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私の周りは恋愛絡み  作者: 癒月サクラ
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1恋~生徒会長~

今回は祝第一話目です。


私は鈴川紗綾。


生徒会長をしてる。

皆に私の悩みを聞いて欲しい。


「この状況どうすればいいの!?」


私は小野凛という書記の子に追いかけられている。

それだけならいいとする、その凛の後ろに穂積悟史という子が凛を追いかけている。

つまり、私が止まってしまうと凛が危ない。


よし、女子トイレに入れば......

そう考えた、私は凛に「女子トイレに入ろう」とコソッと言った。

凛は頷き一緒に女子トイレへ。


「会長、後で......」

うまく巻いた後、凛と別れた。

『何でこうなった?』

今、私の頭の中はそればかり。

今日は、文化祭のことで各部長や各学級委員が集まるだよね。

急がないと!


ガラガラ......


生徒会室のドアを開ける。


「紗綾。来たね」


副会長の翔が微笑みながら言う。


「15分前だけど、始めていいんじゃないですか?」

「そうだね~」


芽衣子が言った後、晴武が続けて言う。

そして早くやろう、という声が多かった。


「では、早く始めたいという意見が多いので、これから文化祭の場所を決めたいと思います。各自希望する場所を事前に決めていると思います。それを、このホワイトボードに書き込んでいきますので順々に部長は部活動名、学級委員は学年とクラスを言って希望する場所を言ってください」


紗綾が長々と説明した後、各部長各学級委員は次々に希望の場所を言う。そして......


「......では、これで異論はないですか? 皆さん、納得したようですので、これで文化祭の場所決めを終わります」


         *   *   *


生徒会が終わり、下駄箱に行くと幼なじみの冬斗がいた。


「どうしたの?」

「どうしたのって見ればわかるだろう? 待ってたんだよ」

「待ってたって誰を?」

「はぁ~、誰ってお前なぁ......(鈍感なのは昔からか......)」


呆れたように冬斗が言うと、言い直して「待ってたのはお・ま・え」と言った。


「え? 私!?」

「やっとわかったかぁ~」


冬斗は頭をかきながらふぅ~、とため息した後「帰ろぜ」と続ける。


「なぁ......今日お前ん家、お母さんが腕振るうって言ってたけど本当か?」

「え? 聞いてない!」


紗綾の母は料理が苦手である。何故こうなるのか、と問いたい位の料理の下手さだ。なので基本料理だけ紗綾がしてる。


「お母さんが......ヤバいなぁ、早く帰らないと家が......」

「ははっ、頑張れ~」

「笑い事じゃないよ~」


冬斗がこんなことを言った。


「家に帰ったら、焦げ臭かったりして~」

「ちょっと! フラグ立てないでよ~」



「ただい......うっ焦げ臭い」


その日、家に帰ると冬斗の言った通りになった。

見事にフラグ回収してしまった。

一話目読んでくださりありがとうございます。

紗綾の鈍感さが出てきました。

鈍感な人は身近な恋には気づかないことがこの小説で描かれています。一話っていうことで手汗がすごいですがこれからも宜しくお願い致します( *・ω・)ノ


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