表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

第1話  とっても心配・・・・・

『スキル』 それは、人が生きる上で一番大事なもの。

15歳になると女神から与えられる、魔物に立ち向かうための技能。

スキルが強いということは、魔物を倒し、富も名声も手に入れる勝ち組の人生が待っているということ。

スキルが弱いということは、人の役に立てず、負け組の人生がっ始まるということ。


俺、サンタシア王国アストラル公爵家長男の、ルーク・アストラルは今とても緊張していた。

(もし、弱いスキルを手に入れてしまったら、大変なことになる………)

それは、自身が公爵家長男という立場でありながら、国に貢献できなくなることの怖さが混じった思いだった。


「大丈夫ですよ、お兄様!」


そんな俺を慰めてくれる心優しい少女は、俺の妹であるシリリである。

銀髪のロングヘアーに、青色の瞳を持つ美少女だ。


「だ、だって、もし明日いいスキルを得られなかったらこの家から追放されるかもしれないんだぞ!?」

「だから、大丈夫ですよ!お兄様が弱いスキルもらうわけないじゃないですか!そんなうじうじしてたら、貰えるものも貰えないですよ!」

「う、ううぅぅ………」


だって、もうすぐ人生の分岐点に来るんだよ?

落ち着いてられるか!

でも、確かにうじうじしてたら何も始まらないよな。


「よし、俺は頑張るぞ!」

「うんうん、その調子その調子♪」


多分だけど、俺の人生で一番幸せだったのはこの時なんだと思う。

そして、俺はまだ知らない。

自信が最も恐れていたことが、直前まで迫ってきていることに………

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ