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「だいじょうぶ だいじょうぶ」 いとうひろし作・絵
優しいほんわかしたイラストが、絵本の中にある優しいメッセージにとても合っていると思います。
「ぼく」はおじいちゃんととても仲良し。
毎日のように一緒にお散歩を楽しんでいます。
そこにあるのは当たり前の光景。だけど、とても素敵な発見や楽しさがあふれています。
けれど、ぼくの世界がひろがるにつれ、そこにはこわいことやいやなことも現れるようになりました。
けれど、そのたびにおじいちゃんが助けてくれます。
「だいじょうぶ だいじょうぶ」
優しいおじいちゃんとぼくの交流に、心が温まるとともに、人生の哲学のようなものも描かれているように感じました。
先日いとう先生の原画展とサイン会があり、この絵本にサインと素敵なイラストまで描いていただきました。ご本人もとても優しい雰囲気を持ったかたで、なるほどこういう方が描かれる絵本だからこそ、読む人の心を捉えるんだろうなと思わされました。
サインしてくださった絵本は、私にとっても大切な宝物となりました。




