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私の周りは恋愛絡み  作者: 癒月サクラ
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4恋~双子と好きな人ー百合編~

4話目です。

今度は百合視点で描かれています。

今回はちょびっと短めです。

 

 

橘 百合。

高校2年の自称、恋のアドバイザーだ。



~放課後~

(さっき、冬斗に紗綾のこと話したら焦ってとても面白かった。

冬斗は分かりやすいと思う。

なのに、紗綾は気づかない。さすがに鈍すぎると思う。

それに隣のクラスの翔っていう副会長、紗綾のこと気があるみたい私の目は誤魔化せない!)

百合は色々考えていた。


(何としてでも冬斗とくっついて欲しいなぁ。翔は生徒会がある日が有利なんだよね、冬斗がいないから。冬斗は紗綾と同じクラスという特権を生かして恋を発展させないと)

少し経って、教室から聞いたことのある声が聞こえた。


「この声って冬斗、もう一人は......翔だ」


よくよく聞いているとどうやら紗綾のことだとわかった。

そして、百合は嬉しそうに言う。


「お~! 面白くなってきたっ。それでそれで~うちのクラスの方では真里と優が話してるねぇ~、ここも恋の予感が、青春だね~、さぁて、部活休みだから早く帰ろうっと」


百合が帰る、その時だった。

後ろから声をかけられた。それは一人ではなく二人、それも同時に呼ばれた。

「橘さん、一緒に帰りませんか?」と。


百合は振り返り相手を確認する。

相手は同学年の波瀬雅人(兄)と雅紀(弟)、双子の兄弟だった。


「えーと、いいけど。あ、今A組とB組はお取り込み中だからそーっとね」

「「わかった」」


二人にそういうと忍び足で離れる。

雅人と雅紀も忍び足。

百合は「少し待ってて、先生に渡すものあるから」と双子に伝える。

雅人と雅紀はうなずき先に下駄箱に行った。


「なぁ雅紀、橘さんに声かけたの俺の方が早かった」


雅人は雅紀に言う。

そして、雅紀は雅人にこう言う。


「いいや、僕の方が早かった」


雅人を始めとして言い合いが始まった。

それは長くも続かず、百合が来たとたんやめた。


「どうしたの? 私がいない間何かあった?」


(優しいなぁ~俺そういうところ好き)

(やっぱ、僕橘さんのことが...)


二人は「何でもない」と言って靴を履き替える。


(雅紀だけには負けたくない)

(雅人だけには譲りたくない)



いつか


この気持ちを打ち明けてどちらかが選ばれたとしても


その時は精一杯そいつを応援しよう。




と誓った二人は少しずつ


その日のカウントダウンが近づいてくる。

ついに、自称恋のアドバイザーにも恋の予感が...

この時点では百合は気付いてない感じです。

双子って好きな人まで好みが被るのでしょうか?

よくわかりません。

よくよく考えてみるとこの1日で一斉にイベントが発生するのは

奇跡だと私は思いますww 長々と失礼しました。

次回は普通のオールバージョンです。

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