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私の周りは恋愛絡み  作者: 癒月サクラ
6/27

5恋~逆ハーはイベントの後で~

今回は2年生オールキャラです。


一週間後......


~お昼ご飯中~

「ねぇ、真里。紗綾も」


百合が真里と紗綾を呼ぶ。

二人の頭に「?」が浮かぶ。


「最近、どう? 優とは」

「へぇ!? あっ......大きい声出しちゃった、百合が何で知ってるの?」

「それは、アドバイザーとして見守ったまでです」

「つまり、見てたんだね」


真里は百合にチョップした。


「あいたっ......急にチョップした」

「へぇ~、優と仲良くなったんだ~」


百合は頭を抱えてうずくまっている中、無視して紗綾は真里に

「おめでとう」と続ける。

真里は嬉しそうに「うん」と言った。


「そう言えば......前、冬斗と翔が紗綾のことで揉めてたよ」

「どんな話?」

「紗綾のことで話してたってことだけ......盗み聞きは良くないからねぇ~」

『百合がそれを言うな!』

「おぉ~! 揃ったっ!」


紗綾と真里は怒り気味で百合を挟むように席を立つ。

そして紗綾は仕切り直す。


「それはそうと、百合が冬斗と翔の話を逃すなんて珍しい」

「何かあったの?」


真里が紗綾の後に続き、その後百合は残念そうに語る。


「それがさぁ~、C組にいる双子の波瀬兄弟って知ってる? 紗綾は生徒会で知ってると思うんだけど」

「知ってるよ」

「私は知らないなぁ~」

「真里は知らないか。でね、その双子に一緒に帰ろうって言われたから、話聞けなかった」


紗綾と真里は「それは残念だったね」と言うが、とても心がこもってない。



『ご馳走様でした』


三人は揃って言った。


「昼休み、あと少しか~教室戻ろうっと。二人は?」

「うん。私もっ」

「私も教室に戻るわぁ~」

「じゃあ、一緒に行こ」


真里と百合が答え、紗綾は二人の手を引っ張る。


       *       *       *


キーンコーンカーンコーン

学校のチャイムが鳴る。


「えーと、午後の授業をします...が、今日は急な会議が入った為自習とします」


教室がざわつく。


「まず、このプリントやって下さいね。終わった人から自由時間とします。先生は皆さんを信用してるので隣のクラスの移動も良しとしますが、くれぐれも騒がないように!」


「自由時間」という単語を聞いて教室は何故か盛り上がっていた。

中には「皐月先生ー、大好き!」や「皐月先生ー、最高!」などの男子の声が聞こえる。ちなみに皐月先生は女担任教師だ。



~そして、大体の人がプリントが終わっている頃~


「自由時間かぁ~百合とおしゃべりしてようかな......」

「自由時間か......アイツ来るかもな......」


紗綾が言った後冬斗がボソッと呟く。


「紗綾、教室入っていい?」


翔が言う。

このとき冬斗は「絶対二人にさせねー」と思っていた。



「本、沢山借りとけば良かった......」

「これ、呼んだことある?」

「面白そう......」

「じゃあ、貸すよ。」

「いいの? 借りちゃって......」

「いいよっ」


その後に優と真里が会話をしている。

一方、百合は...


「ねぇ、橘さんって何か好きな食べ物ある?」

「えーと、スイーツかな......」

「じゃあ次僕いい? 好きなことってあるの?」

「好きなことは......スポーツの試合を見たりとか、遊んだりとかかな?」

「そうなんだ! それなら、僕たちの試合見に来てよ。部活に見に来たりでもいいから」

「あ、あの......」


結果、百合は波瀬兄弟に絡まれていた。

紗綾と話そうとしてたところ、二人が現れて捕まったというなんとも逃れられない状況になっていた。


「部活見に行くだけなら。試合は仲良くなってからでいいかな?」

「全然いいよ」


二人は心の中でガッツポーズをした。

百合は何故こんなに絡んでくるのか少しわかっていた、ただ確信は持ててない。そして、違うことで悩んでいた。


(神様、私じゃなくて紗綾の方! 紗綾の方にイケメン付け足して~。何で私まで参加しなきゃいけないの? 私って恋のアドバイザーだよね? そうだよね!? 自称だけど。見守る側なのに、参加をして......はぁ~)





百合は大きな悩みを持った。

*百合、ごめん。作者の私が悪かったww

さてさて紗綾、真里、百合それぞれ恋してますね。

一部、違うと思っている人がいますけど。

*次回はこの自由時間...じゃあなかった、自習で1年生たちの視点のストーリーになります。

*1年生で新キャラ有りです!

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