45.城主様
おはようございます。
第45話
城主様
エマリーと私は、城主様の部屋を出て、ハンネ様の所へ帰る途中であった。
「エライことになったね」
「うん、なったね」
と言う二人は、全身からは汗が吹き出していた。
さて、エマリーが言うには、
「城主様って、なんかアニメのキャラクターみたいだったね」
確かに、そうだ。
なんで、あんなカッコしていたんだろうか?
「うん、変わっていたね」
「そう、昔のアニメのZガンダムのハマーン・カーンみたいだったわ。声は榊原良子さんみたいではなかったけど」
「えっ? ハマーン?」
「そうよ。ピンクの髪で」
「いや、私にはエルガイムのポセイダルに見えたよ。真っ白で」
「「!?」」
またか!?
格の違いは分かったが、どういう魔法なんだ。
城主が、どういう魔法を使い、どんな人物なのか?
私が、それを知るのは、まだ先であった。
まあ、知って、腰を抜かすのだが。
***
先週は、そんなことがあったのだが、今は宇宙空間で、敵の戦闘機に襲われている!?
ヒィィ!
こんな時は、ロボットでも用意してあって、「カタパルト接続、行きまーす」とか言って、やっつけに行くのが、定番のはずだ。
だが!?
「うちも戦闘機を出しましょうよ」とエマリーが言うと、
「はい、エマリー司令官。ファイターが10機あります」
あぁ、ロボじゃないんだ。
そして、こちらが戦闘機を出撃すると、敵は亜空間に消えていった。
「ジョンの奴め!」
しかし、ロボット、欲しいよな。
ウ~ン、ガンダムとかより、サテライザー※が良いな。
デカさで、ひき殺すみたいなことが、出来そうだし。
ただし、二人乗りなんだよね。
コパイロットはダレ?
他には、マジンガーとかゲッターロボは、宇宙のイメージは無いよね。
ゲッターロボは宇宙開発ロボらしいけど。
あと、イデオン?
みんな死んでしまいそうだから不可です。
宇宙に来て、ロボットが無いなんて、なんかストレスだよ。
そうこう、ブリッジでモンモンとしていると、新たな敵が亜空間アウトして来た。
なんと、一人だ。
機数が一機と言うのではない。
これは、一人なのだ。
宇宙服を着た者が、戦闘機の上に立ち、話し始めた。
「おーい! ここ空気ないぞ。話してもダメやぞ」
すると、通信が入った。
「キーナ・コスペル、出てこい! 私はカチューシャだ!」
なんと、先日、腕を切り落とされたカチューシャが一人で、戦いに来たのだ!
次回の時空の魔女は、やはり相手にしないと駄目ですか?
※サテライザー 惑星ロボ ダンガードAの主役機。
サテライザーが飛行体型で、ダンガードエースがロボット体型。
もともとは、200メートルの宇宙船を戦闘機に改造したので、バカでかくて軽い。
二人乗りで、メインとコパイロットがいる。
声優さんは、ゲッターチームだったりする。
読んで頂き、ありがとうございます。
またねぇ。