第二話:入学って、、おかしいだろ!
病室から出る。
ガチャリ――
この体は完全に治って、もう点滴や心電図は必要ないみたいだ。
重い足を動かしながら、俺の教室、1−Bに向かう。ちょうど今は4月なのだろうか、桜らしき木も咲いている。
人でごった返している。どこを向いても人、人、人。
「迷ったな...」
歩いて、歩いて、歩いた結果。
学校に入ってから14分、俺は全く知らない場所(一応学園内だが、)来てしまった。
もう誰も彼も居なくなっている。
どうしようかどうしようかとウロウロしていると、古風の階段を見つける。
「こんなところに階段?」
階段を下っていると、とある部屋に来た。
長方形の一面中真っ黒な部屋には、そこら中に研究レポートが積まれていて、一番奥にはデスクと座っている人影が見える。
「うわ、絶対入っちゃいけないやつだ......」
「何か用かね、アッシュくん?」
「うぴゃぁっ!?」
椅子をくるっと回してこっちを向いたのは、片腕がなく、黒い眼帯をして長く蒼い髪をひとまとめに結び、長杖を持った黒きタキシードの男?女?だった。
「そんなに驚いたら少し悲しいな、、、私は校長だよ。」
「こ、校長?」
「ああ、そうだ。」
「へ、へぇー......というか、質問したいことがあるのですが。」
「、、なんだい?」
妙な空気感が流れている。すごーく話しづらい。
「俺、この世界のこと何もわからないんですけど」
「適宜、説明しよう」
「へ?」
「わからなかったか?適宜、説明しよう。」
「......へ?」
「、、、、私は過去を記し続ける。私の生きる理由はそれだけだ。」
「へ?」
「さっきからへ、へ、と煩いね、君は。流石に面白くないよ。」
「へ?」
「なんでもないよ、アッシュくん」
「へ?」
「ふざけているんじゃないのかい?」
「へ?」
「こんな者をわざわざここに呼ぶべきではなかったな。」
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入学式時間は8時25分。現在時刻8時57分。
「うわ、やっべぇ、、、急がなきゃ。」
俺は階段を登り学校廊下へと戻る。その間も、校長はずっとオフィスチェアに座っていた。
続く
また次回も見てね!




