とある高校生作者の悲劇
小説投稿サイトで自作を公開している作者さんの多くは「読まれたい、評価されたい、何なら書籍化したい」と思っているはずです。
いかに読まれるかどうしたら人目につくのか評価を得るためには何をしたら良いのか……かなりの作者さんが頭を悩ませているのではないでしょうか。
執筆に集中せず相互活動や営業活動に勤しんでしまう作者さんもいることでしょう。つーかすんごいいるな。
例えば「あー俺様の傑作がなかなか評価されねぇなあ。クソみてぇな作品がランキング上位にいたり書籍化したりしてるのによぉ」と日々悶々としている高校生の作者さんがいるとします。
彼は某なろう流刑地サイトで活動していて冬のコンテストも春の短編祭りも参加しています。
高校生なので夏のなんたら甲子園にもエントリーできてしまいます。
その他にも大小様々なコンテストや公式自主企画がありますがそれについては参加したりしなかったりという感じです。
ユーザーによる自主企画は思うところあって不参加です。
そんな作者さんが冬のコンテスト(年末年始を挟んで二ヶ月くらいやってる)に自慢のウルトラ超大傑作「異世界でなんたらかんたらになった件」を毎日連載しているとある日応援コメントが書き込まれました。
某なろう流刑地サイトにアカウント登録して初めての応援コメントです。
もちろん彼の超絶スーパー傑作たちにこれまで評価はおろかフォローもレビューコメントも付いたことがありません。
反応が全くなくても彼の中ではハイパー傑作なのです。
あっ、そこ!
「痛い奴だなぁ」とか言わない!
ナイーブでお豆腐メンタルな完全内弁慶少年なんですから優しい目で見守ってあげましょう。
きっと全国の某なろう流刑地サイト作者の何割かは彼のような(ピーと長い雑音)なのでしょう。うんうん、きっとそうに違いない。
そんな彼に人生初の応援コメントです。
一体どんな素敵な読者さんから届いたのでしょう。
どのような心温まるコメントが書かれたのでしょう。
期待に胸を膨らませつつ彼は応援コメントを読むのです。
そこには……。
「また読みに来ます」
……では可哀想過ぎるので、本当はこちら。
「とても楽しく拝読しました。今までに読んだことのない唯一無二なミステリーだと思います。あまりの面白さに評価とフォローを付けました。私も小説を書いているのでぜひ読んでみてください(作品URLをペタリ)。これからもお互い頑張りましょう!」
「……」
彼の冬のコンテスト参加作品のジャンルは異世界ファンタジーです。
ミステリー要素は一切ありません。
なのにこんな応援コメント。
哀れですねぇ(ぷぷっ)。いや笑っちゃ駄目か。
あっ「こんなことある訳ねぇだろ!」とか思ったあなた。
それがあるんですよねぇ。
あの某なろう流刑地サイトのコンテスト期間中では日常茶飯事だったりします(「唯一無二」さんがいるかは知りませんが)。
むしろ応援コメントを書き込んでくれるだけまだ良心的かもしれません。
単に評価だけとかフォローだけとかあるいは応援ポチだけとかそんなボタン一つ押すだけ感覚で自分の存在を主張してくる輩がいるのです。
そして、お返しのフォローと評価や自作への誘導を狙ってくるのです。
今回例として挙げた彼がそれに応えるかどうかは皆様のご想像にお任せします。
私は彼がめげずに執筆を続けてくれることを祈りますけどね。
某なろう流刑地サイトのように何をしてもお名前が残る仕様だと相互活動や営業活動をし易いと思います。
だからと言って何をしても良い訳ではありませんし、ましてや他の人の迷惑になるのは以ての外です。
でもねぇ、それでも本当にどうしようもないくらいアレな作者が多いんですよ(ため息)。
某なろう流刑地サイトに限った話でもないんでしょうけどあそこの「アレな作者率」は異常なレベルなんですよ。
私はあの「何をしてもお名前が残る仕様」のせいなんじゃないかって疑ってるんですけどね。
個人的には相互活動や営業活動をせずに自作と向き合って執筆して欲しいと思ってます。
まあ、アレな作者たちに脇道逸れまくっててもらった方がまっとうにやってる作者さんたちにとっては良いのかもしれませんが。
ライバルが少なければそれだけ書籍化したり作家になれたりし易いでしょうからね。
なるほど、そう考えると相互活動や営業活動をするのに適したあの某なろう流刑地サイトの仕様はふるいにかける目的もあるのかもしれませんね。
……などとむっちゃ寒い雪の日に思う私でした。
エアコン設定温度26度なのに室温9度ってどゆこと?
ではでは!




