51.アステロイドベルト
おはようございます!
第51話
アステロイドベルト
「それは、本当なの?」と、聞いたのはエマリーだ。
「間違いないよ。あれはパブリチェンコの声だ」
「罠かもしれないわ」
「それは、あり得る」
パブリチェンコがキーナに何を言ったのだろうか?
それは、新テスラコイルの航行航路だ!
***
「キーナ・コスペル。聞こえるか?
新テスラコイルは、これからアステロイドベルトを通常航行で抜ける。
アステロイドベルトの手前に隠れている。
そして、木星を避け、トロヤ群を通常航行で抜ける。その後、亜空間飛行に入る。以上だ」
「おい、パブリチェンコ。返事をしろ!」
そんなやり取りが、先程あったのだ。
どの機体がパブリチェンコなのかは、分からなかったが、彼女はいたのだろう。
しかし、どのみち、アステロイドベルトは、通常航行で行くしかない。
亜空間アウトしたところに、小惑星があれば、小惑星に突っ込むことになるので、アステロイドベルトは通常航行しかありえない。
ただ、木星を避けてトロヤ群に入るのは、何故だろうか?
「木星の重力を避けたのでしょう」と、マイコーが説明した。
「本来、宇宙船としては、非力な新テスラコイルですから、やや寄り道をしてでも、強い重力圏は避けたいのです。
しかし、本船はこの程度の重力圏は突破出来ます」
「それに、アステロイドベルトもトロヤ群も待ち伏せや地雷の設置をされると厄介です」とヤマトが言った。
確かに、不慣れな小惑星帯での戦闘は難しい。
地雷があるかもしれないと言うだけで、慎重にならざる得ないのだ。
アステロイドベルトは仕方が無いとして、トロヤ群は避けるべきだろう。
そして、それが相手の狙いだろうなぁ。
「それと、相手がアステロイドベルトの手前にいるとして、どれぐらいで追いつく?」と、エマリーが科学者達に聞いたところ、
「いまのところ、3日程度は必要です」と、ハマーが答えた。
誰も言わないけど、追いついたとして、宇宙戦艦の様な波動砲とか、銀河を切り裂く様な伝説の巨神の力があるわけでも無いんだよな。
まさか、乗り込むんかい!?
白兵戦か!?
元とはいえ、仲間内たぞ!
無抵抗の奴を撃つのは、精神衛生上、良くないんだよ。
「やはり、木星の重力圏を突破してから、亜空間飛行に入りましょう」
と、エマリーが皆に指示を出した。
※科学者
テスラ博士の助手で、
マイコー
ハマー・コウ
朱杜康
の三人がいる。
テスラ博士が研究所長、マイコーが副所長
読んで頂き、ありがとうございます。
次回もよろしくねぇ!?




