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第37話 「校・内・放・送」

お昼休みになり、私はお弁当が入っているトートバッグを持つ。お待ちかねの昼食~♪いつもの私たち4人は、食堂へ向かう。休み時間のやり取りはすっかり忘れていて、鼻歌交じりで歩く。



「ふんふんふ~ん♪」


「何かご機嫌だね?瑞樹…何か良い事あったの?」


愛生ちゃんにそう言われ、浮かれている自分に気付いた。あわわわ…これはすごく恥ずかしい!

とっ兎に角、誤魔化さなきゃ!!


「え!?なっ何でもないよ!」


「何!?そんなに慌ててるのさー余計におかしいぞ?…んーボクに何か隠しているな??」


「あの…ホント、何もないから!」


ダメだ、愛生ちゃんに何か答えようとすると、簡単にボロが出る…ホントに嘘がつけない私…。

行動や言動で、すでにバレバレです…ぐすん。私が少し落ち込んでいると…。



「夫婦漫才は、また後でも良いから、早く行こうよ~席が取れなくなっちゃうよ?」


「んーそれもそっか!席に取れてから、改めて聞けば良いしね~」


榎本さんの絶妙なフォローが入る…ホントに助かります!!

愛生ちゃんの気を反らしたこともあり、榎本さんが私に近づいてきて…。


「持ってきたんでしょ?愛生ちゃんへのお弁当」


「え!?…うっうん」


そう、榎本さんが呟いてきた…榎本さんにもバレバレでした…あわわ、恥ずかしいよ!!


「朝比奈くん、朝からご機嫌さんだったからね~これは作ってきたな~!って」


「え!?あの…そんなに…分かりやすかったのかな…私って」


「うん!植草くんも気付いたぐらいだしね♪」


「……はっは…ずか…しい…」


もう、この場から逃げ出したい!朝からの私をやり直したい!!

顔を真っ赤にして、ショート寸前の私。何も分からずに、キョトンとしてる何時もの愛生ちゃん。

そんな私たちを笑顔で見守る、俊介と榎本さん。

…もうお家に帰っても良いですか?…と叫びたくなったのは内緒です。



食堂に着き、何時もの様ならば、私と榎本さんとで空席を探す…愛生ちゃんと俊介が、その間に購買にパンなどを買いに行く…はずなのだけど。


「じゃあ、何時もの様に席を確保しといてよ。ボクたちは買いに行ってくるから」


「あの!愛生ちゃん…これ」


購買へ買いに行こうとした愛生ちゃんを呼び止めて、トートバックからお弁当箱を差し出す。



「え!?これって…」


「…その、最近ね?愛生ちゃん、お弁当を持ってきてなかったから……あの、私は最近、お弁当を作り始めたしね?…一つ作るのも二つ作るのも…手間は変わらないから…その…」


私の中では、「はい!これ愛生ちゃんのお弁当だよ!!食べて~♪」っていうシナリオだったんですけど…うん、無理でした!…やっぱり私はそんなキャラじゃないよね……反省します!!

何時もの私の反応に、愛生ちゃんはクスッと笑いながら…。


「ありがとう!瑞樹、すごく嬉しいよ!!」


すごく嬉しそうに、私からお弁当箱を受け取ってくれた…良かった!…嫌がられなくて。

それを何も言わずに見ていた俊介が「買いに行ってくるよ!席の確保よろしく~」っと言いながら、1人で購買のほうに向かって行った…1人だけお弁当無しは何だか、かわいそうだよね…いつかは俊介の分も作ろうかな?何時も助けてくれるお礼を兼ねてね。



俊介が帰ってきて席に着く。それからみんなで「いただきます!」と手を合わせて、それぞれの昼食を始めた…。私はドキドキしていた…愛生ちゃんの様子を伺う。愛生ちゃんの好物のレパートリーで揃えてみた。鶏のから揚げに、卵焼き、ポテトサラダ…何回も味見をして、美味しく出来たはずから問題はないと思うけど…。やっぱり気になるよー!愛生ちゃんがから揚げに箸をつける…。



「んー瑞樹ーこっちを見過ぎ!食べずらいんだけど」


「へ!?あーごめんなさい!!」


私は慌てて眼を反らす。俊介と榎本さんがすごくニヤニヤとこちらを見ている。

だって!気になるんだもん!!せっかく作ったのだから「美味しい」って…言ってもらいたいし。

再び、愛生ちゃんがから揚げに箸をつけ、口に運ぶ。…う~ドキドキするよー。


「…うん!とても美味しいよ、瑞樹!!」


「え!?ホントに??」


それを聞いて、私は自然と顔がにやけてしまう…みんながいる前なのに…これはすごくヤバイよー!

でも、朝早く起きて頑張った甲斐があったよ…母さんにはホント感謝だね!

それから愛生ちゃんのお箸が進む進む…あっという間にお弁当箱が空になっていた。愛生ちゃんはすごく満足そうだった…それを見て私も満足~♪ホントに良かったよ。

それぞれ、ご飯を食べ終えて雑談と変わり、お昼休みを満喫していたら…突然の校内放送が。



『1年B組、朝比奈 瑞樹さん、和泉 愛生さん、至急、職員室まで来てください。…繰り返します』


担任の若林先生の声だ。突然の校内放送で食堂内がざわついていた。俊介と榎本さんが心配そうにこちらを見てくる。…でも私たちは、呼ばれる理由が分かっているので、特に慌てることもなく。



「あ、そっか!ママが学校に来たんだね!きっと」


「うん、そうだね」


「え!?どういう事なの??愛生ちゃん、朝比奈くんも…何で呼び出されたのか知っているみたいだけど…」


「まぁね!ちょっと職員室まで行ってくるよ。とりあえずここで解散だね。…行くよ、瑞樹」


「うん。俊介に榎本さん、また後でね」


私たちが職員室から帰ってきて、キチンと報告する方が良いよね!おばさんがあの件で学校に来ている…はずだから。心配する2人とその場で別れて、私たちは職員室に向かった。

「小説家になろう」に接続できなくてすごく焦りました…汗。少し見直しと修正してからこの話をアップしようと思っていたら…全然繋がらなかったし。

夜分遅くから早朝にかけて…運営様、本当にご苦労様です!!アップできて良かったです♪

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