええ!?どうしよう…このままじゃ埒があかないし…困っちゃったな…。
この姿で外を歩きたくないよ…でも愛生ちゃんが困ってるし…僕も相談したいし…。
でも、僕の服じゃ大きすぎて着れないし…。どうしたらいいんだよー!
…もうホント、仕方ないなぁ…妹の來海に相談して服を貸してもらおう。
僕は、隣にある來海の部屋に向かった。