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「ふうせんねこ」 せなけいこ作・絵
まさに絵で物語る絵本。
短い小さな絵本ですが、小さい子向けにわかりやすい言葉で書かれていて、絵と文字が連動しています。
せなけいこさんは「いやだいやだの絵本」や「おばけのてんぷら」などで有名な絵本作家さんですが、その世界観は独特です。
貼り絵を使ってわかりやすいのが特徴なんですが、私が思うに、このかたの作品のことごとくがシュール!
特にこのふうせんねこを初めて読んだときに自分が衝撃を受けたので、せなさんの作品で最初にこれを紹介してみました。
ふむふむ。
ふうせんねこは怒ってばっかり。
顔を真っ赤にしてふくらんで……。
そして最後は……え!?
という私の感想ですが、共感したかたも多いのではないでしょうか?
子供へのしつけというか、メッセージが込められているのはわかるんですが、そんな終わりかた!?という衝撃のが強く印象に残った作品。これがなぜかくせになる(笑)
せなけいこさんの作品のおばけがよく出てくるところとかも好きです。