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「からすのパンやさん」　かこさとし

まず、からすがパンやさんをしているという設定がメルヘンでいいです。

そんなからすのパンやさんに、四羽のあかちゃんが生まれました。

けれど、あかちゃんのお世話にてんてこまいとなって、からすのパンやさんにはだんだんおきゃくさんが来なくなってしまいました。

しかし、あかちゃんたちはすくすく大きくなります。そうして、こどもたちもいっしょにパンを作るようになりました。

そのパンのおいしそうなこと！

またしても私の食欲をそそる絵本！

おもしろいのは、いろんな楽しいパンが登場するところ。

やかんパン、さんごパン、じどうしゃパン、はさみパン、パンダパンにコップパンまで。

不思議なことにちゃんとそれがパンに見える！

そんなパンやさんのうわさは広がって、からすのパンやさんはひょうばんのお店になりました。

やっぱりおいしいものにはみんな目がないってことですね。