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これはただの少年が伝説になるまでの物語です。
もう何も怖くない。
そう思い、俺は意識を失った。
消毒液の香りが鼻を衝く。目を開けたら、白い天井が見える。心電図の音が聞こえる。機械の駆動している音もある。
俺は自分が置かれている状況について考える。
「俺は目覚めたら、この場所にいた。喋ることは出来る、体の感覚もある。白い天井が見えて、機械の駆動音と心電図が聞こえる。病院か?」
なぜここにいるのかがわからない。記憶がぼやけている。いや、だが、記憶はある。
硬いベッドに寝かされていることに気づく。体を起こそうとする。その時、左腕に痛みが走る。そこで気づいた。左腕がベッドに付属されている白いギプスで固定されていた。なぜだ。
「安静にしておくか。」
医師が入って来る。
「状態は良好です。左腕の損傷は回復、鼓膜は再生。」
「アッシュさん、起きてください。」
「起きているんですがそれは」
「一つ伝えなければいけないことがあります。それは、、、、」
「あなたは、記憶喪失だということです。」
序章 完
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