表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/70

第45話 「愛・生・心・情」

今回の話は、全て愛生視点で書いています、読むときはご注意ください。

「ふぁ~良く寝たよ~」


近くに置いてある目覚まし時計を見てみる…午前9時半を少し回ったところ…そろそろ起きないと!

今日の午後から、瑞樹の買い物に付き合う約束となっている。朝ごはんを食べて、シャワーを浴びていたら良い時間になるかな?…そう考え、ベットから出て、歯を磨くために1階の洗面所へ向かった。


洗面所を向かう途中、キッチンのあるリビングから楽しそうな会話が聞こえる…。誰か来ているのかな?ママは色んな人と付き合いが広いから、休日は家にお客さんが来ることも多い。いつもの事だから、気にすることもなく通り過ぎる。



洗面所で、歯ブラシに歯磨き粉をつけて歯を磨く…。ぼぉ~と、洗面所の鏡を見ながら…瑞樹の事を思い浮かべる。最近の瑞樹はすごく可愛くなった。女の子らしくなり、これが本来の姿じゃないのか?と勘違いするぐらいに…。それと、かなり情緒不安定になってきている…そう、まるで女子中学生の様に、思春期を迎えている…そんな感じだ。ボクや華奈ちゃんはそうでもなかったんだけど、他の友達で酷い子がそんな感じだった…。泣いたり笑ったり怒ったり…と、感情が安定しない。すごく我儘にもなるし、すごく落ち込んだりもする…すごく不安定で、とても危険な状態だよ!


(うん、瑞樹の事がすごく心配だよ…ボクが側にいないと…何かあってからでは遅いし!)


特に、瑞樹は『女の子』になってからの日が浅い…。本人に危機感が全然無いのだ!隙がある、それが一番の問題だよ…。気にかけているこっちの身にもなってほしいよ…まったく。


(今日は一緒に街へ出かけるわけだし…以前にナンパされたとか言ってたからね!余計に目を光らせておかないと!!)


そう決意を固めて、歯を磨き終えて顔を洗う…うん、さっぱりしたよ~♪先にシャワーを済ませようか…そう思い部屋に戻ろうとして、リビングの前を通り過ぎようとすると…すごく良い匂いがしてきた…この匂いは…焼鮭だ!ボクの好物じゃないか!!うん、先にご飯にしよう。…少し寝すぎたかな?欠伸をしながら、リビングの扉に手をかける。



「ふぁ~よーく寝たよ…ママ~朝ごはんできてる?そろそろ準備しないと、瑞樹が家に来ることになってるし」


リビングに入ると、ママの他にお客さんが1人いた……え!?ちょっと待って!何でここに、メイドさんがいるのかな??そのメイドさんをよく見てみると、すごく可愛い…というか綺麗とも思える素敵な女性だ、どことなく瑞樹に似てるような気もする…。メイドさんがボクの方を向いて、軽く微笑んでからお辞儀をしてきて…。


「おはようございます!旦那さま!!」


「……え!?」



ボクは固まった…まず、この状況がまったく理解が出来ない。何故、このメイドさんは…ボクの事を「旦那さま」と呼ぶのか…そもそも誰なのかも知らないわけなんですけど……ボクは思わず。


「…えーと、どちら様…ですか?」


「はい!旦那さま!!…私はあなたのメイド妻でございます」



はっ!?余計に意味が分からないよ!!メイドさんはそう言いながらニコニコしている。そのメイドさんを良く見てみると、瑞樹にも見える……でも瑞樹がこんな格好して「旦那さま」とか言うはずがない…。そう考えていると、ママが近づいて来て…。



「愛生…あなた、まだ気づかないのかしら?」


「え!?」


「このメイドさんは…瑞樹ちゃんよ?」


「はっ!?…この子が…みず…き??」


え!?今日の午後から出かける約束をしているのに、何で朝から瑞樹がボクの家にいるの??そもそも何でその格好をしているの??何でボクの事を「旦那さま」と呼ぶの??…まったく理解が出来ない!頭の中で全然整理できないボクを見ていたママが…。



「ごめんね、愛生、あなたには黙っていたのよ~♪瑞樹ちゃんと密かに計画して、あなたをびっくりさせようと思ったんだけど…うふふ、大成功だったみたいね!!…やったわね~瑞樹!」


「はい!お母さま~♪大成功ですね!!」


そう言いながらハイタッチをする2人…何だかボクは置いてけぼりを食らった感じがするよ…何!?この敗北感は??すごく悔しいし!!少し不貞腐れた態度をしていると…。


「まぁまぁ愛生、今日の事を黙っていたのは謝るわ、ごめんなさいね。でも勘違いしないでね?私も瑞樹ちゃんも…あなたに悪戯をしようとして計画したわけじゃないのよ?…全てはこの朝食の為にあるのよ!!」



そう宣言すると、瑞樹がトレイで朝食を運んできてくれて…テーブルに並べていく。そして笑顔で…。


「はい!朝食のご用意が出来ました、さぁ…旦那さま、どうぞ召し上がれ~♪」


未だに、瑞樹のそのメイド姿とその言葉遣いに驚いていて…唖然としていると、ママがいつの間にかボクの側に来て背中を押しながら。


「さぁ~愛生、座って座って、今日の朝食は、瑞樹ちゃんがあなたのために作ったものなのよ?よーく味わって食べてね~♪」


ボクは強引に椅子へ座らされ、目の前のある朝食を見てみる…ご飯にみそ汁、焼鮭にほうれん草のお浸し…すごく美味しそうに見える…瑞樹がボクのために作ってくれたんだ…なんだかすごく嬉しくなって、箸をもって焼鮭に手を伸ばしてみる、パクリ……うん、美味しい!!


「うん…美味しいよ!瑞樹!!…この味付けはママと同じだね、すごいな~今日だけでこの味を作れるなんて。」


そうボクが素直に感想を言うと、2人は嬉しそうに抱き合っていた…もう何だかな~いつの間にそんなに仲良くなっているんだよ、まったく。お腹も空いていたのもあって、目の前に並んでいた朝食はぺろりと平らげた…本当に美味しかったよ~♪


それから、ボクは部屋に戻ってシャワーを浴びることにした。その間、瑞樹はママと一緒に部屋の掃除と洗濯の家事をこなしていた…すごく楽しそうだった。全ての家事が終わり、瑞樹はメイド服から私服に戻って、そうしたら何時もの瑞樹に戻っていた……あの瑞樹は、いったい何だったんだろう??謎は深まるばかりだった。

何とか、今日中に書きあがりました…半分諦めていましたけど(>_<)

毎日更新…ホントに大変です(-_-;)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ