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ソウル・サクリファイス-THE WoRLD of souL sAcRiFicE〜世界の始まり〜

作者: 酒道

遥か昔、双子の神がいました。

理性と秩序を好む兄と、混沌と欲望を好む弟。2人の争いの末、理性と秩序を好む兄が勝利しました。

兄は天と成り、昼夜を四季を時を創りました。

天と成った兄から抑え込まれた弟は大地となり、その欲望を地中深くに溜め込んでいきました。

こうしてこの世界が生まれたのです。

大地の奥底に渦巻く弟の欲望はコブのように地上に現れ、それが人間と呼ばれるようになりました。

やがて人間は2つの種類に分かれていきました。欲望から生まれたことを恥じ、理性の神に祈りを捧げるロムルス人。

欲望から生まれたという宿命を受け入れ、欲望の神を崇めるセルト人。大地の力を意のままに操ることが出来たセルト人は長い歴史の中で大陸を収めていきました。一方のロムルス人はこの不可解で不思議な力を魔法と呼び、セルト人を魔と契約したものと決めつけ敵対視しました。

そしてロムルス人はセルト人に対して侵略戦争を仕掛けます。双子の神と同じ様に人間も対立し争い始めたのです。この長く激しい争いは後にオリンピア戦争と呼ばれます。

初めは魔法と呼ばれる不思議な力を持つセルト人が優勢かの様に見えました。しかし、魔法には大きな代償が伴いました。力を使うことで体が呪われたように蝕まれていくのです。

戦争が長引く中セルト人達には魔法の代償による被害が徐々に拡大していきました。一方、ロムルス人達は魔法に対抗する戦争技術を作り上げセルト人達を駆逐していきました。

戦争はロムルス人の勝利で幕を下ろしました。

現在、大陸はロムルス人の子孫が支配しています。僅かに生き残ったセルト人達はロムルス人の社会の中で虐げられる存在となりました。少数民族となったセルト人、彼らはその能力から魔法使いと呼ばれ、異端視され闇に生きる民族となりました。

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